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紆余曲折

「暑い夏は、やっぱり鍋よね。私、キムチ鍋が食べたい」ってことになりました。スーパーのカードと袋を持たされ、買い物リストはラインで送信されます。私にとっては伏魔殿でしかないスーパーで、紆余曲折を経て買い物を完遂。

美しいパッケージに入ったキムチ鍋の素が、これまた伏魔殿。ひとくち箸をつけたのですが、辛さ控えめな上に独特の臭いに吐きそう。奥さんは私に気を使って「捨てる?」って言いますが、そんなもったいないことはできません。

迷わずキムチ鍋の素を棄て、具材を水で洗います。冷しゃぶみたいになったところで、普段から愛してやまない「旭ポンズ」で完食。

食後は口直しというか、気分転換のために、自転車で丸善に。長居して購入した本の数は4冊。気が付けば、喫茶店の閉店時間が迫っています。やむなくスイカを買って帰ることに。

幹線道路沿いに自転車を走らせ、無事、帰宅。炭酸水で水分補給をしながら(天然の)奥さんが勝ち誇ったような表情でのたまいます。「いつものクネクネした道より、今日のルートの方が早かったね」って。

順風満帆と思えるのも、君が直往邁進した結果ではなく、紆余曲折した道で、はぐれないよう振り返りつつ、ゆっくり走ってやっている私がいればこそなんだけどなぁ(笑)。

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