股旅の黒猫

東京下町の生まれ育ち。 気になった映画と本を、地域・時代・ジャンル(ホラー、極端なエログロ、ベタなドラマ除く)問わず手を伸ばしてます。英・西・ベトナム語学習中だが、広東語も気になるこの頃。 映画・本、人生、猫、社会の出来事について気ままに綴ってます。

股旅の黒猫

東京下町の生まれ育ち。 気になった映画と本を、地域・時代・ジャンル(ホラー、極端なエログロ、ベタなドラマ除く)問わず手を伸ばしてます。英・西・ベトナム語学習中だが、広東語も気になるこの頃。 映画・本、人生、猫、社会の出来事について気ままに綴ってます。

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    初めまして

    初めまして。 noteデビュー、第一回目の記事なので、プロフィールと絡めて簡単に自己紹介をば。 生まれも育ちも東京の下町で、ペンネーム・写真の通り猫が大好きな人間です(残念ながら住まいは動物禁止なんで、一度も猫と暮らせた事はない…)。 本とか映画が好きで、本屋で気になった本を買って積ん読したり(勿論少しづつ読んでます(笑))、週末に映画館という空間にどっぷり浸かってたりします(主にミニシアター、名画座に通ってます)。 熱しやすく冷めやすい性格だけど、映画館通いはかれこれ10

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      • さらば愛しきミニシアター 岩波ホールよ

        今日7月29日、岩波ホールが閉館する。 ご存じの方には言うまでもないが、ミニシアターの先駆けとなった映画館で、大手の映画会社があまり取り上げない、芸術性の高い世界中の良作を、50年以上にわたって世に送り出したところだった。 ここに通いだしたのはちょうど10年前、大学に入った年だった。高校2年の冬から本格的に映画の魅力に取り憑かれ、名画座を皮切りにお小遣いと時間をやりくりして通いだした私は、大学に入ってしばらくしてから、思い切って岩波ホールの会員になった。気品ある風格とどこか優

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        • NHK BS世界のドキュメンタリー『青い募金箱 イスラエル建国の真実』を見て

          暑い。この異様な暑さで、週末の2日間じゃ疲れが取れないどころか、暑さのせいでくたびれる日々。以前から思ってたけど、もういい加減週休3日にしてくれ!と心の叫びが段々強くなってる。 (今回の画像は今年初めに雪が積もった時のもの。少しでも涼しく!とこんな写真を選ぶくらい疲れてる(笑)) ここ数週間、映画館に行くのも、DELE(スペイン政府が実施しているスペイン語検定)に向けた勉強も、この暑さでダレてほとんどせずに終わった。これだけ暑すぎると、最低限の家事をこなすだけでもかなりの体力

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          • 性格診断をやってみたら…

            最近こちらの記事を読んで、性格診断に興味が湧いたので、試しにやってみた。 すると、結果はこうだった。 なになに、「INTP 独創的に問題を解決する人」とな。私自身が独創的かは微妙だけど、説明書きを読むと8割くらい当たってる感じだった。 結果を少し引用してみよう。 ふむ、当たってる。物心付いた時からそうだった。脳内であーだこーだと色々こねくり回しながら考える時間が、今でも結構好きだ。 その次の、考え事し過ぎで事故にあったり、服を後ろ前間違えたまま気付かないとか(さすがに後

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            ジャン・ルイ・トランティニャンを偲んで

            前回の続きをと思っているうちに、フランスの名優、ジャン・ルイ・トランティニャンの訃報が…!一昨年のロベール・オッセン、昨年のジャン・ポール・ベルモンドに続き、映画界を支えた名優たちがまた逝ってしまった…(ベルモンド繋がりでいくと、名スタントのレミー・ジュリアンも昨年亡くなっている) 彼の出演作はクロード・ルルーシュの『男と女』(1966)しかまだ見てないんだが、アラン・ドロン的な二枚目とは異なる、彫りが深く鼻が高い独特の風貌(褒めてます)の彼が本当に素敵だった。どこかお茶目で

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            私的おすすめ名作映画(1)

            今年はいつもより早く梅雨入りしたり、その前からも天気がコロコロ変わったりと、なかなか体調管理が難しいですね。noteの企画に乗っかって、そんな状況を乗り切れる(かもしれない)作品を、私的独断に基づき一挙発表! ご紹介する作品数(!)の関係で、何回かに分けて書きますので、良ければお付き合い下さい。 では早速、第一弾。 ただでさえ雨続きでパッとしない日々、ジメジメしてる上に暗くなりがちなので、スカッとしたい!という方。 南国はブラジル・リオデジャネイロの太陽の下、手に汗握るア

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            『男たちの挽歌』という名の奇跡を、あなたはもう見たか?(2)

            日にちが空いてしまったが(1)の続き。前回書いたように、ここでは『男たちの挽歌』の制作背景やその後の映画界に与えた影響、そして私個人の感想(と突っ込み)を綴っていく。 【制作背景】 既にあちこちで触れられてる話だが、この作品について語るなら避けて通れない話題(と思ってる)なので、敢えて書く。 『男たちの挽歌』は色々な意味で異色ずくめの作品だった。 一つは映画作品のジャンルという点。当時の香港映画はもっぱらカンフー(功夫)映画が主流だった。1970年代後半〜1980年代半ば

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            『男たちの挽歌』という名の奇跡を、あなたはもう見たか?(1)

            愛の独白(?)という名の宣伝活動です。作品の内容について書きまくってるので、ネタバレばっちこい(表現が古い?)の方どうぞ。 この作品を知ったのは、香港映画にまだそれほど興味関心がなかった学生時代。張國榮(レスリー・チャン)の没後10周年特集が組まれた事があった(年までバラすのかい?と思ったそこの方、シーッ(笑))。当時は見逃したが、その中に『男たちの挽歌』と続編(石天(ディーン・セキ)が出てた2作目)も含まれていた。『挽歌』なんて言葉を使ったタイトルが何だか新鮮で記憶に引っ

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            ジョージア映画『金の糸』を見て

            最近、香港映画がちょっとした(結構な?)マイブームになってる私。映画館でなかなか掛かりそうにない旧作のDVDをレンタルしては、ちょっとした合間にせっせと見て、香港映画独特のくだらない設定に笑ったり(時に大爆笑も。スターにこんな事させるのか!?ってな場面もかなり多い)、時にあまりにもベタだけど直球ストライクにズキュンッ!と胸を打たれたりして、ますますハマってる。まさに沼に嵌まり込んでるというべきか。近いうちにここで感想を書けたらと思ってる(いつになるかな〜?) もちろん、公開中

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            支える周囲の「功績」はいつまで無視されるのか?(『アナザーストーリーズ』大島渚の回より)

            (画像はNHKの番組HPのスクリーンショットです) NHKの『アナザーストーリーズ』という番組を時々見ている。日本国内外問わず、世を騒がせた事件や人物について、報じられなかった側面から取り上げる番組で、時々気になる話を録画して見ている。過去のエピソードでは、山一證券の自主廃業と山一抗争、金大中事件の回が個人的にとても記憶に残ってる。 その番組で最近、大島渚を取り上げたのでいそいそと録画して見た。この監督自体は好きではないけど、『愛のコリーダ』と『戦場のメリー・クリスマス』、そ

            シベリアの記憶ー香月泰男展よりー

            連休中に、香月泰男という画家の展覧会を見に行った。彼は、戦時中に召集され満洲で終戦を迎えた後、いわゆる「シベリア抑留」を経験した人で、日本に帰国後、自身の記憶とその時に密かに描いたものを元に、満洲やシベリアでの体験を作品にした事で知られている。 実は身内でシベリア抑留を経験した人がいた事もあり(残念ながら生前の本人に会う事は出来なかったが)、香月泰男の絵に以前から興味を抱いていたが、昨年生誕110年を迎えたのを機に、回顧展が都内で開かれていたので行ってみた。 期間中作品の入

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            徒然日記:ロシア(あるいはソ連)という国・地域について

            (タイトルに日記とあるが、続く予定は今の所ない。このテーマに触れるに当たって、何となくそう書いた方が収まりがいい気がしたから…) この地域について語る時、まず個人的な話に触れずにはいられない。 私自身、大学ではスペイン語圏専攻の学科にいたが、実はロシア語圏専攻の学科にも心惹かれていた。それにはロシア文学の持つ力が影響していたと思う。子供の頃に読んだ『大きなかぶ』や『石の花』といったロシア童話や民謡、高校時代に手を伸ばしたチェーホフやツルゲーネフといった作家たちの作品によって

            77年前の「3月10日」が今なお世界に問い掛ける事

            3月に入ってから、あちこちで「3月11日」の事に触れて話している。言わずもがな、東日本大震災とそれに関連して起きた事、今もなお続いている事を忘れないためにだ。11年前のあの日、東北から離れた都内で、それまでにない強く長い揺れを経験した私にとっても、この出来事は忘れがたいものとなったし、この先も忘れ去る事は出来ないだろう。 しかし、東京の下町で生まれ育った私には、3月といえば3月11日と同じくらい忘れがたい日がもう一つある。「3月10日」。今から77年前の1945年3月10日

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            貴重!全盛期のショウ・ブラザーズを写したドキュメンタリー映像

            https://youtu.be/rDe-cUBl7es 1974年頃に撮られた、香港の映画会社ショウ・ブラザーズの(貴重な)ドキュメンタリー映像。完全なイギリス英語のナレーションの中、当時の映画王国の製作場面が垣間見えて、香港映画ファンには堪らない内容かも。 このドキュメンタリーの良いところは、製作に携わる様々な人たちを追いかけたところだと思う。ショウ・ブラザーズの創立者であるランラン・ショウ(邵逸夫)や、トップスターの一人だったデイビッド・チャン(姜大衛)だけでなく、吹

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            脚本・音楽・俳優たちの演技、そして若き日のチョウ・ユンファに痺れろ!(TVドラマ『上海灘』)

            気付いたら年が明けて、2月も半分近く過ぎてるこの頃。その間に映画を結構見に行って、色々書きたいなぁと思いつつ、気が多い私は他の事に現を抜かしておりました。 そんな中、先月都内某所で上映された香港映画特集で、全盛期の香港映画の数々に触れたせいか、頭の中が香港映画で埋め尽くされてきてる状態です(←ただのヤバい奴とも言える)。 思い返すと、以前DVDで見た『男たちの挽歌』をスクリーンで見てから、ずっとそんな状態にハマってるかも。今回改めて見てチョウ・ユンファやティ・ロンの魅力に気付

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            母になるとは?命とは?静かに問いかけるドラマ『透明なゆりかご』

            ※作品の内容に触れる記述があります(いわゆるネタバレです)。ネタバレが苦手な方は、作品を先に是非ご覧下さい。 映画でなくTVドラマの話である。 子供の頃からTVドラマはあまり見ない方だったが、気になる番組は時折見ていた。『透明なゆりかご』(NHK、2018年)もその一つで、リアルタイムで放送してた時は1話目を録画し損ねて見れなかったが、番組の名前はずっと記憶に残ってた。それが今年5月、主演の清原果耶出演(主演)の朝ドラ放送直前に、一挙再放送されたので「今度は逃すか!」と全話

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