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Salesforce Einsteinに投資価値はあるか!? -AI活用で変わるあなたのCRM-

先程Salesforce LIVEの放送が終わったのでこちらにも放流。

本日の資料:https://lne.st/SFLive2020
セッション詳細ページ

20分という尺の中で、比較的初心者向けという注文があったので、一連の機能を表面的にご紹介というスタイルになりましたが。

初心者向けということなので、これらのAI製品、どんな状態だったらありなの?という話をPardot Einstein/SalesCloud Einstein/Einstein Discoveryについてとり上げています。本当はEinstein予測ビルダーについても入れたかったのですが、サラッと触れただけで時間切れだった。

AI製品に慣れている人はまだまだ多くないのが現状だと思います。僕もそんな一人でした。そんな中で、どこからいけばとっつきやすいのかという話はする必要があるんじゃないかな?というのがこのセッションで考えたことでした。

AI活用と簡単に言うけれど

実際は難しいですよね。活用に至るまでに色んな処理が必要になったりします。こればっかりは仕方がなくやるしか無いのですが、Salesforce上で使うということに限って言えば、前処理を頑張るだけで精度の向上が見込めるというのがハードルを下げていると思います。

データ基盤とAI基盤が別々になっていると、データの同期をどうするんだ?とか考えることが増えすぎてしまう。ただでさえうまくいくまでに沢山の試行錯誤をする必要があるのに、要求事項は少ないに越したことはないと思います。

コメントに対する回答

Q:セールスフォースの徐々にサービスをアップロードしていったように思えます。アップするターニングポイントはありましたか?

Salesforce_Einsteinに投資価値はあるか!?AI活用で変わるあなたのCRM_-_Google_スライド

A:これですね。
SalesCloud→SalesCloud EinsteinのupgradeについてはAIをなんとしても取り入れたいという自分の強い意向で導入しました。
Pardot Starndard→AdbanceもPardot Einsteinを使うという流れなので動機は同じなのですが、Pardotについては基本機能のスコアが使い物にならなくなっていたのでその補完という意味もあります。
Community Cloud→Herokuについては、会員サイトをとりあえず立ち上げる→軌道に乗ったのできちんとサイトをHeroku上につくるという流れになっています。

Q:ヒアリングアポから受注までのリードタイムはどのくらいですか?※ここが2週間未満のような短さだと商談管理がなかなかハマらない気がしています。。。

A:弊社の場合は1ヶ月以上半年程度までというイメージです。リードタイムが短いものについては商談のフェーズ数が少なくなるだけで、やり方はそれほど変わらないかもしれませんね。

Q:構成を自分たちで作るの難しそうです...

A:このスライドですね

Salesforce_Einsteinに投資価値はあるか!?AI活用で変わるあなたのCRM_-_Google_スライド

オブジェクト構成については、ベンダー任せにしているという話も聞くので、そういう印象を持っている人が少なくはないのかもしれないと思っているのですが、思ったより簡単ですよ!基本的にはExcelのシートと同じです。それでも怖い!という人はいつでもお声がけください。

Q:リバネスIDは自動で付与される仕組みを作っているのでしょうか?

A:弊社のSalesforceに入ってくる全個人情報をリバネスIDというオブジェクトにまとめているという話についての質問です。
リバネスIDの作成については2パターンあり

・https://id.lne.st で会員登録した場合に、Heroku Connectという仕組みを使ってPostgreSQL上に作られた情報がSalesCloudに同期します
・弊社スタッフとの名刺交換が行われ、名刺スキャンが完了すると、PhoneAppliを介して自動的にリバネスIDが作られます。

Q:リバネスIDのオブジェクトがあるので、基本的にリードや取引先責任者へのアクセスはしないということでしょうか?

A:リバネスIDオブジェクトが個人一人ひとりを表しており、情報が集約しているのでリード/コンタクトを見る必要は本来ないのですが、商談に紐付ける必要があるのはコンタクトですし、商談の立ち上げはリードから行われますし、ということで標準機能はそのまま使っています。
ただし、情報の更新がされた場合は関連レコード全てに更新がかかるようになっています。バッチ処理とかプロセスとかで処理しています。

Q:リバネス様では活動数の管理などはされていますか?実際にEinsteinを利用しているのですが、活動キャプチャはレポートに反映されないようで、もし活動数管理などをされているようであればどのようにされているか教えていただきたいです!

Salesforce_Einsteinに投資価値はあるか!?AI活用で変わるあなたのCRM_-_Google_スライド

A:ここですね。活動キャプチャを使うと、G Suite/Office365と連携して、自動的にメールを関連するリード/コンタクトに紐づけてくれるという機能です。現状では、この連携したデータにSalesCloud側からアクセスすることができないのでレポートでメール数をカウントしたりはできません。私も、メール本文を自然言語処理にまわして、刺さるメール日本語みたいなものを解析してみたいのですが、現状では不可能です。

ということで、メールのやりとりについては管理対象にしていません。

Q:SalescloudEinsteinは営業メンバーみなさんライセンス持っているのでしょうか?

A:実は…弊社、営業というメンバーがいません。すべてのメンバーがライセンスを持っています。なんのためにそうしているかと言うと、情報へのアクセスのハードルを下げたいからです。ライセンスを持っていれば活動キャプチャもできます。情報の非対称性がなくなります。加えて、弊社の使い方はSalesforceをSalesのみに使っていません。あらゆるデータを集めているので、立ち位置関係なくSalesforceにアクセスしてつかっています。

以上、Q&Aに対するコメントに追記したものでした。

全然別件ですが、ちょうど本日こちらもリリースされました。

ご笑覧ください。

noteにはこれまでの経験を綴っていこうかと思います。サポートによって思い出すモチベーションが上がるかもしれない。いや、上がるはずです。