2ヶ月育休を取って。

今年6月に第1子が生まれ、
7月中旬〜先週末まで約2ヶ月の育休を取りました。
自分にとっての記録と、
あとは男性の育休中過ごし方の参考に少しでもなればいいなと思い、
あれこれ書いてみようと思います。

まず、快く送り出してくれた職場の上司と同僚にとても感謝です。
僕もこれまでは
「育休は権利なんだから堂々と取るべき」なんて思っていたんですが、
いざ自分がその立場になると、不在分のしわ寄せは誰かが負わなければいけないことを痛感して、実際迷惑もかけたと思います。
それでも2ヶ月の時間をくれた皆様、ありがとうございました。

それでは、思い出しながら書いてみたいと思います!

大前提は「半分ずつ」

育児に限ったことではなく、
僕は家庭において男女の性差はないと思っていて
(僕が服を畳めないのは男だからじゃなくて、ただ不器用だから)
妻だからこれをする、夫だからこれはやらなくていい。
なんてことは一切ないようにしたいと思っています。

家事も、生活も、結婚式のことも、
全部ふたりで相談しながら決めて、できるだけ半々にすることを意識してきました。
できなかった料理も覚えた。

育児も同じで、全部を共有して、たくさん話して
どちらかに負担がよらないように分担して
一緒に苦楽を共にしたいなと。まあ楽しいことばかりがいいんだけど。
だから育児も半々に。
それが僕の大前提でした。

「育児ブログマニア」だった経験から

僕は子どもができる前から、育児の知識がわりとありました。
というのも、まだ妻とも出会っていない独身時代から
育児ブログを読み漁るという謎の趣味があって、
もう何年にも渡って、いろんなお子さんの成長と、
それに伴うお母さん方の喜びと苦悩を読んできました。
(おすすめは猫の手貸してうちのこざんまいギブミー睡眠など)

そうして、世の新生児を持ったお母さん方の最大の苦悩は
睡眠時間が取れないことなのだと自分なりに思いました。
深夜の授乳などはもちろんありますが、
睡眠不足が精神的な余裕のなさや疲れに繋がると思い(そりゃそうだ)
出来るだけ、妻に睡眠を取ってもらうことを心がけました。

心がけたこと3つ

というわけで、育休期間を迎えるにあたり
意識したことは3つ。

まずは上記の
・妻の睡眠時間を確保する
具体的には、深夜と明け方の授乳は妻にお任せして、
朝早い時間は妻に子どもを見ていてもらう。
僕は朝9時ごろに起きて、バトンタッチ。
妻には昼まで寝てもらう。
その間にお腹が空いたら搾乳かミルクをあげる。
というのを午前中のルーティーンにしました。

・妻にひとりの時間を作ってもらう
「24時間、子どもと一緒にいたい」というお父さんお母さんも
たくさんいると思います。
でも僕はどんな環境でもひとりの時間は必要だろうと思ってしまう人なので(というか僕もひとりで遊びたい)
妻にも自由に使える、育児から解放される時間を作ってほしいと思いました。
育休前半はそんなことしてもらう余裕も自信もありませんでしたが、
後半はペースも掴めてきて、
妻にひとりランチ、映画、美術館などに行ってもらえるようになりました。

で、最後は上2つを実現するために必要なことで
・授乳以外は全部ひとりでできるようになる
ミルク、オムツ替え、寝かしつけ、着替え、沐浴。
ぜんぶ妻がいなくてもひとりで出来るように覚えました。
(寝かしつけのコツは寝るまでやること)

安心してもらわないと妻もゆっくり寝たり、お出かけしたりできないし、
なにより子どもがかわいそう。

寝る前は必ず授乳してもらっているので、
それ無しだとどうなるかわからないけど、
少なくとも半日ぐらいは僕と子どもだけでも過ごせるようには
なったと思います。

もう子どもとはすごい仲良しになりました。
朝、僕が起きてくるとめっちゃ笑うんだよ、超かわいい。

仕事復帰してから

仕事がはじまって、
育休中のような過ごし方はできないけれど、
でも2ヶ月で体に染みつけた
「子どもとの24時間」っていう体感を持っているのは、
なんかすごく意味のあることだと思っています。

すいません、24時間とか言って、
ネトフリで相席食堂見たり、ニンテンドースイッチでなぜかいま妖怪ウォッチにハマったり、ちゃんと遊んでたわ。

まあとにかく、
子どもと、子ども育てる親がどのように過ごすのか、
もうこれは実感として持てました。
その24時間から見える子どもの面白さや大変さを知れたのは、
これから育児をする上で、
そして妻や子どもと関わっていく上で、
すごく良かったです。
妻とも2人の時よりもっと仲良くなれた気がする。

24時間、誰かひとりのことをずっと気にすることなんて生きてきてなかったから、新鮮で常に面白かったです。

おまけ

直接育児と関係ありませんが、
仕事の上でも育休はよかったです。

僕は一度、転職してるんですが、
転職ギリギリまで働いていたので、
2ヶ月も仕事を休むなんて生まれて初めてでした。

仕事から離れると、
自分の仕事や職場を客観視できたり、
同僚のすごさに気づけたり、
会社の福利厚生に気づけたり、
あとなによりリフレッシュして「仕事がんばろ」って思えるので、
復帰して、なんかいい仕事が出来そうな気がしてます。

というわけでダラダラ書いてしましたが、
いいことだらけの育休、おすすめです。
育休、もし悩んでる人がいたら、
1ヶ月でもいいから取れたら、きっとすごく楽しいと思います。

ちなみに、相席食堂は全部見たんですが、
渡部陽一さんの津軽海峡の回、千原せいじさんの野毛の回がめちゃくちゃ笑いました。オススメです。

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