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IT先進国になれるのかな?

先日、近所の税務署へ行ってきました。この日はちょうど確定申告の期限の日だったので、僕が訪れた税務署では「駐車禁止」の捨て看板や横断幕が近隣に設置されていて、この時期の風物詩な様相を醸し出していました。全く別の用だったのですが、建物の外まで溢れる行列。ここに並ばないとと思ったのですが、その行列は確定申告専用で、それを横目にするすると奥へ行くと通常の窓口があって安心しましたね。

私の確定申告はといえば、例年期間前にe-TAXで済ませているので、紙で出したことはありません(郵送というのはあったかも)し、僕の周りもe-TAXを利用しているひとだらけなので、初めて現場を見ましたね。まだまだ紙提出も多いなと…

確定申告は、難しいと思います。ルールをきちんと理解しようと思うと、何年か申告を失敗しながら覚えるイメージかと。何が難しいって、申告のための材料集めがとても大変。確定申告の目的自体は至ってシンプルで、「今年はこれだけ儲かりました。」を伝える機会ですが、この「これだけ」を証明するルールがわかりにくい。国の確定申告作成コーナーではこのルールを順を追っていくことで申告書が作れる様になっていますが、一つ一つが専門用語で、やっぱりわかりにくいと思います。そのルールもひとつではなくて様々は特例や方法が選択可能なので、一般人がそこを理解して最適な方法を選択していくには、ハードルが高いと思います。(一応パターンごとに税額が算出されるので、その結果で判断するというのはありますね。)だから、税理士さんの登場と事業をやられてる方はなるのでしょうがフリーランサーや小規模に事業を回している人にはそこまで頼れないってケールもあると思います。とは言え、なが〜く確定申告を行なっていけば自然と仕組みを理解できるのも事実ですね。

さてさて、確定申告の時に重要になるのが、控除ですね。このために様々な情報を集めなければならないのですが、ここが縦割り日本なので行政が知っている情報をわざわざ取り寄せなければならないことが多いですね。とは言え、マイナンバーアプリとか使えば連携している分は自動入力とか可能になったのでだいぶ進化してきたのかもしれません。

そして、確定申告では一番ストレスの溜まるのが、肝心な申告のためのアプリが使いにくいことですね。大抵年に一回しか使わないので毎度環境セットアップから始まり、こっちのアプリも入れてくださいとか、ブラウザのバージョンが違いますとか、システムに明るい人でも混乱するくらい使い勝手が悪いです。しかも、肝心なマイナンバーカード読み取りがうまくいかないとか…

これも、縦割りとか、複数の大手IT企業にそれぞれのシステムを、委託しないととか様々な裏事情があるからなんでしょうが、この使い勝手の悪さはなんとかならないのかなといつも感じてしまいます。個人的にはweb版でもインストール版ぐらい申請できることを増やしてほしい気もしてます。そうすれば窓口まで行かなくて済んだのだから…

マイナンバーカードの導入も一生懸命にやっていますが、他国ではIDカードを取りやめる動きも出ているとか。その場合はスマホの生体認証が使われているみたいで、差がどんどん広がっている感じも受けますね。各種決済でもそうですがカードを持ち歩いてということ自体が時代遅れになっています。そんなことを思いながらマイナンバーカードが読み取れないと、何度も一からやり直しになってしまう度に、はぁー遅れてるるなーと思ってしまうわけです。

そうそう、行政関連の手続きで登記簿や住民票、納税証明書などの原本提出をいろんなところで求められるのも、データが横串で繋がっていれば不要になるのになぁ…

IT後進国ですね、ホント

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