劇団ねこのバロン第3回公演「大人の友情実験室」役者紹介（その3 最終回）
公演稽古も佳境に達する中で更新が著しく滞りました。
今更感がありますが、役者紹介をまとめて掲載します。本当は公演前に掲載するはずでしたが、公演後掲載ですので、役柄についても載せました。
緑風はるか役 蒲ヶ原由紀
由紀ちゃんは、ねこのバロンに参加するのは前回の「再びの、生きがい」に続いて2回目。ねこのバロン若手双璧のひとりです。
前回は、姉妹のうち、ちょっと奔放でありながら、おじいちゃん思い、おばあちゃん思いの優しいお姉さん役をやりました。
今回は、それとは似ても似つかない超クセ強の環境活動家をやりました。
特にこうやってくれという指定はしていないのですが、脚本で表すよりもクセ強の環境活動家を演じてくれました。しかも本番間近になってくるとそのクセに磨きがかかってきました。できればお会いしたくない活動家です。
由紀ちゃんと私はねこのバロン以外含めて4回共演があります。いつも感じるのですが、いつの間にか台詞を入れて脚本を離している妙手であります。でも、今回はちょっと苦労したようです。
星野葵役 橋本えり
えりさんは、今回ねこのバロンに初めて参加してくれました。
日常的には、アイビス山村組で活躍されています。
私 折笠、制作鯵坂ともに、他の劇団公演に参加したときに共演したり、アイビスの公演を観に行ったりと全く知らない間柄ではありません。
えりさんの参加が決まった時、どのような役を与えるのが良いかイメージが出来上がるほどの方です。それがクセ強女優です笑。
始めは役作りが遠慮がちでしたが、もっと女優を前面に押し出して欲しいと何回もコメントし、イメージどおりの女優を演じてくれました。
本人曰く、アイビス箱入りとのことで、今回ねこのバロンに参加して、アイビスとは違う空気を吸って楽しく、勉強になったとコメントいただきました。
良かった！
小笠原ゆり役ゆっこ
ゆっこちゃんは、旗揚げ公演の撤収から参加してくれ、その時旗揚げ公演を観て気に入ってくれて入団してくれました。舞台に立つのは前回に続いて2回目、由紀ちゃんとともにねこのバロン若手双璧のひとりです。
前回は由紀ちゃんとの姉妹役の妹で、奔放な姉と違って、いかにも妹という感じの若干おとなしめの役を好演してくれました。
しかし、今回はこれもまたその片鱗を感じさせないメンヘラ系コスプレイヤー系ユーチューバー役を演じてくれました。衣装も本当のコスプレイヤーの方からお借りしたものを着ました。知っている方も多いと思いますが、刀剣乱舞に出てくる「大和守安定（やまとのかみやすさだ）」。これがよく似合ってました。
最初は弱々しい感じで登場するのですが、感情の起伏が激しいメンヘラ的役回りです。回りくどい台詞回しもあり苦労しましたが、最後になって急激に変化してくれました。本人曰く、何かが振り降りてきたようです。
中村裕之役折笠安彦
自分の紹介を書くのはなんともやりにくいのですが、書きます。
劇団ねこのバロン主宰、兼座付作者、兼演出、兼役者です。メンバーからはオリさんと呼ばれています。珍し目の苗字（鯵坂や蒲ヶ原もかなり珍しい）なので、ほぼ聞き返され、折原とか折坂と間違えられます。すみません、脱線しました。
演出をしているので、どうしても役者としての登場機会や台詞量は減らさざるを得ないのですが、メンバーからは台詞を減らしていると思われています笑。
中村というのは定年間近の平社員で、ちょっと気弱で冴えない人物なのですが、会社生活では与えられなかった重要な役を与えられると張り切ってしまうちょっと調子の良い人です。
でも、その実はバリバリの研究者で、演技をしている人物。二役を演じられるという特権を自分に与えました笑。
岡本節子役髙橋ゆき
ここまで書いていてもしかしたら気がついた方がいるかもしれませんが、ねこのバロンの女性は、由紀、ゆっこ、ゆきとみんな「ゆ」繋がりか、えみ、えりで「え」繋がり、男性は安彦、和彦と「彦」繋がりです。
髙橋さんは、折笠、鯵坂が劇団かに座にいた頃からの付き合いです。3人ともかに座は退団しているのですが、その後髙橋さんが参加していた「MAロッキーズ」の公演に折笠、鯵坂が呼ばれて再開したことがきっかけでねこのバロンにも参加してもらいました。
岡本節子は作家で、個性的な登場人物の中にあって、作家というちょっと文化的な香りのする役回りになるはずでした。しかし、脚本を執筆するうちに段々と個性的な役となっていきました。ただ、作家然とした部分とクセ強の部分の役をしっかり分けるように作り上げました。その声と凛とした振る舞いは評判を呼びました。
以上で全員の役者紹介を終えますが、せっかくなので既に公開済みの長沢和彦、鯵坂えみの紹介も更新することにします。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
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