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何が得で、何が損か

昼に、同僚の診断士の先生と話をしていて、買い物時のポイントが結構貯まったという話になりました。貯まったのは私ではなくて相手の方ですけどね。

買い物ポイントといえば、結構前の診断士試験では店舗のマーケティングとして必ず上がる項目でした。一種の流行り的な部分があったかと思います。それに乗っていろんなお店がポイントカードを作っていったので、財布の中がポイントカードだらけになったのを思い出します。そんな中で、いろんな店舗でも使えるカードの走りとして出てきたのがTポイントカードですね。もうご存知の通りレンタル用の会員カードがそのままポイントカードになったもの(だったと記憶している)なので、気がつけばお得なカードを持っていたという具合でした。

レンタルビデオだけでなくデパートやガソリンスタンドまで使えたので、一時期は結構重宝していたと思います。ただ、気がつくと、無意識にポイントが貯まる店で何でも済まそうとなってしまっていたことにある時疑問を感じて、ポイントカードやショップカードはやらないってなったんです。(まだまだ、Tポイントカード全盛期でした)
自分の買い物という時間は有意義に楽しみたいって思ったので、ポイントがあるからこの店という流れにならないようにって、それからは強く意識するようになって、それ以来、クレカのポイントと一部の自身のお気に入りのお店ぐらいになりました。

おそらくポイントをたくさん持っている人から見るとだいぶ損していると思います。単純なお金の損得で考えるとそれだけなのですが、ポイントカードに縛られる生活から抜け出た自由はあるなーと思いました。(診断士的にはいかに顧客を捕まえておくかが大切ってなるんですが・・・・)

時は流れて、今は楽天ポイント全盛期でしょうか?どこへいっても、「楽天ポイントは?」と聞かれます。当然、私は持っていないんですよね。ただ、加盟店数が多いということは意識しなくてもそれだけ利用機会が増えるはずなので、自由をある程度維持できるのかな?

一番ベーシックで中小企業でもよく取り組めるのが、紙のカードですね。購入ごととか、金額ごとにスタンプを押すあれです。こちらはフェイストゥフェイスで店員とのコミュニケーションにもつながるのが強みですが、景気にだいぶ左右される部分だとも感じます。だいたい10年も同じお店を利用していると、大抵のお店が今は特典の縮小を行っています。まぁ、物価高による板挟みで店舗型としてはつらいところですね。

私の支援先で福引を検討した時に、話に出たのが高額賞を多く出して当たり数を減らすか、高額賞は少なめにして当たり数を増やすかというものでした。一見高額の方が注目度も高くてみんな喜んで使ってくれるのではないかと思いきや、当たらないものだと、金額は大きくても利用されなくなるんですね。少なくても確実に貯まるものの方が人々には受け入れられるということがです。

さて、このポイントという仕組みも、ITの進化で細かいポイントまで会員ごとに管理できるようになってきたのが一番大きなところだと思います。1ポイント=一円はさすがに、紙のカードではやれませんからね。この辺り各種ポイントアプリはよくできていると思います。特に大手企業のポイントの仕組みは、ゲーム要素も強くて、しょっちゅう何かしらの当たりキャンペーンを行なっている気がします。利用している側としてはものすごいお得感がありますね。

塵も積もれば山となるで、少しずつポイントを貯めて使わないでいると結構高額になるものだなぁと同僚の話を聞いていて思いました。そういえば、私も一つのものに一本化しているのでそれなりに貯まっているのでは?とおもって見に行ったら貯めていることを忘れて結構失効させていました・・・あらら

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