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信頼する

いろんなことが見えてきて。

ちょっと、目線の置きかたに迷うことがある。

こちらの視点ひとつで、見えてくる世界がまるで違ってくるからだ。

ただ同時に、自分の中の“感覚”に対して、少し信頼が置けるようにもなってきている。

とはいえまだ「もしかして、信じちゃってもいいかもなぁ」といったくらいの、半信半疑の信頼だ。

だから、迷ってしまう。

これが確信に変われば迷うこともなく、思考のない状態がデフォルトになってくれるのかもしれない。

でも、これまで私、“信頼する”って行為をしてきてないから。

常に戦闘態勢で、周囲を警戒してばかりだったから。

私の辞書には、“信頼”って言葉がないのが、現状なのだろうと思う。

ようやく、緊張は解けてきて。

行動を起こせるようにもなったし、人と関わることもイヤじゃなくなってきたけど。

自分を含め、信頼できる対象がない。

…と、いうか。

信頼の、しかたが分らない。

なるほど、「傷付いた野生動物みたい」って、このことか。

助けようと近付いて来てくれる人に、総毛立てて、唸り声を上げ、身構える。

舐められちゃいけないと、精一杯、凄む。

お腹を見せて、シッポを振っちゃえばいいのに。

あなたを信頼しますって、身を任せちゃえば、それですむのに。

やっぱり、いまはまだ抵抗がある。

そこまで、行けてないんだな。

自分を信じなきゃ、人は信じられない。

逆もまた、しかり。

人を信じなきゃ、自分は信じられない。

自分を、信じたい。

ここまで私を導いてくれた、私自身を。

でも確かに、それには少し時間が必要なのかも。

なのに、自分に対して「できてないじゃん」って言ったって、仕方ないよねぇ…。

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