フィンテック支援ファンド 運営事業者を募集しています
近年、ブロックチェーンやAI(人工知能)を活用した金融商品やサービスが提供されるなど、金融分野においてもデジタライゼーションが目覚ましいスピードで進んでいます。
金融のデジタライゼーションの進展は、企業の生産性向上や、都民の皆様の生活利便性向上に資することはもとより、銀行口座を持たない個人への預金・送金機会の提供や、資金調達が困難なスタートアップへの融資など、金融包摂の実現や社会的課題の解決に寄与します。
こうしたことから、先端技術を駆使した革新的なサービスの提供者として、フィンテック企業に対する期待が高まっています。
都では、平成29年に策定した「国際金融都市・東京」構想に基づき、東京金融賞を創設し、革新的な金融サービスを提供する事業者を表彰するなど、フィンテック産業の育成に取り組んでいます。
https://www.finaward.metro.tokyo.lg.jp/
また、本年7月に公表した本構想の改訂(案)においても、世界をリードする国際金融都市・東京の実現に向けて、フィンテックの活用等による金融のデジタライゼーション、フィンテックを含む多様な金融プレーヤーの集積に取り組んでいくこととしています。
そこで、今般、フィンテック産業の育成と革新的なサービス提供を通じた社会的課題の解決への貢献を目的として、官民連携ファンドのスキームにより、都の出資を呼び水としたファンドの創設に向けた運営事業者の募集を開始しました。https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/10/12/02.html
〈ファンドスキームのイメージ図〉
創設されたファンドに、都は2億円を出資する予定で、その他機関投資家等から民間資金の出資を募り、ファンドの総額は20億円を目標とします。
ファンドに集まった資金が、フィンテック企業等への投資、支援につながっていくものです。
<今後のスケジュール>
ファンドを運営する事業者の募集 令和3年11月4日まで
運営事業者の選定 令和3年12月頃
ファンドの創設 令和4年2月頃
ファンド運営事業者の皆様、ご参加をお待ちしています。