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昔話17 ピザバイトの話②
普段自分語りする機会ってあまりないと思う。語ったとしても話がバラバラになっちゃったり、聞いてもらえなかったりしますよね。なので興味がある人だけ読んでくれればいいし、長いから飽きちゃうかもしれないけど興味を持ってくれる方のために一生懸命伝えていきます。

昔話16の続きになります。

社会不適合年上

長い間働いていると、当然人の入れ替わりがある。ばっくれていなくなるやつもいれば、新生活でバイトを始めるやつもいる。ピザ屋でも結構入れ替わりがあった。バイトの入れ替わりはたくさんあったけど、店長の入れ替わりは珍しい。

私を採用してくれた店長は東北に飛ばされて、新しい店長がきた。その新しい店長は私がバイトを始める前に社員研修で来ていたらしい。その研修経験があるからという理由でこの店舗の店長になった。

新しい店長は20代半ばで割と若い男性で、ノリも軽くアホな会話もできた。陽気な性格なので誰とでも打ち解けることができていたしコミュニケーションは良好だ。社員研修で来ていたので、何人か知り合いもいて和気藹々とやっていくんだろうなと思っていた。

しかし、配属1ヶ月で和気藹々なんてないと確信した。

彼はとんでもない欠点を負っていた。それはとんでもなく社会不適合ということだ。よって全く仕事ができない。
社会不適合な部分は、まず自己管理ができていない。寝坊は当たり前。寝坊改善のために誰でも起きれる目覚し時計なるものを買ったらしいがそれもダメ。寝坊できないから逆に寝なくなって体調不良。お金の管理もできない。お店を回すこともできなかったな。終いには何でもかんでも感情的になり、怒鳴り散らかす。

私的に一番困っていたことは、なんでも言ってくれという姿勢だった。
店長としての仕事を全うするためにバイトの意見を聞くのは当たり前だ。しかも私はバイトリーダーであったので。と言っても、5,6歳年上のキレ散らかす人に意見を言えるような私はいない。
「俺に問題があるなら正直に言って欲しい。言いたいことを言ってくれ」
って言われたときは困ったし意味がわからなかった。事故管理ができていないことに気付いていないのかな、と疑問に思った。私が言う前に、私の先輩が散々店長に伝えてきたのに改善が見えないのだ。だったら私が言うことでもないだろう。
当時の私が未熟だったので、別に言うことは何もないですよとだけ言った。

私は受験勉強をするためにバイト先を辞めることにした。


その時期と同時に店長はクビになった。呆気なかったな。
社会不適合な歳上が社会不適合を理由にクビになったのだ。

店長は自らの欠点を言って欲しかったのだろう。しかし、言われるような環境作りはできていなかった。言いづらい環境で家なんて無理だろう。
私も言って欲しい人なのでその環境作りはしっかりしたい。
なって思ったよ。


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写真撮っているので見てください
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