【文字化け対策】複数CSVファイルの文字コードを一括変換する方法
GASラボではどなたでもご利用いただける自動化ツール・AIツールを企画・開発しています。
これまで企画開発したツール一覧は下記のページでご覧下さい。
CSVファイルをダウンロードした際。「文字化け」してしまった経験があるかたは多いでしょう。
そもそもなぜ文字化けが起きるかというと、CSVファイルでは「UTF-8」や「Shift-JIS」などの文字コードが一般的ですが、この文字コードの違いによって文字化けが起きます。
例えばよくあるのが、Windowsパソコンで作成したファイルをMacで開いたケースです。
Windowsで作成したファイルの文字コードが「Shift-JIS」なのに対し、Macはデフォルトの文字コードが「UTF-8」となっているため、ファイルを開くと文字化けしてしまうのです。
このように文字化けが起きた際は、CSVファイルの文字コードを確認したうえで適切な文字コードを指定すれば、文字化けを起こさずにファイルを開くことが可能です。
しかし、こうした現象が1つのCSVファイルで起きているだけならまだしも、複数のファイルで発生してしまった場合、一つずつ文字コードを変更するのは大変な手間となります。
そこで今回GASラボでは、CSVファイルの文字コードを一括で変換できるツールを開発しました。
本ツールを利用すれば、複数のCSVファイルの文字コードを簡単に変更することが可能です。
CSVファイルを取り扱うシーンが多い方、複数のCSVファイルの文字コードを一括で変換したいと考えている方は、ぜひ本ツールをご利用ください。
本記事では、複数CSVファイルの文字コードを一括変換する方法として、今回GASラボが独自開発した「CSV文字コード一括変換ツール」を紹介します。
CSV文字コード一括変換ツール
本ツールは、CSVファイルの文字コードを変換できるツールです。
複数のCSVファイルの文字コードを、一括で変換することが可能です。
文字コードの設定によってCSVファイルで文字化けが起きた際などに、少ない工数で簡単に文字化けを解消することができます。
文字コードは「UTF-8」と「Shift-JIS」の2種類から自由に選択が可能です。
また、本ツールはCSVファイルを複製したうえで文字コードの変換を行うので、元のファイルはそのまま残ります。
そのため、元のファイルが必要になった際にも安心です。
なお、本ツールは「Google Apps Script(GAS)」のプログラムを使ったGoogleスプレッドシート形式のツールです。
よって、パソコンへツールをインストールする必要はありません。
パソコンのOS(WindowsやMacなど)にも依存しないので、Googleスプレッドシートが使える環境であれば、どなたでもご利用可能です。
ビジネス等でCSVファイルのやり取りが多い方などは、文字コードが原因で文字化けを起こすシーンが少なくないでしょう。
そのような場合に本ツールがあれば非常に便利ですので、ぜひご利用ください。
本ツールは無料で配布いたします!
本ツールの入手方法は本記事の下部にてご紹介しておりますので、そちらをご確認ください。
CSV文字コード一括変換ツールの3つのPOINT
今回開発した「CSV文字コード一括変換ツール」の特徴を3つのPOINTに整理して紹介します。本ツールの仕様を理解する上でご参考にしていただければ幸いです。
※ツールの詳細な仕様は下記の記事をご覧下さい。
POINT1:複数のCSVファイルの文字コードを一括変換
本ツールは指定した複数のCSVファイルの文字コードを一括変換することができるツールです。
変換指定できる文字コードは「UTF-8」、「Shift-JIS」の2種類です。
元ファイルを残したまま、複製して文字コード変換されたファイルが生成します。
保存先のGoogleドライブのフォルダも指定可能です。
POINT2:本ツールは「Googleスプレッドシート形式」だからインストール不要!
本ツールはGoogle Apps Script(GAS)の自動化プログラムが実装された「Googleスプレッドシート形式」のツールです。
インストールをする必要がなく、お持ちのPCのOS(Mac、Windowsなど)に関係なくご利用いただけます。
また、ネット環境が利用できる状態であれば、いつでもご利用いただけます。
POINT3:入力とクリックのみのシンプルな操作!初心者でも簡単に利用可能!
本ツールのご利用方法はシンプルです。
入力とクリックのみで操作できるツールであるため、Excelやスプレッドシートなどの表計算ソフトの使用経験がある方であれば、簡単にご利用いただくことができます。
CSV文字コード一括変換ツールのご利用イメージ
今回開発した「CSV文字コード一括変換ツール」のご利用イメージを画像を用いて紹介いたします。
詳しい設定方法については下記のマニュアルにもまとめておりますので、併せてご覧ください。
STEP1:ご購入された本ツール(Googleスプレッドシート形式)をコピー
本ツールは「閲覧権限」が設定されています。
そのため、はじめに本ツールをのコピーを作成したうえで、コピーしたファイルをご利用ください。
コピーの手順は「ファイル」から「コピーを作成」をクリックするだけです。
その後、「ドキュメントをコピー」と表示されたポップアップが開くので、「コピーを作成」をクリックすれば完了です。
STEP2:文字コードを変換したいCSVをGoogleドライブにアップロード
本ツールをコピーできたら、次に文字コードを変換したいCSVファイルをGoogleドライブへアップロードしてください。
CSVファイルのアップロード先は、Googleドライブ内ならどこでも構いません。
必要に応じてCSVファイル変換用のフォルダなどを作成いただいてもよいでしょう。
ただし、本ツールが利用できるのはご自身のGoogleドライブ内にあるCSVファイルのみとなりますのでご注意ください。
STEP3:変換リストシートにCSVのURLをリストアップ+各種設定
GoogleドライブにCSVファイルをアップロードしたら、本ツールの設定を行います。
「csvファイルURL」へGoogleドライブにアップロードしたCSVファイルのURLを入力してください。
「文字コード変換指定」では、変換後の文字コードを「Shift-JIS」「UTF-8」から選択できます。
いずれも選択しなかった場合は、「UTF-8」へ変換となります。
「変換ファイル格納先フォルダURL」は、文字コードを変換したCSVファイルの出力先を指定する箇所です。
指定なしの場合、マイドライブ直下にファイルが出力されます。
STEP4:「メニュー」より「一括文字コード変換」を実行
各種設定が終わったら、本ツールの「メニュー」から「一括文字コード変換」をクリックしてください。
変換が終了すると、「ファイルタイプ」「変換結果」「変換後ファイル名」に情報が出力されています。
本ツールご利用上の注意点
本ツールの利用には、Googleアカウントが必要になります。
本ツールの利用で発生した問題の責任は負いかねます。事前に使い方をテスト、理解した上で、ご利用ください。
本ツールは処理時間に上限があります(約6分)。処理時間を超える場合には、データの取得・出力が完了できないケースもございますので、予めご了承ください。
ツールおよびプログラムの著作はGASラボにあります。無断での転載・再販・配布・共有やソースコードのコピーは固く禁止しております。
本ツールは初回利用時に「認証・許可プロセス」が発生します。認証・許可を下記の記事を参考に進めて下さい。
CSV文字コード一括変換ツールの今後の更新について(2023年3月22日時点)
ツールの機能追加について
基本的にユーザー様のリクエストなどをお伺いしながら機能の拡充に取り組んでいきます。
ツールの提供価格について
・本ツールは無料で配布します!
(もしご満足いただけるツールであれば、いいねやフォロー、シェアをいただけると無料ツール開発の励みになります…!)
・機能拡充のタイミングなど、今後価格が変更になる可能性があります。予めご了承ください。
GASラボのその他のツール開発について
・GASラボでは、今回のCSV文字コード一括変換ツールの他にも業務効率化・自動化に役立つツールの開発を進めています。
・GASラボでは、今後も便利な自動化ツールや新規サービス、テンプレートを開発・公開してまいります。ご興味がある方はnoteやTwitterをフォローいただけると嬉しいです。
CSV文字コード一括変換ツールのご案内
下記のツール配布専用ページよりCSV文字コード一括変換ツールを入手してご利用ください。
CSV文字コード一括変換ツールのマニュアルページのご案内
下記のページにCSV文字コード一括変換ツールの詳しいご利用マニュアルを用意しております。設定や操作については下記のマニュアルをご覧ください。
最後に
GASラボでは、今後も便利な自動化ツールや新規サービス、テンプレートを開発・公開してまいります。
自動化ツールだけではなく、業務効率化や自動化に関する情報もTwitter(X)にて発信しております。
最新情報はTwitter(X)にてご確認いただけますと幸いです。
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