見出し画像

自分を守ろうとしない

苦しい思いは、誰だってしたくない。

もちろん私だって、そう。

これまで私はまず第一に、自分が苦しくなる結果を招きそうな選択を避け。

それ以外の選択肢から、良さそうなものを選んできた。

でも、いったんそれを始めると、いろいろ深追いしてしまうようになる。

「こうなった場合には、あれを選んでも苦しくなるな」

「いや、そっち選んでも、この場合には当てはまらないなぁ」

そうやって、いろんな場合を妄想して。

結局、自分で選択肢をなくしてた。

でもね、そんな“場合”なんて、たいがい来ないんだよね。

来もしない“場合”ばかりを重視して、選択肢を失い、自由を失い。

せっかく目の前にやりたいことや、夢中になれることが現れても、選べる選択肢が残ってなくて。

新しいことを始めるときには、もれなく付いてくる、当然の不安の影響もあって。

いつもいつも、「今回はやらないでおく」を選択してきた。

それ以外の選択はできないと、信じ込んできた。

でも、冷静になって考えてみると。

いつだって「やってみること」も、選べたんだよね。

終わってからそれに気付いても、もう遅くて。

後悔だけしか、残らない…。

結局ね、私の体験からすると。

傷つかないよう自分を守ることが、実はいちばん、自分を傷つけるんだよ。

しかも、傷つくことから逃げれば逃げるほど、オートマチックに選択がなされるようになり。

当の本人が蚊帳の外に置かれ、選択の自由が奪われていってしまう。

だからね、私、もう自分を守ろうとしないことにした。

傷付く経験が、自分を大きくし。

最後には確実に、満足を運んできてくれる。

そう信じて、むしろ積極的に傷付く経験をすること。

失敗をすること。

結果を恐れるのではなく、過程を思う存分、楽しむこと。

「ああ、失敗しちゃった。じゃ、次、行ってみよう!」って、くらい。

軽やかに生きていくことに、決めた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?