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『常世』

皆さん、こんにちわ。

臥龍桜です。

さて今回は、大国主の別名から色々と考察しようと想います。

大国主の別名は前回も書いた様に

幽世大神 幽冥主宰大神です。

(かくりよのおおがみ かくりごとしろしめすおおかみ)

大国主さんは沢山の別名があります。

ホツマツタエでは大国主さんは
事代主(ことしろぬし)=クシヒコさんの事とあります。

この事から皆さんが(僕も)大国主だと想っているのは

『大己貴命(おおなむち)』さんの事だと想います。

日本書記には大国主という名前ではありません。

しかし、別名が余りにも沢山あるので
どれがどれかを個別で判別するのは難しいと
想います。

その中でも気になったのが上記の名前です。

幽世大神 幽冥主宰大神

まず

常世(とこよ)
隠世、幽世 (かくりよ ゆうよ)とは

永久に変わらない神域。
死後の世界でもあり、黄泉もそこにあるとされる。

『永久』を意味し、古くは『常夜』とも表記した。

また国譲りの際に

対話と武力を交えた交渉の末に
大国主(あえて大国主と書きます。)は

幽冥界(常世 幽世 隠世)の主になり
スサノウさんから貰った出雲大社の修復を条件として国譲りをしました。
と書いてある書物もあります。

この事から

大国主は簡単に言うと黄泉の王になったと想われます。

次に大国主と一緒国造りをした。

『スクナヒコさん』

スクナヒコさんも国造りが終わった後に

『常世』に帰ったとあります。

そして前回お話しした。

破无神(はむしのかみ)

常世の国に生えている不老不死の仙薬の元になる木。橘に似てると言われています。
その橘に似た木に発生する『虫』じゃないか?

あとは、その『常世信仰』なるものがあって
簡単に言うと、秦氏以外の外国の宗教。
その常世信仰も日本に広まっていたので
その常世信仰=虫=秦氏以外の外国宗教=
破无神(はむしのかみ)かもしれません。

とお話ししました。

では次に

『橘(たちばな)』

ヤマトタチバナ ニッポンタチバナ

以下がそれになります。

はい。ミカンです。

橘はミカン科ミカン属です。

この『橘』が植えられたと言うお話しがあります。

それはホツマツタエに登場します。

イザナギ、イザナミさんが結婚して

月読さんを産む時に『橘』を植えたとあります。

今お話しした事を繋げます。

橘=月読=不老不死の仙薬=大国主=スクナヒコ=破无神=常世=常世の王(順不同)

となりますね。

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ではここからは。

今お話しした事や過去にお話しした事を考察して見えてきた『ヒント』をお話しします。

正直とんでも話の様にも感じますが
今までのお話しと考察からするとあながち、、
無い話ではないかと個人的には感じています。




さて。皆さん。上記の繋がりには

『何かが足りません』

『一体何が足りないか分かりますか?』

『ある重要な事がたりません』

橘=月読=不老不死の仙薬=大国主=スクナヒコ=破无神=常世=常世の王(順不同)

感が鋭い方なら分かると想います。

そうですね。






足りないのは。

『イザナミさん』です。


『常世=黄泉』ならば足りないのは

当然

『イザナミさん』なんです。


古事記的にもホツマツタエ的にも
イザナミさんは亡くなり黄泉の女王になった
または、黄泉の住人になったとされます。

果たして本当にイザナミさんは亡くなったんでしょうか?

古事記には黄泉の食べ物を食べてしまったから
帰れないと言います。

昔から食べ物には神が宿ると言われていますね

尚の事、『保色神(うけもちのかみ)』から
米や魚や獣や馬や牛や稲や栗や蚕が産まれたとあります。

もし黄泉にも『保食神の様な人がいたら?』

それが『橘』に似てる物なら?

『橘(ミカン)だと想って食べてしまいますね』

もしくは、橘(ミカン)その物だったかもしれませんが。

『黄泉の食べ物を食べる=黄泉の神を食べる』

と考えた場合。

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『日本古来の神と言われる人と

海外の神と言われる人の

結合を意味しないでしょうか?』

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この様な事を考察した時に。

ある種、奇妙な事に気づきました。

常世には『海の向こう』という意味もあります。

また

大国主とは『根の国』から帰ってきたから
(ここで言う(根の国)とは以前お話しした、
北陸の事ではありません。常世です。)

『偉大な国の主』から『大国主』になったとあります。

では、大己貴命さん(おおなむち)

(ここからは大国主さんの事を大己貴命さんと言います。)

大己貴命さんの父親は誰ですか?

はい。

『スサノウさん』ですね。

スサノウさんはイザナミさんが亡くなった後
暴れて、根の国に行く前にアマテラスに挨拶に行きますが、乗っ取られると勘違いウケイをして勘違いを証明しますが、暴れて追放されます。

追放された後に、クシナダヒメを八岐大蛇から助け。結婚し。

出雲の根之堅洲国にある須賀(すが)の地
(中国・山陰地方にある島根県雲南市)へ行きそこで暮らしました。

スサノウさんはイザナミさんの側で暮らしたと
考えられます。

根の国=根之堅洲国ならば。
もしくは再会した。

尚の事

大己貴命さん=大国主=幽冥の王なら
その父親のスサノウさんが幽冥の王になっていてもおかしくはないからです。

また、月読さんとスサノウさんのエピソードが
被る所がある、また支配する領域なども被る所から。

実はスサノウ=月読、月読=スサノウ

同一人物説もある。

しかし個人的には同一人物では無いと考えています。

月読さんに関してはホツマツタエでも情報は少なく、古事記、日本書記でも同じです。

ヒントは『常世』だと考えています

『常世=海の向こう』

これが

『海の向こう=海外なら?』

どうでしょうか。

『常世=海外』

これは先程書いた

常世=秦氏以外の海外宗教にも当てはまると想います。

常世=海外という考察からすると。

『イザナミさん、大己貴命さん

スクナヒコさん』

この3人は常世(海外)に行ったと考えられます。

『スサノウさん、クシナダヒメさんは手前ぐらいまでは行った』

『イザナギさん、菊理姫さんも古事記の話からすると行ったが帰国した』と考えられます。大己貴命さんも帰ってきた?先程の大国主の名前の由来からするとその様にも感じます。しかし、神話的に考えるとスサノウさんの所までか?』

まぁこの様に考えられます。

では海外のどこに行ったか?

『秦氏』『失われた10氏族』『八幡』などが『ヒント』になります。

秦氏の先祖が

『弓月君』(ゆずきのきみ)

だと言われています。

弓月君は秦始皇帝三世孫で。
孝武王の後裔であるさとされています。

『日本書紀』によると弓月君は百済の120県の人民を率いて日本に帰化したとあります。
(西暦約290年頃とされています。)

弓月君とは別に

月氏族(げっしぞく)

という方々が居て。
紀元前3世紀から1世紀頃にかけて東アジア〜
中央アジアにかけて存在してい遊牧民と国家とされている様です。

2世紀頃に戦に敗れ『大月』と呼ばれ
東西の交易で栄かえた様です。

この『月氏族』と『弓月君』はどうも元々は
同じ部族の様です。(弓月君は個人です。)

簡単に纏めますと

『月氏族=弓月君と弓月君と仲間達=秦氏』

この様な関係性になります。

しかし、月氏族と弓月君は別々に日本に来ている様です。

当たり前と言ってしまえば当たり前なんですが

秦氏は海人族と言われています。

簡単に言えば『舟』で海を渡り、当然『舟』を作る技術もあり『交易』もしていたからですね。

また、秦氏の海関係の仕事をしている人達は

『平』と名乗っていた様です。

さて、以前の『note』でもお話しした様に

サーサーン朝からの流れで今の中国地方に入ってきた。

唐代三夷教(とうだいさんいきょう)

唐に守られていた宗教

キリスト教ネストリウス派(景教)
ゾロアスター教(祆教)
マニ教(明教)

西暦約650年頃です。

月氏族は紀元前3世紀から1世紀にかけて。

月氏族の方が古いんですね。

そして。

月氏族=弓月君=秦氏なら
以前のnoteに書いた様に

平城京しかり、伏見稲荷しかり、広隆寺しかり
伊勢神宮しかり、八幡さんしかり。


全て『秦氏』が関係しています。

ならば

波斯(はし)波斯国(はしこく)

波斯と書いてペルシャ、ペルシヤと読ませることもあります。

これも以前noteに書いた『タイトル.カケラ』
様に。

日本人に数学などを教えていたペルシャ人
(平城京からの発見されたもの)

さきたま古墳から出土したペルシャの物。

ならば。

ざっとこの様になるはずです。

サーサーン朝(ペルシャ)=月氏族=

秦氏=弓月君と仲間達(順不同)

これに

ゾロアスター教とキリスト教ネトリウス派を
足すと?

どうなりますか?

秦氏=波斯国(はしこく)=海外宗教になる訳ですね。そして日本に入ってきたと。

それが今回の話と何が関係あるのか?

これも以前お話ししました。

YAP細胞

日ユ同祖論などでも言われる

日本とユダヤの人達が強い親戚関係にあると。

(D系統、E系統)

また、失われた10氏族の末裔を探している
アミシャーブ。

その失われた10氏族の末裔も

(D系統、E系統)

です。

秦氏は失われた10氏族の1氏族だと言われています。

ならば

こうなりますね。

10氏族=月氏族=秦氏=弓月君と仲間達(順不同)

そしてペルシャ。

サーサーン朝時代において領土は現在の領土とは違う為に一概にここから、ここまで。

とは言えないですが。

『ペルシャ=イランです。』

そして

これも以前noteでお話ししました。

『イナンナの黄泉下り』

(イナンナ=イシュタル)

という神話があります。

このイナンナの冥界下りが、世界にある
冥界の神話のベースなのではないか?
と言われています。

少し長いですがwikiからイナンナの冥界下りの
大筋を張り付けておきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

天界の女王イナンナは、理由は明らかではないものの。

地上の七つの都市の神殿を手放し、
姉のエレシュキガルの治める冥界に下りる決心をした。

冥界へむかう前にイナンナは七つのメーをまとい、それを象徴する飾りなどで身を着飾って、忠実な従者であるニンシュブルに。

自分に万が一のことがあったときのために、
力のある神エンリル、ナンナ、エンキに助力を頼むように申しつけた。

冥界の門を到着すると、イナンナは門番であるネティに冥界の門を開くように命じ。

ネティはエレシュキガルの元に承諾を得に行った。

エレシュキガルはイナンナの来訪に怒ったが、イナンナが冥界の七つの門の一つを通過するたびに身につけた飾りの一つをはぎ取ることを条件に通過を許した。

イナンナは門を通るごとに身につけたものを取り上げられ、最後の門をくぐるときに全裸になった。

彼女はエレシュキガルの宮殿に連れて行かれて、七柱のアヌンナの神々に冥界へ下りた罪を裁かれた。

イナンナは死刑判決を受け、エレシュキガルが「死の眼差し」を向けると倒れて死んでしまった。彼女の死体は宮殿の壁に鉤で吊るされた。

三日三晩が過ぎ、ニンシュブルは最初にエンリル、次にナンナに経緯を伝えて助けを求めたが。

彼らは助力を拒んだ。

しかしエンキは自分の爪の垢からクルガルラ(泣き女)とガラトゥル(哀歌を歌う神官)という者を造り、それぞれに「命の食べ物」と「命の水」を持って、先ずエレキシュガルの元へおもむき、病んでいる彼女を癒すよう、

そしてその礼として彼女が与えようとする川の水と大麦は受け取らずにイナンナの死体を貰い受け、死体に「命の食べ物」と「命の水」を振りかけるように命じた。

クルガルラとガラトゥルがエンキに命じられた通りにするとイナンナは起き上がった。しかし冥界の神々はイナンナが地上に戻るには身代わりに誰かを冥界に送らなければならないという条件をつけ、ガルラという精霊たちが彼女に付いて行った。

まず、イナンナはニンシュブルに会った。

ガルラたちは彼女を連れて行こうとしたが、
イナンナは彼女が自分のために手を尽くしたことと喪に服してくれたことを理由に押しとどめた。

次にシャラ神、さらにラタラク神に会うが、彼らも喪に服し、イナンナが生還したことを地に伏して喜んでだため、彼らが自身に仕える者であることを理由に連れて行くことを許さなかった。

しかし夫の神ドゥムジが喪にも服さず着飾っていたため、イナンナは怒り、彼を自分の身代わりに連れて行くように命じた。

ドゥムジはイナンナの兄ウトゥに救いを求め、憐れんだウトゥは彼の姿を蛇に変えた。

ドゥムジは姉のゲシュティンアンナの元へ逃げ込んだが、最後には羊小屋にいるところを見つかり、地下の世界へと連れ去られた。その後、彼と姉が半年ずつ交代で冥界に下ることになった。

(ここで言っている『姉』とは現代風に言えば
血の繋がりは無い。属性的な姉妹だと想われます。)

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とこれが『イナンナの冥界下り』の大筋です。

そして

このイナンナを守護とし
シュメール 、バビロニアの有力都市

『ウルク』

イナンナに関しても以前お話しをしました。

簡単に言うと

『イナンナは『生』を表し』

『エレキシュガルは『死』を表す』

後にイナンナ自身も冥界の王、女王とも言われています。

これは、姉エレキシュガルが原因かと想います

このウルクは現在も遺跡としてあります。

ユネスコ世界遺産になっています。

現在の国的に言えば『イラク』にあります。

場所はここです。

さて。

このウルクでは当然イナンナに関する物が沢山あります。

今は世界遺産ですが。

当時の人々からしたら

『ウルク=伊勢神宮』の様な場所でもあったと想われます。

そこで

ウルク=イナンナの神殿もしくは

ウルク=エレキシュガルの神殿と考えた場合。

『世界遺産ウルクの調査は地下の水位が高い為に調査困難とされています』

エレキシュガルが住む冥界とは

アプスーより更に下にあるとされています。

これも以前お話しした。

アプスー=淡水=地下水になりますね。

冥界(常世)とは『ウルクの下』なのかもしれません。

なので

ウルクを冥界とします。

そして。

これをご覧ください。

まだ何も説明しません。

次に分かる様に印をつけます。

ウルクです。

次です。

susaと書いてあります。

これも以前お話ししました。

スーサ=スサの王=スサノウ

スサノウさんも渡来人何ではないか?と言う話です。日ユ同祖論の延長線上にある話の様なものだと考えていただけたら良いと想います。

次です。

『シン』はメソポタミア神話において『月の神』とされています。

シュメール語では『ナンナ』と言われています。

イナンナはシンの娘とされています。
(この場合も血の繋がりでは無く属性です。分かりやすくいう『陰陽、猿と馬』)

なので、シン(ナンナ)=『月』
同じくメソポタミア神話のウトゥ=『太陽』
なので、兄弟とされています。

シン(ナンナ)は男性とされています。

メソポタミア神話においても

月の神は

月を司どり、大地と大気の神としても崇められています。

また、月の満ち欠けの性質から
暦の神ともされ、豊穣の神ともされています。

そのシン(ナンナ)を守護とする街

『ウル』です。

そしてこの画像をご覧ください。

コタツとミカンです。

橘は?『ミカン』でしたね。

こちらの画像は現在の『イラン』のものになります。

しかし。

サーサーン朝=ペルシャですね。
では、サーサーン朝の昔の領土は?

この緑色のエリアです。
最大の時のエリアだと想います。

イラクもイランも入ってますね。

では

『本題の海外の何処に行ったか?』

答えはもうお分かりですよね。

答えは今で言えば

『中東』になりますね。

さて。

今回は以上です。

長々とありがとうございます。

次回は『まとめ』になります。

以上

臥龍桜でした。

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