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Zoomのバージョンアップで場づくりについて改めて考えた話

Zoomのバージョンアップで、OBSやATEM miniで行っていたような自分とプレゼン資料をあわせて表示できるようになったのですが、すごいと思いながらも、使い方も考えていけるといいなぁと思うのでした。

もともとのZoomの画面共有は、参加者に対して画面を占有するという意味で、場への共通感覚をつくるのにすごく優れていると感じていました。優れている分というか、共有力が強いという側面もあり、集中を強要してしまっているところもあります。でも、初めてとか、関係性が浅い状態において、同じものを同じタイミングで見ている状態をつくりだせるのはオフラインにおいてはむずかしく、オンラインならではの体験というか、場づくりだと考えています。

そこに対して、OBSのような自分のカメラ映像の枠(欄)に共有したいものを写し込んで行うやり方は、他の人のカメラ映像と混ざる感じで表示されるので弱い共有になります。おそらく5名以上が顔出しした状態でこのやり方を選択すると、逆に埋もれてしまう可能性がある。これに対して、参加者側が共有している人のカメラ映像をピン留めしたり、話に必要な人だけがカメラオンにして、カメラオフの人たちは表示されないモードにしておくことで場としてはいい感じになりますが、まず参加者に「見え方」を合わせてもらうというところを大事にしないといけない。つまり、プレゼンを見せたい話し手の操作ではなくて、見る側の操作に依存するということです。下の画像はmmhmmで「自分のカメラ映像」として表示したものを「ビデオの固定」で画面に大きく表示している状態。

スクリーンショット 2020-08-06 1.20.10

ちなみに今回のZoomのバージョンアップは「画面共有」した画面に「自分のカメラ映像」を追加するというものなので、新しい表現の一つだと思います。下の画像がバージョンアップした「バーチャル背景としてのスライド共有」を行ったものです。なので、上に小さく自分のカメラ映像は出たままで、下の画面共有でKeynoteで作ったファイルを「プレゼンモード」で表示している状態。

スクリーンショット 2020-08-06 1.27.17

名称未設定のアートワーク 41

オンラインの場において、発信側の状況はあくまで発信側のものでしかなく、受信側の状況、状態は実は完全にはコントロールできないし、そこは受信側が選ぶ領域でもよいと思います。もちろん、wifi環境や、PCスペックなどにも影響があるので、少なくとも「双方向」のやりとりを考えたオンラインでは、場づくりありきの「機能」となります。これが「配信」ということであれば、事情はまた変わるので、今回のZoomのバージョンアップで配信のスタイルは変わってくるのは面白いと感じました。結果として、OBS、ATEM mini、mmhmmと同じような感覚が(今だとテレビの放送のようなイメージ、ウェビナー的?)作られている感じがしますが、それが「伝える」ということにおいては一歩リードした形だとも思います。

そして、これも個人的な感覚ですが、あまり一つのツールで多くの機能を使おうとするのは怖くて、なるべく分散した方が良いかもしれないとも思うことです。特にZoomはHostによる場の形成がされているので、Host役が機能での負荷で辛くなると場自体が落ちるということもありえます。まだどれくらいの負荷が今回のバージョンアップで変わってくるのかは分かりませんが、HostのPCと、プレゼン使った発表をするPCは分けた方が良いかもしれませんね。現にSpatialChatでのイベントをする場合は、自分は場づくりのPCとファシリテーションを行うPCとに分けてログインしています。

オンラインの「場」の感覚。相手ありきで行うものなので、どのような参加者か、目的はフラットな関係性での対話なのか、講義という形て1対多を想定するか、どこにフォーカスした場になるのか、考えてからツールを使う。もっと言うと、参加者の状態がわかってからイベント中でも使うツールを変更するくらいの準備をしてファシリテートしています。

わー、長文だw

つづく

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