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涼を求めて峠巡り〜大垂水峠、鶴峠、松姫峠、今川峠でお腹いっぱい

 2020年東京オリンピック閉会式予定の日、ソロロングライドに出かけました。

 例年は富士スバルラインのヒルクライムや、筑波サーキットの耐久レースなど参加している時期なので、気持ちがウズウズ。久しぶりにガッツリ走ろうと思ったものの、金曜夜は飲みすぎて、3連休の初日は寝坊してしまいました。
 この暑い中一人で行くのもつまらないなぁと思い、もしかしたら塾長も今日は走ってないかも?と期待してLINEをしたら、この時は雛鶴峠~鶴峠~つるつる温泉、と、鶴のゆりかごから墓場までライド(笑)に。金曜日に連絡しておけば、ご一緒できたのに残念。
 ほかのチームメイトにも「ちょっとロングにいきませんか?」と誘ってみたけど、皆さん「この暑い中無理」、「きみの『ちょっと』がどのくらいか、ログが楽しみ、頑張って」などのお返事で、結局ソロライドとなりました。

ルート決め

 さて、コースを考えていなかったのですが、日曜日は曇り空との天気予報でしたので、峠方面に行ったら涼しいかも、と思いルートを検討。
 みんなはどの辺りを走っているんだろうか?と思い、Stravaをみると、鶴峠を走っている人が何人かいたので、メインを鶴峠に決定。鶴峠は、意外とマイナーな場所かと思っていましたが、最近人気なのかしら?

 朝練仲間のJohnさんが、和田峠~鶴峠~今川峠と攻めてましたので、真似てみようと思いつつも、和田峠はさすがにきついだろうと日和って、大垂水峠からのアプローチにしました。

朝の準備

 早朝スタートのほうが幾分涼しかろう、と、4時半起き。ソロロングだと、休憩を取らないで走ってしまう癖があるので、今回はフロントバッグを装備して、おにぎりとフランスパンとジェル類や塩タブレットなどを準備。また、熱さで途中でバテちゃうかも、と、エマージェンシー輪行袋も用意。
日焼け止めも塗って、首筋の日焼け防止と汗拭き用に首にタオルをひかっけて、、、てなことをドタバタやってたら、スタートが結局5時半に。。。

大タルミ峠

 曇り空で、風もあって比較的涼しいスタート。
 いつものように、井の頭通りから東八道路にでて、日野バイパスへ。走行20㎞毎を目安に、補給をしながら走ります。フランスパンが意外と補給食として便利だと思いました。(おにぎりと違って崩れないw)

 高尾が近づくと、次第とライダーが増えてきましたが、ソロの人が多い感じ。大垂水峠、思いかえすと、高尾側から登るのは昨年のゴールデンウィーク以来でした。昔なら、自己ベスト更新!と意気込んで走ってましたが、最近は「頑張らないで淡々と」登ることを覚えたので、無理はしません。

とはいえ、リズムに乗ってくると、次第に足も回って、大垂水後半は自己ベスト。これもZwift効果でしょうか?

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 7時半、大垂水峠到着。とりあえず記念写真。富士山は拝めず。。。

久しぶりの越県

 さてこの先は相模原市。今回はちょっとだけ越県することになります。
 相模湖のセブンイレブンで補給です。チームライドの方たちが2チーム先客。皆さん速そうでした。
 ソルティライチと氷と即攻元気、あと、ミニアンパンセットを購入。トイレで用を済ませてすぐにスタートしました。

 20号を走りだしたら、先ほどコンビニにいたローディが後ろから追い越して、「ラーセン餃子」のほうに入ってわき道を登っていくのに遭遇。どこに行くんだろう?と興味を持ちながらも、予定通り藤野駅から、棡原藤野線入ります。

 裏和田峠に向かう道との分岐点で立ち止まっていたら、先ほどのローディ―たちが、再度、後ろから追い抜いていきます。

 後で調べてみたら甲州街道の旧道を抜けてきたようです。今まで旧道があることを知らなかったので、今度、散策に行ってみようと思いました。

鶴峠まで

 さて、ここからのコースは、棡原藤野線~上野原丹波山線で鶴峠まで目指します。ここを走るのは2年ぶりぐらい。車の通りも少ないし、アップダウンも多く要所要所に10%を超える勾配があり、ローディの練習コースになっています。

 上野原カントリークラブ手前で、山梨県上野原市に突入します。

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ちなみに、上野原カントリークラブ前などは15%を超える激坂。ここも無理せず、のんびりと進みます。

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 まだ、朝の9時前。景色に癒されつつも、このあたりから天気が晴れてきて、日差しも厳しくなって暑くなってきました。へばらないよう、持参したおにぎりを頬張りながら進みます。

 棡原に出て、上野原丹波山線に入ります。いよいよ鶴峠に向かっていきます。ここから峠までは、約17㎞、鶴川沿いを登っていくのですが、時折川からの風が吹いてきて涼しくて気持ち良かった。。。

 このルートは、山道というより、集落の中を走ってゆく感じで、これはこれでのどかな気分になります。(写真撮り忘れた。。)

途中、若いローディさんたちが、すごい勢いで登っていきますが、追い抜きがてら「こんにちは」と声をかけてくれたのがとてもすがすがしかったです。若いって素晴らしい。

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 西原集落の田和(峠)というところまで登ると、一旦ダウンヒルになります。ここに上ってくる手前、距離は短いですが13%ぐらいの勾配で、そこそこ足が削られます。

 目的の鶴峠までは、あと10㎞弱。緩急あるものの九十九折りの登り基調。途中途中10%超の勾配もあり、鶴峠手前では15%近くの箇所も出てきます。とにかく、登っていると汗が止まらない。首に引っ掛けたタオルで汗をぬぐいながらも、水分補給も欠かさないようにします。

 終わってみると、記憶よりもキツめでしたが、激坂塾の修業と、チームメイトダイちゃんZoo!さんの教えのおかげで、休むこともなく、マイペースで淡々と登りきることが出来ました。

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 鶴峠には10時に到着。このあとは「道の駅こすげ」で昼休憩しようと思ってましたが、ちょっと時間が早いかなと思い、色気を出して松姫峠に足をのばしてみることにします。

調子に乗って松姫峠へ

 松姫峠はトンネルが出来たため、大月側からの登坂ルートが通行止めになっており、小菅側からのみ峠まで通行が可能となってます。峠までは6.5㎞、登山者用にバス停があるものの、一般の車の通行も少なく、勾配もさほどでもなく自転車にとってはとても走りやすい峠道です。見晴らしの良い場所はなかったので、個人的には残念でしたが、杉木立の日陰の中を走るので、涼しく走ることが出来ました。が、すでに脚は売り切れ、あんパンを食べながらのんびりと登りました。

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しかし、峠まで遠かったこと、11時にやっと松姫峠に到着。鶴峠から1時間もかかってしまった!

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 大月側はゲートが閉じられてました。大月側からの登りのほうがきついと聞いていたのですが、廃線になってしまったようで、走れることはなさそうです。

100㎞で2,000m!

 さて、この地点で本日の走行距離100km、獲得標高2,000mに!我ながら頑張ってます。

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 この後、「道の駅こすげ」に向かって引き返します。途中、目の前にシカが現れてびっくり!というか、シカがこちらに気が付いて道路から谷に消えていきました。つい先だって、見た映画「Stand By Me」の、主人公が早朝にシカと出会うシーンを思い出して、一人冒険気分になりました。

 11時半「道の駅こすげ」に到着です。

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 日陰でしばし休憩。ソフトクリームが思いのほか美味しかった。店先に冷たい水が置かれていたので、水分補給もできました。

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 ボトルも空だったので、自販機でポカリを購入。途中途中持参したものや購入したものをちょくちょく食べていたおかげか、お腹は空いていなかったので、昼食はとらず、そのまま今川峠を目指すことに。

激坂系だった今川峠

 この峠、数年前に塾長と初めてのロングライドで丹波山側から登ったことがありましたが、小菅側からは初めて。
3Km程度の短い峠で、急勾配だった記憶もなかったので甘く見ていたのですが、なんと、平均勾配10%、最大勾配20%の激坂系でした(汗)

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12時15分、今川峠に到着。木陰で風が少しあって涼しかったので、写真を撮りながらしばし涼みます。

奥多摩湖を経由

 峠三昧でお腹いっぱい!この後、大菩薩ラインの丹波山まで出たら、あとはひたすら降り基調です。

 ところで、100km超えると何かスイッチが入るのか、脚は売り切れてるのに、次第に脚が回るようになってきます。ブルべの経験上、長距離を走りなれているので、楽に走れるようなフォームになるからではないか?という方もいれば、単に○へだから、という人も(笑)

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 奥多摩湖に向かって走っていると東京都の看板が出てきました。県境で国道411号の通称が、大菩薩ラインから青梅街道になるようです。

 奥多摩湖の「ふれあい館」に冷水器があるのを思い出し立ち給水に寄ってみたら、コロナの影響か、撤去されていました。

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 仕方がないので、古里のセブンイレブンを目指すことにしました。

青梅街道の下りは苦手

 青梅街道の下りは自動車のスピード防止、眠気防止のための凸凹舗装がされているため、ロードバイクでの下りでは息が抜けません。さらに、奥多摩湖からの下りは渋滞でした。流石、連休中日、細い道をバスが通ることもあり、トンネルですれ違うたびに止まります。
 停車したすきに前に出ると、少し渋滞も緩和されていましたが、そのあとも古里の吉野街道との合流地点ではさらに渋滞発生しており、道が狭く自転車も側道を走るのに苦労します。

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 13時40分、古里のセブンイレブンに到着。ここもたくさんの観光客でにぎわっていました。
 氷とコーラと水を購入し、座り込んで、アンパンとコーラを補給をしながら小休憩です。薄雲っているものの、日差しは暑く、この後都心に向かうことを考えるとぐったりします。

 古里から地元までは約60㎞、約3時間の道のりです。降り基調ではあるので、思いのほかペースが上がります。途中、ブルべで走りなれたルートに出ると元気になってきて、さらにスピードも上がります。吉野街道から拝島にでて、いつものコースで帰宅。拝島あたりからは、ひたすら暑さとの闘いでした。

 暑さでヘロヘロになりながらも、地元のショップに到着したのが16時半

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終わってみれば、走行距離211㎞、獲得標高2,668mと、久々にガッツリと走りました。

エピローグ

 峠道は漕ぎ続けるから汗だくになるものの、川沿いや木陰を走ると時折訪れる涼やかな風がとても気持ちよかったですが、さすがに昼間の街を走るのは暑過ぎるので、この時期は、山のふもとまでは輪行往復が良さそうです。

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 ひとりで走るとブルべ以上に休みを取りません。200kmで、立ち寄ったのは、相模湖のセブンイレブン、小菅の道の駅、古里のセブンイレブンだけ。自宅からパンとおにぎりとジェルを持参したのは正解でした。今後のソロライドはお弁当持参にしたいと思いますw

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 帰宅後はお疲れ様ビール。最近お気に入りのIPA。今はエチゴビールがおすすめです。


さて、来週はどこに行こうかな。。。。

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