_取材_bosyuさん_見出し-01

体温がある言葉は「素直運営」から。bosyuさんにTwitter運用を聞いてみる

「企業と個人」の関係性がやわらかくなっている印象があります。
SNSのアカウントにおいても、企業からの一方的な情報発信だけではなく、「人格」が伝わるアカウントが共感を生んでいるのではないでしょうか。

今回のインタビューでは、SNSを通して人と仕事を繋げるサービス「bosyu」のTwitterアカウント運用担当である「bosyuさん」にお話を伺いました。

Twitterを始めながら見えてきた、キャラクターという道

挿入画像3

ーTwitterの運用は最初から、現在のキャラクターのような形だったんですか?
最初から設計していたというよりは、自然となっていった感じですね。
bosyuの最初の使われ方は採用メインで、初期のフォロワーさんは、HR系の方の比率が高めでした。弊社の代表である石倉は採用のプロですが、私は採用の経験がなく、知識もほぼなかったんです。

プロの人から見たら「えっ、、て思ってしまうこと」がbosyuで起こったら怖いなって思ったんですよ。そこで、運用していく内に普通の人だけどbosyuの中の人みたいなポジションがいいのではないかな、と思いました。

ー運用でチェックしたSNSアカウントはありますか?
シャープさんタニタさん販促花子さんはチェックしましたね。

ーどの企業さんもSNSの使い方が上手いですよね
特にシャープさんはbosyu使ってほしい(笑) 絶対面白いから。

ーシャープさんとbosyuさんのやり取り見てみたいです(笑)
シャープさんは凄いと思う一方、その路線は自分には無理だな、と思いました。自分を卑下する意味じゃなくて、私は自分自身のキャラが面白いタイプではないですし。
カリスマ性を感じるシャープさんの路線はリスペクトしてます。ホントにDJみたいな感じですよね。

ー他の路線でチェックしたアカウントはありますか?
森美術館さんも参考にしました。
美術館の公式アカウントなので、休館日や展示情報など、イベントスケジュールを定期的に呟いたりする運用なんですけど、bosyuの場合、基本の使い方中心のツイートではつまらないと思いました。
色々やりながらたどり着いたのがbosyuさんって言う、ユーザーさんのbosyuを一番応援するキャラクター運用だったんです。自分は主役ではなく優しい言葉で皆にbosyuの現状を整理してあげる役割でした。

ーbosyuさんからは、見てくれてる、応援してくれてる感、が伝わってきます
基本bosyu内容は全部見てます。
ただ、リツイート単体はしないんですよ。必ずコメント付けてリツイートか、ツイートしてます


ーどうしてなんですか?
理由は素敵なbosyuをリツイートし出すとキリがないって言う(笑)
一部だけしちゃうと、他の人はされて私はどうしてされなかったんだろうみたいな、不平等な印象を受ける人もいるかな、と。コメントがあれば、ピックアップした理由も伝わりやすいかなと思いまして。

ferretさんの記事も読み改めてですが、どうしてそこまでユーザー視点に立てるんですか?
私自身がSNSやブログを含めた「小さい出会い」で人生が変わっていった経験があるからかもしれませんね。

例えば、誰かと偶然、SNSで友達になって、その繋がりで一緒に働くようになったり。
そもそも、bosyuに入ったのも元々は友人だった、bosyu社代表の石倉に誘われてですし(笑)縁や繋がりを大事にしてきた結果、今の自分がある事を実感しているタイプというか。

bosyuみたいな小さいきっかけ作り自体は些細かもしれないけど、そういう積み重ねによって繋がっていくのはすごい素敵なことだなって思っています。
自分で体験して体感しているところがあるからbosyuしてる人たちを自然とめっちゃ応援したくなるのかもしれないですね。


人格と再現性があるアカウントを目指し、スタンスは「素直に、真摯に、よしなに」

挿入画像1

ーbosyuさんにお会いしてみて思ったのは、ホントにSNSそのままの印象でした。
SNSでも今も、自分の気持ちに素直だからかもしれませんね。「素直運営」というか(笑)

ー素直運営はいい言葉ですね(笑)皆さんそこに共感してるから、bosyuさんに親近感を感じるんだろうなと思いました。
ありがとうございます。
昨日ちょうどbosyuさんマニュアルを作ってて、スタンスは「素直に、真摯に、よしなに」と書いてあります(笑)

ーそれぞれの言葉はどういう意味なんですか?
真摯に」っていうのは、例えば「bosyuにログインできない」と呟いてる人がいたら、それは何か原因があるはずなんです。それがぽつんとタイムラインに流れると、見る人も「えっ?」ってなってしまいます。

そういうツイートを見つけたら「bosyu使っていただきありがとうございます。ログインできるようサポートしたいので、詳細を教えてくれませんか?」とリプしたりします。

真摯に対応をすると、意外とお礼コメントが返ってきて、またbosyuを使ってくれたりするんですよね。
素直の延長ではあると思いますが、ユーザーさんと誠実に向き合う事は大事だと思っています。

ー「よしなに」っていうのは。
運営ルールはそこまで厳密に決めていなくて、常識の範囲内で臨機応変にというイメージです。
だからbosyuさんの仕事は誰にでも出来るんですよね(笑)
実際、私が4月に沖縄旅行で3日間お休みしたんです。


ーえ!そうだったんですか(笑)
その時はさのまるっていうチームのメンバーが代わりに運用してました。
事前に、さのまるはbosyuさんの妹みたいな感じでたまに登場し、知っているユーザーさんはうっすら知っている状況ではありました。

普段の運用も別に私はすごいことをしているわけじゃないんですよね。
例えば、パンケーキ食べながら仕事の話しませんか?というbosyuだったら「bosyuさん最近食べてない」「OOというパンケーキ屋さんがおいしいらしい」みたいな、ごく普通のことを書いています。パンケーキに関する情報やパンケーキをどう思うかは、皆それぞれあると思うんです(笑)

bosyuに対してリプライやコメントさせて頂くときも、自分の心や気持ちがどう動いたかをめっちゃ大事にしています
「気持ちを大事に」っていうとわがままに聞こえるけど、中の人のキャラ設定を重視するより、「自分がどう思うか?」に素直なイメージです。

・ユーザーさんを応援する気持ち
・自分が主役だと勘違いしない
・bosyuさんという立ち位置

この3つを理解していて、言葉のチョイスだけ誤解が生まれないようにだったり、そこをうまく整えられる人であれば、誰でも出来るんじゃないでしょうか。
bosyuは「人格と再現性がある」アカウントにしたいなと思っているんです。

仕事の定義を拡大しつつ、ユーザーを応援出来る存在に

挿入画像2


ーSNSの「bosyuさん」プロダクトとしての「bosyu」それぞれ今後について伺ってもよろしいでしょうか?
SNSのbosyuさんとしては皆さんにサービスを使ってもらう部分を引き続きサポート出来れば、と思っています。まさに応援ですね。そこをこれからも行っていきたいです。

ー応援というキーワードしっくり来ますね。色も黄色だから応援のチア感ありますし(笑)
確かに(笑)
他にも皆さんのbosyuの面白いところを見つけて伝えていく部分は、しっかりやりたいです。
それぞれのbosyuの良い所、楽しい所、魅力を、何でbosyuを使ってくれたのかなど考えながら、これからも自分の言葉で伝えていきたいです。

ープロダクトとしてはどうでしょう?
仕事の定義を拡大する」がbosyuの目指す部分でもあります。
bosyu社代表の石倉が言っていたのは、タピオカ屋さんの行列に並ぶのも仕事としてありだよねっていう。並んでくれたから一杯あげるでもいいし、謝礼を渡すでもいいし。
ランチしながらインタビューさせてくれたらランチおごりますでも、ありだと思います。

ー仕事がもっとカジュアルになるような感じなんですね。
人と仕事が出会うコミュニケーションのきっかけを今後も増やしていきたいです。
最近では、「逆bosyu」という自分の好きなことや得意なことを発信して仕事に繋げる使われ方や「弟子bosyu」など、使われ方のバリエーションも増えています。
#bosyuその後 でbosyuストーリーの発信もしていますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

【プロフィール】
bosyuさん
福岡県出身、短大卒業後、複数社を経て、株式会社キャスターに入社。
関係会社の株式会社bosyuで、人と人、人と仕事のつながりのきっかけサービス「bosyu」のTwitter運用を担当。

株式会社キャスター:https://caster.co.jp
bosyu:https://bosyu.me/
bosyu Twitter:https://twitter.com/bosyu_me


取材・文・編集/佐藤政也 撮影・デザイン/熊谷怜史 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?