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ガーデナー(庭師)養成講座 第5期 第10日~剪定(ヤマボウシ&シマトネリコ)編~

第5期も10日目となり、今回で半分が終了し、折り返しとなります。

午前の受講者の皆さんは、前回シマトネリコが完了しており、今回はヤマボウシの、

午後の受講者の皆さんは、前回に引き続きシマトネリコの、
それぞれ剪定に取り組んでいただきました。

意識するポイントは引き続き、「樹冠のライン」と「濃さ」。
その2点を意識しながら、剪定を進めていただきます。

そこから、前回の反省材料である「残すべき枝」への意識を強めながら、進めていただきます。

剪定に入ってから、講師の細川は、受講生の皆さんに「大いに悩む」ことを促しています。

その上で、受講生の皆さんが悩み、質問されたことに対しては、ただ『答え』をお伝えするのではなく、その受講生の方が、「どういう考えでやろうとして、どう悩んでいるのか?」を意識しながらその問いに対してさらに問いかけ、そしていっしょに答えを出していく。

その繰り返しが、きっと皆さんの引き出しを増やしていくことに繋がるはずです。

でも、現段階ではまだまだモヤモヤされていることが多いです。

特に見受けられるのは、ゴールを見失うこと。
ゴールは、その樹木を綺麗に仕上げること。
そのために剪定という手段があり、その剪定に多くの技術や知識がある。

ですが、今、学んだ技術や知識に意識が向きすぎて、その技術や知識を使うことがゴールになってしまう場面が見受けられます。

たとえば、『不要枝は切る』とか『外芽を残す』とか『若い枝は残す』とか。

その1つ1つは正しいんです。
ですが、その知識や技術は、「その通りにやることそれ自体」はゴールではありません。
樹木を綺麗に仕上げるために、どう活かすか。

以前にもこのnoteで何度か触れていますが、「不要枝」であっても、現状の樹形を考えたときに、今回は剪定しないという判断をするケースもある。
綺麗に仕上げるために、一般論としては不要枝でも、今は必要だからです。

だからこそ、常にゴールを意識することが大切であり、そのゴールの指標となるのが、「樹冠ライン」と「濃さ」なんです。だから、ここをまず最低限意識していただいています。

まだまだ「思い通りにできた」という実感はないかもしれません。
ですが、結果として、一定のラインを超える仕上がりに至る剪定ができるようになっています。
わずか3回目の剪定で。

今はまだ、疑問点を都度質問し、それに対してレクチャーを受けながら仕上げている、という段階。

この講座が終わるころには、それを「自分で意図して」剪定して仕上げることができるようになっていただきたいですし、そのために全力でサポートしてきます。


★第6期の講座、今後の体験講座等のご案内は、ガーデナー養成講座Twitterでも告知予定です。

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