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製作ノート(27)笑の内閣ソウル公演の時のこと

ファックジャパンが出演する笑の内閣が、まもなく東京公演らしい。お話をいただいた時、京都の若い劇団に出演することがあまりないので嬉しい、と彼は言ってました。
せっかくの、東京の皆様に観ていただける機会ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

笑の内閣『ただしヤクザを除く』
≪東京公演≫ 11月7〜11日 こまばアゴラ劇場
≪京都公演≫ 11月27日〜12月1日 THEATRE E9 KYOTO
https://m.facebook.com/warainonaikaku


笑の内閣は何かとご縁のある劇団なのですが、
そういえば、私・植村は、彼らの韓国公演の制作を手伝わせていただいたこともありました。

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2017年春、『ツレがウヨになりました』という作品を、ソウルで上演しまして。その帯同制作として参加させていただいてました。

当時、情勢的に北と南の関係が危うくなってた(と日本で多く報道されてた)時期で、万一何か起こった場合にどうするのか、をたくさんたくさん考えた。まあ実際には何も起こらなかったわけですが。そういう心配は、地元を離れる時には付き物なのだろうなあ・・と改めて思います。

『ツレがウヨになりました』は、特にインターネット上で隣国のことを悪く罵る、いわゆる「ネトウヨ」の問題を題材にしたラブコメディでした。当時はまだコメディとしてそれを観ることができていたなあ・・と今となっては思います。
ソウルのお客さんにどのように受け止めてもらえるだろう・・と思っていたのですが、一緒に笑ってもらえて、嬉しかったです。

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あの公演の時のソウルでの思い出は、
大学路で私が気に入ってる、キンパブ屋台とサムギョプサル屋などに行ったこととか、
滞在中に私が一番使う韓国語は「따뜻한 아메리카노 주세요(ホットコーヒーをください)」だなあと気づいたこととか(これは今もそうです)、
派手なネオンの노래방を「これは絶対イヤラシイお店だ!」と騒いでた男子たちに「カラオケ屋だよ!」と突っ込んだこととか、
前説でちょっとだけ韓国語を喋ったこととか(基本的には韓国のスタッフがやってくれてたのだけど、日本から来たお客さんもいたので私も日本語前説をやる事になり、挨拶だけは韓国語でしました)、
です。

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たくさん、貴重な経験をさせてもらいました。

ソウルで過ごすたび、この街を劇団衛星のみんなと歩ける日を夢想します。ソウルの私の友人知人に、次は、私の本拠の作品を観ていただけるのを楽しみに、実現に向けて奮進します。


2019年10月30日
劇団衛星プロデューサー 植村純子


劇団衛星『珠光の庵〜遣の巻〜』韓国語版
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劇団衛星の活動継続と公演の実現に向けて、みなさんのサポートを、ありがたく受け取っております。応援ありがとうございます。