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L-631 タクハ婦人レリーフ

石膏像サイズ: H.71×W.38×D.8cm(原作サイズ)
制作年代  : 紀元前1350年頃
収蔵美術館 : ルーブル美術館
出土地・年 : サッカラ

古代エジプト・新王国時代、第18王朝期のレリーフです。ルーブル美術館に収蔵されているオリジナル作品は、この石膏像よりも大きなもので、婦人の右側により大きな縮尺でファラオ(または夫?)らしき人物の下半身が描かれています(石膏像右端に描かれている衣文は、その隣の人物の部分)。タクハ婦人(Takha フランス語読みでは“タカ”)は、ラムセス2世の治世下で国境警備隊の要職にあったアメネミネ(Ameneminet)という人物の妻です。アメネミネは、ラムセス2世が築いた広大な都市ラムセウム(Ramesseum)の建設にも関与していたようです。

ラムセウムの巨像 (写真はWikimedia commonsより)



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