多摩シャルソン2019を終えて

今年も多摩シャルソンを大盛況のうちに終えることできました。
 2019年10月5日(土)10:00きっかりに聖蹟桜ヶ丘に集まった約30名ほどのシャルソンランナーがそれぞれ思い思いのルートで多摩の街を巡りました。多摩シャルソンを始めたのが2015年なので気がつけば5年間で4回の開催となっています。もともとは他のシャルソンに参加して、楽しかったので自分の街で開催してみたいと周りに話をしていたらいつの間にやら開催していたという感じでした。(ちょうどその時に、協力してくれる仲間がいたこともとっても大きい)

(※シャルソン:ソーシャルマラソンの略 決まっているのはスタートとゴールのみ。1日かけて自由に街を巡ってアフターパーティーで体験したことをシェアして一番面白い体験をした人が優勝というイベント。ご当地シャルソン協会が取りまとめをしている。多摩では2015年から開催し続けている。)

 今年のシャルソンで良かったことは、参加者ひとりひとりにアフターパーティーの場で一日の出来事や感想をきちんときちんとシェアできたところだったと思う。パーティーの場でワイワイガヤガヤ個別に騒ぐのもいいけれど、ゴール(シャルソンの場合はゴールタイムではなく一日街を走ることを通して体験すること)に至った体験をみんなでシェアして街の場所としての良さ、そこで営んでいる人々の良さをランナーを通して再発見できることが重要だと考えている。また、アフターパーティーだけでなく走っている最中に出会う人々との交流もとても大切。そこがないとソーシャルではないからね。

 シャルソンは走る手段を選ばないので誰でも参加できるというところもいいところ。今回は、運営メンバーに介護関係の人もいたことから、車椅子の参加者もみられた。また、「普段訪れることのない場所へ行けてよかった」や「給○ポイントの人がどこも親切でとても気持ち良いシャルソンだった」、「参加者の雰囲気が良かった」など嬉しい声をたくさん聞くこともできました。中には、「参加して楽しかったので今度は自分の街で開催したい」という声まで。
これはシャルソン開催して本当に良かったと思う瞬間です。

シャルソンで変えたこと、苦労したこと

 今回のシャルソンでは、イベント開催に慣れたスペシャリストや今まで開催していなかった地域に詳しい人などの新たなメンバーも加えて準備を進めました。特に変えたのは、きちんと組織化したほうがいいということで運営委員会というのを立ち上げたところ。こうしたおかげで市の後援を受けることができたり、スタート地点として市内では有名な広場を借りることができたし運営資金を協賛と言う形できちんと得ることはできたと思っています。
 また、シャルソンを開催する毎度のことですが人集めに苦労しました。(特に目標参加者を100名として、市や協賛先、給○ポイントの関係者へ伝えていたので)特にイベント開催を市の広報誌に載せてもらい、市内各所へのチラシ掲載や給○ポイントへのフライヤー設置などを今までも広範囲におこないましたが、「シャルソン」がどういったものかが伝わっていなかった(と思っている)ために参加に繋がる数は少なかったです。逆にfacebook(シャルソン自体がfacebookを活用するスタイルなため)や運営関係屋の口コミやリピーターからの反応はよく、参加者のほとんどはこれらの人たちでした。(シャルソンのことをなんとなくわかってくれた人々とういうこと)でも、結果としてはこれが良かったのだと思っています。なぜなら、シャルソンにはシャルソンを理解している人々の参加が必要(だと思っている)で、その人たちが生み出す雰囲気が伝播することで、シャルソンが盛り上がっていくからです。思い起こすと、第1回のシャルソンの時は多摩からの参加者はシャルソンを知らない人だらけ、でもシャルソン経験者が結構な割合で参加してくれたので、それが、多摩シャルソンのベース作りになったと思っています。今回もリピーターが半数ぐらいいたので初参加の人を巻き込んで交流してくれたのはすごく助かりました。こうして、参加者の輪が広がっていって少しずつシャルソンが浸透していくのであれば今ぐらいの規模(30名ぐらい)がちょうど良いとおもいます。無理にシャルソンを広めるのではなくじわじわっと広がっていく形ですね。
 もし、今回100名参加していたら、確かに一つ一つの給○ポイントへいく人も増えるし、街中で多摩シャルソンを着た参加者がそれなりの数になるので目立ったとは思います。ただ、シャルソンの良さは少し薄まっていくのかなと。(単なるスタンプラリーになってしまうのではないか、また参加者同士が道端で出会っても交流が生まれにくいのではと思う)そして、なによりアフターパーティーで1日の出来事をみんなと共有することが難しくなってしまう。イベントとしては「街を巡れて楽しかった!」となるとは思うけど、シャルソンで一番大切(だと思っている)な交流しながら街を楽しむ形にはなりにくいと思う。イベントは人を集めてきちんとやるのがいいとされているけれど、「シャルソン」は性格上そうなればなるほど「つまらないもの」になっていってしまうのでは?と今回開催してみて思った点でした。そういう意味でも今回のシャルソンの参加者規模はちょうどいいと思いました。だから、「毎回人が集まらない」と悩んでいたけどそれは参加者が多いことを望んでしまったからであって、そこまで悩む必要もないのかなと。

増えた給○ポイント**

 もう一つのポイントが給○ポイントの数。第1回から第4回まで毎回給○ポイントは増えてきました。これは、運営メンバーが増えていく中で紹介してもらう場所が増えてきたからで、こうして、毎回、多摩市内の素晴らしいお店に給◯ポイントとして参加してもらえることは嬉しいです。ただ、今回はスタートとゴール、給◯ポイントの位置関係から、人が多く行くところと、行かないところにかなりムラが出てしまったのと、給◯ポイントのいくつかの方から「せっかくきてもらったのにみなさん時間を気にして急いでいた」と言う声や、「きちんとルート決めてもらわないと」という要望まで・・・(これはシャルソンの自由度から外れるんだけど)。個性的なポイントが増えていくのは嬉しいのですがあまり増えすぎると、参加者が忙しくなったしまうし、給○ポイントも期待外れとなってしまう。そこで、敢えてシャルソン として案内する給◯ポイントは減らすのも有効ではと考えています。なぜなら、シャルソン は参加者が自由に街を巡って発見するのが目的ですが、今のままだとスタンプラリー化してしまうと感じているから。
「いやっ、それが面白いんだよ!」と言う声もあるでしょう。確かに参加者を増やして給◯増やしつつ、特別な催しを組み込む方向は常識的考えれば、良いことだけど、それだとシャルソンの特徴であるソーシャル(社交的)な部分と自由で想定外の発見が落ちてしまうので、開催するとしたらシャルソン形式ではなくロゲイニングとか街めぐりスタンプラリーの方がいいのかなと。だから、減らしたいと思う。

非日常→日常へ

 ここまで、参加人数と給○ポイントをあまり増やさないという方向性を綴ってきましたが、決してシャルソンを秘密にしたいわけではなく、一人でも多くの人に知ってもらいたいとは思っています。(ここは本当にジレンマですね。多くの人に知ってもらうには参加者が多い方がいい、でもソーシャルな部分が薄まる・・・)だから、毎回ある程度の参加者の入れ替えともっと気軽にシャルソンができる仕組みに変えていくのがいいかなと考えています。極論を言ってしまえば、準備も不要、やりたい時にやりたい人がTシャツを着て走り出せばそれがシャルソン(Tシャツもいらないかも)それで発見したことをどんどん多くの人とシェアしていけばいいし、街の人(給○ポイント)もシャルソンを知っていれば、わざわざのぼり旗なしでもランナーがくれば交流が生まれる。そんな街になれば、もっともっと街は楽しい空間になると思う。

 なので、人や給◯を、多く揃えた大きなシャルソン ではなく、小さなシャルソン をいろんな人が気軽に開催できるスキームを作って、それをサポートするのがいいかな。(運営したいって声もいくつか貰ったので、じゃぁ自分でやりなよって感じなのと、その方が回数も多くできるので、シャルソン を多くに人に知ってもらえる)

などと、少し思いを巡らしてみつつ、シャルソンが浸透していく可能性を探ってみようと思う。

#多摩シャルソン #総括 #シャルソン

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中小企業診断士、ノルウェー文化普及活動家です。

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