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パリ・オペラ座の日々1993~1994:6月11、12日 パリ・オペラ座「ジゼル(マッツ・エック版)」②

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(マッツ・エック版「ジゼル」の一場面 写真はオペラ座バレエ団の公式パンフレットから)


6月11日(金)

お昼から(雪)はお医者さんへ。(G)は家で窓の掃除など。夕方オペラ座で落ち合って、6月末の「バランシン&ロビンス」プログラムのチケットを購入。寒くて昨日との落差が激しい。静かな一日。

オペラ座チケット 60F
八百屋 20F
八百屋 13F
スーパー 35F
医者 240F


6月12日(土)

夕方まで家でゴロゴロして、それからオペラ座へ。マッツ・エック版の2回目。今回は一昨日とはうって変わって最高の舞台だった!なんといってもキャストが、ルディエール、ベラルビ、デュポン。ルディエールの素晴らしさが際立っていたし、伝説的ダンサーとしてのデュポンを再確認。この三人に舞台全体が刺激を受けて素晴らしい仕上がりだった。一日目の懐疑はどこへやら…マッツ・エックの振り付けに大感動の一日だった。

この二日くらいで(雪)の腰の調子がずいぶん良くなって、また再起動というムード。「パリ20区めぐり」の案が出た。

水 4F


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もう何度かマッツ・エック版の「ジゼル」の素晴らしさについては書きましたが、初めて観たときはピンと来なかったのに、この12日の公演では大感動でした(笑) 古典版とは全然違う形にシャッフルされた音楽と、斬新な身体表現によって、そこにはまったく新しい最高の舞台が出現していました。


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(ジョゼ・マルティネとマッツ・エック 写真はオペラ座バレエ団の公式パンフレットから)



モニク・ルディエールの演じるジゼルは、無垢で愛情にひたむきでとても愛おしい存在でした。パトリック・デュポンについてあれこれ語るのは野暮というものですが、あらためてこの伝説的なダンサーの素晴らしさ、存在感を胸に刻みました。派手な回転やジャンプのある振り付けではないのに、ひとたびデュポンが舞台上に加わるとムードがガラリと変わり、なんとも言えない輝きを放ち始めるのです。

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(デュポンとルディエール 写真はオペラ座バレエ団の公式パンフレットから)


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