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ガーデナー(庭師)養成講座 第5期 5日目 ~生垣の刈込・座学編~

お天気に恵まれている第5期。

5日目の今回は、生垣の刈込の座学です。
『生垣』というのは、『垣根』の一種です。

生垣を刈り込む3期生の方。

垣根というのは、家と外との境界に設けられる、壁のようなもののこと。
竹で組んだ垣根を「竹垣」と呼びますし、木を植えてつくった垣根を「生垣」と呼びます。

1日目~4日目を通して、刈込の基本を学び、実践していただきました。

前回は、エレガンティシマを刈り込んでいただきました。

次回からは、生垣の刈込の実技を予定。
さらに、剪定の実技を挟んだ後、「工程管理」をテーマにした実技でも、対象は生垣を予定しています。

実技に向けて、まずは座学で基礎を学んでいただきます。

今回は、弊社大阪支店・矢野ガーデナーが講師を務めます。

大阪支店・矢野ガーデナー

ポイントをまとめると、

●天端(てんば)の仕立て方
●際を綺麗に作るにはどうすれば良いのか?
●上から刈るの?下から刈るの?
●失敗しがちな手順とは?
●こばの仕立て方。丸くならないための注意点

です。

ただ、座学で学ぶ知識は、ある種「教科書的な知識」です。

庭木のお手入れは、職人目線で言えば、こだわろうと言えばどこまでもこだわることができる。

一歩下がってご依頼してくださるお客様の目線に立つと、その要望は様々です。

大切なことは、技術を身につけた上で、その技術をご依頼者様のご要望に合わせて活用し、ご要望の形に仕上げていくこと。

ですから、身につけた技術のすべてを毎回毎回使うわけではありません。
今回ご説明した内容の刈込まで実際にやるところは稀。
それでも、その知識を知っておくことは重要です。

単に知識や技術を身につけるだけでなく、その背景にある考え方もお伝えする。それは、私たちが日々お客様と接し、サービスを磨き続けているからこそお伝えできることでもあります。

次回は生垣の刈込の実技。
今回の座学で学んだ知識をどのように活かしていくのか、実践して修得していただきたいと思います。

生垣の刈込について学んだあとは、『樹木ノート』についてご紹介しました。
『樹木ノート』というのは、当社に入社した新人が、初期に知識を習得するために使用するツールでもあります。

樹木の世界は奥深く、これという正解があるわけではありません。同じ樹種でも地域ごとに差異があったりもします。

とはいえ、実際に現場で樹木のお手入れをする上で、最低限必要な知識というのはあります。

この『樹木ノート』は、その最低限の知識を習得するためのツールです。

今回は、皆さんに、前回の実技で実際に刈込をしていただいた「アベリア」と「エレガンティシマ」の樹木ノートを作成していただきました。

ツールは何でも良いのですが(今は、様々なアプリもありますしね)、実際に自分が手を入れた樹木に関する知識を学ぶのは、インプット効率が高いので、受講生の皆さんには、今後の実技でお手入れした樹木についても知識を習得していただければと思います。


★第6期の講座、今後の体験講座等のご案内は、ガーデナー養成講座Twitterでも告知予定です。

ガーデナー養成講座Twitter


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