ストックと出し惜しみ。ピニャコラーダ。

noteをはじめる前、
古賀史健さんに
「まず3ヶ月書いてごらん。一旦書くことがなくなるから」
みたいな話をして頂いた。

「一旦書くことがなくなる」というのは、
「誰でも、自分の思い出や、普段思っていることを出していけば
3ヶ月分ぐらいのストックがある」ということだと思う。
そして、その思い出と思いのストックが切れてからが勝負なのだと
なんとなく思っている。

いまのぼくといえば、
そんなせっかくの貴重なアドバイスを取り溜めるかのように
投稿のネタを思いついては、取り溜めている。
正確には、書くギリギリまで「これならかける!」という
ネタを持っておいて、
直前でも何か別のことが思いついたら、そっちに差し替えている。
そして、「これからかける!」のストックがひとつ増えるのだ。

今日は別のことを書こうと思っていたんだけど、
やっぱりピニャコラーダのことを書こうと思う。
いま、ぼくは風呂上がりにこの文章を書いているんだけれど
お風呂で読んでいた雑誌にピニャコラーダのことが書かれていて、
それで急遽差し替えた。
またストックがひとつ増えた。

さて、ピニャコラーダ。
雑誌に書かれていたのは
「村上春樹作品のピニャコラーダ」のことだ。
「岡村ちゃんのカルアミルクと、村上春樹のピニャコラーダが
憧れのカクテルだ」と書かれていた。

『ダンスダンスダンス』に登場する、
ハワイのビーチで飲むピニャコラーダは
とにかく美味しそうだ。
ぼくが本作を読んだのは高校生の頃だったので、
ピニャコラーダの味は知らなかった。
でも、おとなになって初めて飲んだピニャコラーダは
高校生の頃に想像していた味とあんまり変わらなくて、
しっくりと美味しく、心地よく飲むことができたのを
さっき急に思い出したのだ。

いまではピニャコラーダを飲むことなんてほとんどないけど
そもそも、ココナッツミルクの味もパイナップルも大好きだし、
またこうやって書いていたらすごく飲みたくなってきた。

そういえば、
『ダンスダンスダンス』を読んでから、
しばらくハワイでピニャコラーダの飲み歩きをするのも夢だったな。。
飛行機嫌いなぼくが死ぬまでにハワイに行くかわからないけど
こんなささやかな夢をストックしておくのも、なかなか悪くなさそうだ。

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