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別れる為に出会った仲間なんていないけどでもこのままずっと一緒にいられない居られない気もするんだよ

もう25歳。まだ25歳。
「同じ年と比べて劣っていると思いますか」
教師を目指している彼から質問を受けた。
彼は、大学4年生だった去年、教員採用試験に落ちてしまった。今年は必ず合格すべく、昼間は勉強をしながら、夜はバイトをして生計を立てている。

「教員になれなかった自分をものすごく責めてしまった。当時は鬱っぽくなっていた。何をするにもやる気が出なかった」
現実は厳しい。どれだけ努力しようが上には上がいるし、自分への甘さが出たりするだろう。あの時もっと勉強をしておけばよかったと後悔する時もあるだろう。
「だけどもう一年頑張ってみようかなと思っています。山本さんみたら一年や二年なんて遅れとは思えないし」
彼は、私を見て、一年の遅れなんて小さいものだと感じたらしい。私からしたら嬉しい限りだ。
「試験不合格だった当時は、同級生や友人が皆社会に出ていくのにも関わらず、自分だけが取り残されているような感覚がしていた。友人がバリバリ働いて稼いでいる中、自分はフリーターなんてカッコ悪い。ずっと同じ場所で足踏みをしている感覚。でもそんな感覚は山本さんを見たらちっぽけだったんだなって思いました」
私は、本当に対した人間ではないが、このように誰かの希望になれている事が正直嬉しかった。ありがとう。
「山本さんは自分と同じような感覚になった事あるんですか。同じ年と比べて劣っていると思いますか」

そりゃあったけどね。昔はあったよ。今はないけど。

1番最初に思い出すのは、19歳くらいの頃兄が結婚した時にそれが発動した。今は全く思わないけど。
昔はあったけど今はない。他の人とは生きているステージ、戦っているステージが違うから気にしない。もはや劣っているってなんなんだ。

でも、昔は友人にも思うことはありましたね。
東京の美容室で働いていてインスタのフォロワー2.4万人いる友人とか、アベマtvでキングコング西野さんと共演してた起業家とか、世界何ヵ国も旅してるインスタグラマーとか、大学卒業して二度もオーストラリアに行って農業の修行をしているリンゴ屋の跡取りとか、なんか意外と私の周りにはすごい人いるなと思う。今紹介したのは、小中高の同級生と中高生の頃友人になった人たちだ。この人たちを見て劣っていると思った時もあった。

だけど今は思わない。

ここ半年で友人の結婚式に二回行った。友人は、教師、銀行員、警察官と言った立派な職業についている。そんな中私は大学生、カメラマンと名乗っていた。友人の結婚式なので撮影を頼まれていたから多分みんなは、私をカメラマンとして認識していたと思うが。友人たちは、上司がうるさい、ブラックだよ、教師向いてない、とか言っていた。
職業を聞いて、小中学生の時のように無邪気に話せないのかなとか思っていた。しかし、今の方が無邪気に話せていた。真面目に勉強をして職業についている友人たちを誇りに思う。職業や立ち振る舞いを見て劣っていると思った時もあった。

だけど今は全く思わない。

まず、私には愚痴が一切ない。ブラックとか、上司がうるさいとか全くない。ひとつあるとしたら給料が少ないくらい。でも生きていけるだけは稼げているからあまり問題ではない。愚痴がないと言うことで、友人の前では前向きに見えたのだろうな。「陸は楽しそうでいいな。夢があるっていいな。やりたい事があるっていいな」ってみんな口を揃えて言っていた。

あとは、人それぞれだから周りは気にしない。20歳で結婚する人もいれば25歳で好きと言う感情を理解する人もいる。16歳から働き始めてる人もいれば23歳から働き始める人もいる。世間を見れば人それぞれなんです。
25歳でまだ学生の人もいれば、働いている人もいるよねって言うだけなのだ。

結局は、同級生や友人とはステージが違うから劣っているとか考えない。
だから私は、もう25歳だけど、まだ25歳。って思っている。


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写真撮ってるので見てください
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