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コロナと毒親・虐待問題の関係【川島さん11】

教えてくれたのは:毒親脱出の専門家の川島崇照さん

プロフィール

■おとなの親子関係相談所 代表
■川島崇照メンタルトレーニング・オフィス 代表

新潟県出身、1974年生まれ。 ストレスを抱えた親から毎日のように否定や罵倒を受けていた。 家のなかでは日常的に怒鳴り声が飛び交っており、そのせいか、いつもビクビクしながら親の顔色を伺っていた。 社会人になってから自信のない自分を変えたいと考え、あるとき受けたカウンセリングをきっかけに、自分の親の不健全さに気づく。それまでに悩み続けてきたことの原因が見つかった瞬間。 自分の心が回復していくなかで、同じように親子関係で悩む人を救いたいと考え、会社を辞職しカウンセリングを学び始める。 その後、2011年にカウンセラーとして独立し、おとなの親子関係相談所を設立する。 妻と子ども2人をこよなく愛す。

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話を聞いてみた

nigeruno:毒親問題とコロナの影響ってあったりしたんですか。

川島:コロナが流行して、親が子供の住居に来づらいとか、親が地方に住んでて接触が減ってるっていうのがあると思うんですね。コロナだから大きな環境の変化っていうのも今はするときじゃないよねって思ってる人も多いんですよ。例えば結婚・引っ越し・転職とか。多くの心の問題を抱える親が、例えば自分の側から子どもがいなくなってほしくないとかね。親が満足しないような人と結婚しないでほしいとか。そういうふうに子供がどう生きるかについて親が介入してくるんですけど、コロナになってそういう大きな決断をする場面が少なくなっているような気もします。

nigeruno:確かに全体的に現状維持みたいなムードもありますね。

川島:なので、親子関係ですごい苦しい場面になっちゃったっていうケースが多分今少なくなってるんじゃないかなと思っていてね。なので2020年〜2021年の間、個別相談の相談数っていうのは減ってはきてる。

nigeruno:コロナで家にいる時間が増えて、幼児への虐待は増えたみたいなニュースは見ましたけど、ある程度大人になった人達ってなるとまた違うんですね。

川島:そうですね。逆に、コロナがこれである程度収束っていう形になると、みんな今まで停滞したのが一気に動き始めるので、親子関係の相談数も一気にぐっと上がってくるんじゃないかなと思ってるんですけど。

nigeruno:親と別居してる人とか。確かに、コロナで親戚の家に集まりとかがなくなったから今は楽だなって気がしますね。

川島:親とは離れて暮らしてる人もそうだし、一緒に暮らしてる人もですね。もう親と一緒にいられない、このタイミングで出ようみたいな人も多くなってくるから。なので、この先今まで停滞していた分が色んなのが出てくるかなとは思ってます。

nigeruno:そうですね。そう考えると不安になりますけど、大事にならなければいいんですけどね。

川島:今まで延期していた結婚式しますねとか。いよいよ結婚しますとか、転職しますとか。生活環境が変わるっていうのが増えてくれば、自ずと親子関係の不具合も出てくると思うので。今年なのか、それが来年になるのか分からないけども。そういうことがあると思うんです。

nigeruno:そうですね。その辺を心構えしておきたいですね。

💡コロナで人生の大きな変化は停滞気味なので、毒親問題の相談は減っている
💡この先、結婚・転職・引っ越しをするとなると、親子問題が増えてくる可能性がある

これにて川島さんへのインタビューは終わりです!ありがとうございました!

あとがき

毒親問題ってコロナ禍で増えてるものだと思っていました。確かに、日常的なストレスは溜まっていても、人生の大きな転換期に直面することが少ない分、爆発的な問題はかかづらくなっているんですね。

何かの節目って問題が起きやすいんだと思います。学生で言うと、受験期などに当たるんじゃないでしょうか。

そこで、大問題が起こる可能性もあるので、心に留めておきましょう。

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