ラーメン4.0@開業日記㊴ シャルパンティエ効果

今日は行動心理学のシャルパンティエ効果の解説をしていこうと思います。私が最近勉強している心理学で一番面白いと思ったものです。今日も最後までよろしくお願いいたします。

シャルパンティエ効果とは

イメージによって相手の捉え方が変わるという錯覚を利用しています。
例えば、1kgの米と1kgの綿あめはどちらが重いでしょうか。または、1kgの鉄アレイと1kgの発泡スチロールはどちらが重いでしょうか。

これは両方とも同じ重さです。ただ、1kgの米と1kgの綿あめだったら、1Kgの綿あめのほうが重く感じます。1kgの鉄アレイと1kgの発泡スチロールだったら1Kgの発泡スチロールのほうが軽く感じます。

これがシャルパンティエ効果です。例え方ひとつでイメージがガラッと変わってきます

シャルパンティエ効果の実用例

シャルパンティエ効果は、重さだけでなくさまざまな対象に効果を発揮します。

例えば、「レモン100個分のビタミンCを配合」のようなキャッチコピーを見たこと無いですか。これは、「レモンにはビタミンCが多く含まれていそうだ」という、先入観を利用したキャッチコピーです。

「ビタミンC2000mg配合」というキャッチコピーだけでは、ビタミンCの配合量の多さについて、イメージしづらいと思います。

レモン以外で例えるとどうでしょうか。レモンよりもビタミンCが多く含まれる果物にアセロラがあります。アセロラの強酸種には、ビタミンCが1700mg含まれていると言われています。それでは「アセロラ3個分のビタミンCを配合」というキャッチコピーはどうでしょうか。

「アセロラ3個分のビタミンC」がどれくらいになるのか、読み手はわかりません。アセロラ「3個分」であれば、たいした量がないように感じます。アセロラはレモンよりも、普段、わたしたちが口にしないことも影響しているはずです。

お得感を大きくするシャルパンティエ効果の例

例えば、「30%OFF!さらにレジにて10%OFF」のような割引を見たことはないでしょうか。割引を2回に分けることによって、お客様に割引率を大きく見せることができます。

(100円の商品場合)
30%OFF(100ー30=70)からさらに10%OFF(70-7=63)だと、実際は37%OFFですが、割引を分割するとお客さまは40%OFFだと錯覚します。

このように表現を変える、分割するなどの方法でお客様に効率的に訴求していくことが出来ますのでぜひ試してみてください。

それではまた明日!!


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