理想の夫婦

会話禁止、二人以上での来店禁止(そこまではっきりルールに書いてないけど)という、徹底した読書ができる店が近所にある。
そこで本読んでたら、友人が隣駅で暇してるというメッセージがきたので「(店名)なう。」と送ったところ、本当にやってきたのでビックリした。ここに来ても、話すこともできないしチャージもかかる店なのに。

我々は目配せをして各々の席で本を読み続けた。彼はPCを広げて作業しているらしかった。無駄に注文した飲み物をメッセージで伝えあった。「アイリッシュコーヒーうまい」といった具合に。我々は背中合わせの席だったので盗撮してやろうかと思ったが、それをするもなにかが違う気がした。気づいたらわたしは知人がいることを忘れて本を読みながら居眠りしてしまったようだ。彼もわたしも自分のために作業して、読書して、帰った。

こういう関係の友人が、人生のうちにたくさんできれば嬉しいなと思った。

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1992年生まれのエディター / ライター / PRです
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