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GATHERING障害学生対象オンラインキャリアセミナー「メルカリ社員さん!働いてみてどうですか?」事後レポート

皆さんこんにちは!GATHERINGインターンのひびきです。

GATHERINGはNPO法人Collableが運営する、障害や生きづらさをかかえる
若者のキャリアや生き方を応援するためのプロジェクトです。

2022年8月5日(金)の14:00~16:00に「GATHERING障害学生対象オンラインキャリアセミナー「メルカリ社員さん!働いてみてどうですか?」」を
開催いたしました!

このイベントでは日本最大のフリマサービス、メルカリ様の社員である
Yuko Uminoさん、Kota Kawashimaさん、Noriyasu Mitsuiさんを
お招きし、YouTube Live限定公開で配信しました!
視聴してくださった方は約50名でライブ中にチャットをたくさん
送ってくださりました! 本当にありがとうございました🙇

イベント概要はこちら↓


ゲスト紹介

①Yuko Uminoさん

埼玉県出身。新卒でIT系企業に入社し新規サービス企画を経験。
その後、女性向けwebメディア「ウートピ」を立ち上げプロデューサー
として広告営業・編集業務に携わる。2017年メルカリ入社後、
原発不明がんが見つかる。腫瘍の影響で左下肢麻痺のため車椅子に。
3歳女児のママ。(身体障害)

➁Kota Kawashimaさん

北海道出身。一般採用枠でIT系企業に勤めるものの、2014年に障害が発覚。2020年12月メルカリに入社し、メルカリのバーコード出品用データの
作成業務や、聴覚障害メンバーの支援ツールの導入、
チーム内コミュニケーション活性化企画なども行う。シェアハウス住まい。
メルカリで働く傍ら音楽活動も。(精神障害&ASD)

③Noriyasu Mitsuiさん

兵庫県出身。先天性骨形成不全を持って生まれる。
新卒で日系メーカーに入社し経理部に2年間従事。
その後、外資系投資銀行やGAFA企業など複数の外資系企業で
人事を勤めた後、2022年2月メルカリに入社。
趣味は音楽、旅行、犬。(身体障害)


メルカリの “Diversity & Inclusion Statement”ってなに?

はじめに、メルカリ様はどういった会社か説明していただきました!

新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創るをコーポレート
ミッションとして掲げており、「限りある資源を循環させ、より豊かな
社会をつくりたい」という創業者の山田進太郎さんの想いから生まれたのがフリマアプリ「メルカリ」だと教えて頂きました。

メルカリ様の会社概要はこちら↓

メルカリ様のDiversity & Inclusion Statementとは、

ジェンダー・アイデンティティー、性表現、性的指向、宗教、信条、
ニューロ(脳や神経)、障害、民族、国籍、人種、年齢など、ここには
書ききれない多様なバックグラウンドがこの世の中には存在します。
メルカリはそれらによって個人が決めつけられることのない平等な機会を
提供し、一人ひとりがバリューを発揮できるような組織や環境を目指して
います。

メルカリ “Diversity & Inclusion Statement”より引用


例えばこれまでの活動として、「LGBT+ワークショップ」や「手話セミナー」などをされています。
その活動内容が記事として閲覧することが出来るのですが、様々な背景を持つ者同士で互いに寄り添えるようにしていると感じました。

その記事はこちらです↓


就職活動を考えるときに大事なこと

今回、様々な障害や特性を抱えながら働くにあたって、たくさんのヒントになるお話をいただきました!メルカリや様々な企業でキャリアアップされてきたゲストのみなさんだからこそ、キャリアそのものの考え方を捉え直せる話もたくさんありました。とはいえ学生からは初めての就活に関することが気になること…ということでこのレポートでは就活に着目して、内容を一部抜粋してお届けします。

①障害者雇用枠と一般雇用枠の違い

  • 採用側としては大きな意識の違いはないが、障害者雇用枠では配慮に対してより柔軟な場合がある

  • 一般雇用枠でも会社やチームメンバーとコミュニケーションをして共有すれば不可能ではない

  • 給料は一般・障害者枠で決まるのではなく、ポジションや成果によって評価される

全ての企業がそうとは限らない現状はありますが、企業によっては障害者雇用枠でなくとも配慮が前提となる会社も増えているようです。給与については近年では雇用枠による給与水準の違いを設けない企業さんも出てきているようですよ😄

✍一般枠でも障害特性をオープンにして働く事例:参考記事


➁初めての就職活動で大切なことは?

  • 障害者雇用枠で受ける場合は障害特性、苦労してきたことに対する工夫、配慮をしてほしいことを明確に答えることが大切

  • 障害や特性以上に、これまでの経験の中で培ってきた能力や経験が重要視される

これらは一見矛盾しているように見えますが、自身の障害や特性において、配慮してほしいこと、環境があれば可能なことなどを伝えられることは大切です。しかし企業側はそれだけで採用したい人を判断しないということですよね。障害や特性における配慮の他に、自分がどんな人なのかを知ってもらうためのこれまでの経験や、そこで得たことを伝えるのは大切なのだと改めて感じます。


③学生時代に準備しておくといいこと

  • 働くうえでの目的をもって受ける会社を探す
    ※なぜその業務をしたいのか、なぜその会社で働きたいのかを深堀りする

  • 自分自身がどのような人生を歩みたいのか、過去、現在、未来、それぞれからおさらいをする

  • 自分の興味関心を知っておく&自分の強みを明確にする!性格からかけ合わせるとさらに良い

自分の障害や特性を伝えること以上に、自分がどんな社会人になりたいのか、なぜこの仕事をしたいのか‥といった自分への問いかけが大事になるのだなと実感しますね。

④障害や特性との向き合い方

  • 障害による何かしらの症状や特性がどんな状況の時に出てくるのかを把握して調整する。調整の際に会社の協力が必要な場合は伝えること!

  • 初めての就職先がゴールではなく通過点という認識を持つこと👍 就職先のやり方では症状のコントロールが難しいと思ったら、転職という選択肢を頭の片隅に入れておく

とはいえやっぱり自分の障害や特性と付き合いながら働くことを考えると、不安はつきものですよね。つい目先の就活、内定に意識が向きがちですが、社会人生活はこれから。その先もいろんな環境や選択肢をつくっていけることが大切なのだなと思いました。


最後に、今回のイベントにご登壇いただいたYuko Uminoさんによる
レポート記事です。読んでくださると嬉しいです!


みなさま、いかがでしたか?
私は今年、卒業生で就職活動を終えた身ですが内定をとることがゴール
なっていてその先を見据えていませんでした😨💦反省しないとですね…。

また、自分がどういう人間なのかや何をしたのかを深掘りすることは特に
重要なことです。
実はGATHERINGでも自己分析セミナーを開催していたことを知っていましたか?

👇概要はこちら👇(※過去の募集ページです)

今後も自己分析セミナーを開催しようと思っているので、注視してくださると嬉しいです!


ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
GATHERINGではこれからも障害や生きづらさをかかえる若者のキャリアや
生き方を応援するために様々なことを企画&発信するので、
これからもよろしくお願いします✨

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