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幸せに働くために、本当に大切なものってなんだろう?YOUTRUST濱田×GCストーリー櫻庭

何のために成長するのか?何のために働くのか?

私達GCストーリーが大切にしている問いです。
様々な方と私達が大事にしている「問い」や「価値観」について対話してみたい。そんな思いから今回の企画が立ち上がりました。
YOUTRUSTのカスタマーサクセス濱田知世さんとGCストーリーのインハウスエディター櫻庭実咲さんの対談をお届けします。

主語が自分ではなくなったタイミング

ー本日はよろしくお願いします。今回の対談は櫻庭さんの希望で濱田さんに依頼させてもらいました。
櫻庭:
そうなんです。はまよさん(注・濱田さんの愛称)、お久しぶりです!意外とオフラインでは初めましてですね。今回は私からぜひお話したいとお名前を挙げさせてもらいました。

濱田:みさきちさん、お久しぶりです!光栄です。

櫻庭:オンラインで話したりTwitterでやり取りさせてもらっているので、今回が初対面なのはなんか変な感じです(笑)以前お話させてもらったときに、はまよさんの生き方にシンパシーを感じて、また話したいと思っていました。今日はよろしくお願いします。

濱田:えええ。すごく嬉しいです。ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします!

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ー今回のテーマが「幸せに働く」ですが、社会人として働く上で一番印象的だったエピソードはありますか?
櫻庭:
私は今社会人3年目なんですが、1年目の冬頃にメンタルがずどんと落ちたタイミングがあります。よく社会人1年目は仕事が出来ないと言われますが、本当に出来ないんだと現実に打ちのめされてました。正直、入社前は自分はもっと出来ると思っていたんです。理想の自分と現実が乖離して、出来なさ加減に自己攻撃もしていました。

濱田:私も社会人1年目の頃はしんどかったので、共感できます。自分より優れている人はたくさんいますよね。今では能力に対する考え方も変わりました。ある特定の分野では相手が優れているかもしれないけど、別の分野では自分が優れているんだというものの見方が出来るようになったんです。あの人は仕事は出来るけど、私の方が掃除は上手いみたいな(笑)
出来ないことに落ち込んだり比較してもしょうがないですし、いい意味で諦めがつきました。

櫻庭:今思えば先輩が仕事出来るのは当然で、特定の分野だけで比較しないのは大事ですよね。

ー濱田さんの中で印象的だったエピソードはありますか?
濱田:
わたしは2回転職と休職を経験していますが、休職のタイミングで今後のキャリアについて考える機会がありました。
当時は主語が自分ではなくなっている感覚があったんです。体調も崩れてきていたので病院の先生に相談してお休みさせてもらう流れになりました。その時間で、本当に私がやりたいことは何か?と向き合うようになったんです。
紙に書き出していく中で気づいたのは、私が本当に大切にしたいのは「一緒に働く人」でした。自分が一番大切にしているものに納得してから、どんな会社があるか見てみようと思ったんです。

櫻庭:主語が自分じゃなくなってしまった違和感に気づけるのはすごいですね。私は「誰かのため」が原動力になる人間なんですが、それだと「先輩がこう言っているから」「お客さんがこう言っているから」の理由だけで働いてしまう発想にもなりやすいんです。

濱田: 本来は自分で選択をして、この時間を仕事に費やすと決めているはずなんですけどね。「やらなくちゃいけない」「やらされている」と感じてしまうと、感情や思考が持っていかれてしまう経験をしました。あくまでも「株式会社濱田」を経営する私が最高意思決定者で、今は決めた内容にフルコミットする考えを持っています(笑)

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ー2人から見るそれぞれの会社の代表はどんな方ですか?
濱田:
イワヤンさん(※注:YOUTRUST代表岩崎さん)はストレートで正直ですごく人間らしい方だなあ、と思います。ド真ん前から物事に向き合って、変に格好つけず背中で見せてくれます。

イワヤンさんが、本当に私のことを考えてくれているんだと思ったのはお試し副業中の面談でした。
私は休職経験が2回ありますが、書類選考だと病歴NGになってしまう場合もあるんですね。面談の時に自分は病歴が負い目に感じていると打ち明けました。イワヤンさんは「私達はダイバーシティの一つとして捉えるだけ。全然気にしなくていい」と言ってくれました。
その言葉を聞いた時に本当に気持ちが楽になったのを覚えています。
いつも一番前に立ち続けてくれるので、私達もついて行きたいですし、力になりたいと自然に思わせてくれる方です。

ー岩崎さんのnoteは僕たちも読んでいます。以前GC編集部でメルカリさんが公開している無意識バイアスワークショップを実施したのは、岩崎さんのnoteを読んだのが理由なんです。

櫻庭:無意識バイアスワークショップ、おもしろかったですね!そうだなぁ、GCストーリー代表の西さんは大きな愛を持っている人だと思います。意志を持って会社から離れているので直接会う機会は少ないんですが、私たちをすごく信じてくれていると感じます。GCストーリーは「収益・事業の発展と、幸せな組織づくりを同時に実現することで、世界のモデルになる」をビジョンとしています。
組織の枠組みを越えてどういう社会にしていくか?を西さんは考えていて、会社で一番素直で変化を恐れない人なんじゃないかと思います。

「ありがとう」と「ごめんなさい」が言える人は信頼出来る。

【最終画像】YOUTRUST様対談

ーYOUTRUSTさんのミッションは「信頼される人が報われる転職市場に」ですが、信頼される人はどんな人だと思いますか?
濱田:
以前どういう人を尊敬しますか?と聞かれた時は「ありがとうとごめんなさいが言える人」と答えていました。一緒に働く人でも家族でもお客様でも、全てにおいて大切な言葉ですし、実際に言える人は大体がいい人ですよね(笑)
私が信頼する人もきっと「ありがとうとごめんなさいが言える人」だと思っています。

櫻庭:めちゃめちゃ同意です(笑)

濱田:私自身も人と関わる際にすごく大事にしている点です。お客様からプロダクトに関するフィードバックをいただくときも、まずは「教えてくださってありがとうございます」の気持ちを忘れたくないですね。

櫻庭: 私は「嘘をつかない」「約束を守る」といった誠実さもすごく大事だと思います。 あとは軸がぶれない人というか、人の状態によって態度が変わらない人ですかね。メンタルが散々になった時も周りの人が変わらず接してくれたのを覚えています。周囲が変わらず信じ続けてくれたから、今自分も周囲を信頼できているなと思います。

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ーGCストーリーの価値観として「成長と貢献」を大切にしていますが、お2人は成長をどのように捉えてるのか聞いてもいいですか?
櫻庭:
最近思っているのは、成長を目指すよりは振り返ったときに「気がついたらここまで来ていた」と思えるくらいがいいのかなと思います。
1年目に成長の呪いみたいなものにかかったんですけど、手段と目的を混同していた部分がありました。成長してデキるビジネスパーソンになりたいと思っていても本当の自分が目指す生き方ではなかったり、他の人と比べて苦しくなっていた部分があります。

改めてなぜ成長したいのか?を考えると「私を信じてくれる人たちのために貢献したい」が今の目的になります。成長はその手段でしかないのに、ビジネス的な成長だけを求めると出来る・出来ないの呪いにかかりやすいと思うんです。

濱田:手段が目的化してしまうのはすごい分かります。 立ち止まって考えるのは、なかなかないことですよね 。私自身だと、まだ見えてない景色を見るために成長したいですね。リーダーや経営層になると見える景色が変わって来るので、その景色を見てみたいです。最近思うのは 3人のレンガ職人の話です。

ーレンガを積んでいる3人に「なぜレンガを積んでいるのか?」と聞くとそれぞれ答えが違う話ですよね。
櫻庭:
たしか、1人目は「レンガを積んでいるに決まっている」作業の話。2人目は「家族を養うため」お金の話。3人目は「歴史に残る大聖堂を作っている」作業の先にある目的の話でしたよね。

濱田:先輩からこの話を聞いて、自分の仕事に意味があると「思い込まないといけない」時代は割としんどかったんですよ。これはすごく重要な仕事だと思わねばならないみたいな。
成長しようと思ってするよりも、振り返ってみて成長しているのはすごくよく分かります。

櫻庭:ああ分かります! 世の中には最終的に「これがいい」とされる考え方はあるとは思います。ただ、最初からインストールするとそれが正解になってしまって苦しいんですよね。成功も失敗もしていく中で振り返ってみて初めて納得できるんでしょうね。

濱田: 教えてくれる先輩は、腹落ちしてる状態ですからギャップはあるかもしれませんよね(笑)。

櫻庭:相手の目線で言葉を揃えるのは大事ですよね。 GCストーリーでいうと「包含」という言葉があって、相手の背景を想像してより良い関係を築こうとする文化があります。相手との関係性の質を高めることで、仕事の質も高まると思います。

幸せに働くためには、まず自分を満たすところから。

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ー幸せに働くために必要なものはなんでしょうか?
濱田:
幸せを感じられるための土壌を大事にしています。気圧の変化などで体調を崩しがちなので、まず働く状態に至るまでの基礎コンディションを整えるようになりました。ちなみにYOUTRUSTだと最近筋トレをする人が増えているみたいです。私自身も体の変化に敏感になりました。
自分の体調がパフォーマンスに影響することを実感しているので、フィジカルとの対話だったり、自分の体を大切にするように心掛けています。

櫻庭:私も心身の健康が大事かなと思っていて、メンタルと連動してくると思います。メンタルが安定した状態だと何事にも感謝の気持ちが湧きやすくなりますよね。自分の体と心が満たされた状態は周囲との信頼関係を築きやすく心地いいし、パフォーマンスが高くなると感じてます。

濱田:自分のラインを知っているのが大事ですよね 。今までは体調が悪くなるのはいけないと思っていました。YOUTRUSTで「人間だからどうしても波はあるし、アラートを上げるのも大事だよ」と言ってもらえました。
体調不良を隠してしまい、取り返しがつかない状態になるとお互いに悲しいですよね。

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櫻庭:無理して急に倒れたり会社に来れなくなるよりも、早めに言える関係性は大事ですよね。

濱田: もし誰かがそうなったら寂しいですし、言ってほしいと思います。

櫻庭:お互いを信頼しながら、共通の目的のために働けるのはすごく幸せな関係ですよね。私は最近、社内だけじゃなく社外でもプライベートでも私がいるところは安心して話せると思ってもらえる空間を広げたいと思っています。

濱田:実は受け止めてもらえるのに「言っちゃいけないと思ってしまう」のはどうしてもあるかもしれません。ただ、自分から話してみることでその雰囲気が変わっていく可能性はあると思います。自分が感じてることは誰かも感じてることですし、安心して話せる雰囲気は少しずつ広げていきたいですね。

【対談を終えて】
第一印象は「元気いっぱいで明るい方」でしたが、いろいろなご経験があった上での裏表のないまっすぐさなんだと感じました。自分の幸せや人生に向き合う姿勢は私も大事にしたいと思っています。歩んできたキャリアは違うけれど、少し先の人生の先輩と答え合わせしているような、とても心地良い時間でした。(櫻庭)

改めて「信頼される人は?」と考えた時、思わずソクラテスの本を手にしかけましたが、自分が大事にしていることは実は身近にあることなのだと改めて気がつくきっかけになりました。
みさきちちゃんとはオフラインでお会いするのが初めてとは思えないくらい、素直で丁寧で、すごく安心できる時間を作ってくださり嬉しかったです。本当にありがとうございました!(濱田)

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【プロフィール】
濱田知世さん(写真右)
株式会社YOUTRUSTカスタマーサクセス。法人営業として2社勤務後に、2020年株式会社YOUTRUSTに入社。「病歴NG」という言葉をなくし、自分自身に嘘偽りなく生きることができる社会にすることが人生の目標。ナスとエイが好き。

櫻庭実咲(写真左)
GCストーリー株式会社2019年新卒入社。広報、採用業務を担当。企業noteの運営など主に社内外におけるライティング領域を担う。人生のテーマとして「持続可能に生きる」を掲げており、自身を大切にしながら生きることを目指している。趣味は読書とソロピクニック。

取材・編集・文/佐藤政也 写真・デザイン/熊谷怜史

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