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音楽を「ジャケ買い」したこと

ASIAN KUNG-FU GENERATIONとの出会い

15年くらい前の話。

当時、とある家電量販店で働いていて、帰りがいつも遅かった。夜ご飯食べるのも日が変わるころがザラだったり。ヘロヘロしていた、と思う。

ある日、いつものように遅くに帰ってテレビ見ながらご飯食べていたら、ふと目に入ったバンド。名前はASIAN KUNG-FU GENERATION、通称アジカン。その後の音楽ライフに多大な影響を受けるバンドとの出会いはそんなくたびれ果てた夜中でした。

その番組が何だったか、紹介されてた曲が何だったかはもう忘れてしまったけど、なぜだか強烈に頭に残ったバンド名。次の日の仕事帰りにふらっとCDショップに寄って、ほとんど聴いたことない状態でCDを購入。確かアルバムの君繋ファイブエムだったと思う。

きっかけは「ジャケット」

アジカンといえば中村佑介氏。氏のインパクトのあるイラストをそこで初めて目にすることになる。

何せほとんど聴いたこと無いバンドだったので、CDが当たりかハズレか判断できない。深夜の音楽番組の紹介でちょっと見ただけ、ジャケットの絵がなんか面白い、アルバムのタイトルとバンド名もちょっと面白い。それだけ。

それでも購入を決めたのは、一種のギャンブルみたいなものだった。当時、割と無為に生きていたので、何かしらの遊びが欲しかったのかもしれない。人生、楽しみが必要だよねって。

結果的には大正解で、好みドンピシャな音楽にしばらくドハマった。すぐさま既発のCDとDVDを全部買って、聴きまくっていた。


拡がって、繋がって

ファンの方はもちろんご存知だと思いますが、その頃毎年のようにアジカン主催で「NANO-MUGEN FES」という野外フェス・イベントを行っていました。最後は2014年ですね。いつか行ってみたいと思いつつ、結局行けてないのですが。。。

フェス自体はいろんなところが行ってますが、アジカンの面白いところは毎回参加アーティストの曲を収録したコンピレーションアルバムを発売するところ。アジカンの新曲を聴きたいがためだけに買ったこのアルバムで、全く知らなかった音楽に沢山出会わせてもらいました。

ELLE GARDEN、STRAIGHTENER、BEAT CRUSADERS、どんどん好きなバンドが増えて、いつの間にか好きなバンドの好きなバンドは好きの法則が(個人的に)生まれていました。


まさか、良く知らないバンドの「ほぼ」ジャケットだけの判断で買ったCDからこんな拡がりが生まれるとは。失敗することもあるけれど、たまにはインスピレーションで物事を決めるのも面白いよね。

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