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みんな違ってみんないいんだね
たびたび登場してくる彼の話
https://note.com/ganome_riku/n/n47e4cf5af450
↑彼はこちらを参照してください

彼は学校の先生を目指している。今は勉強に励んでいる。ひょんなことから、一緒にカフェで勉強しようということになった。南池袋のお洒落なカフェで、彼は勉強を、私はパソコンカチカチしていた。

そこでふと思ったこと。彼は、正解があることをしていて、私は、正解がないことをしているんだなと。

試験には必ず100点満点の回答が存在している。100点満点を取れば合格で一次試験突破だ。彼は100点満点を取れるように勉強をしている。
しかし、私は、120点を取らなければならない。撮らなければならない。クライアントが満足できる到達点までいくことは当たり前なのだ。「こういうものが欲しい」と言われてそれを上回らなければ2回3回と仕事がくることは難しいだろう。私は、120点を取れるように勉強をしている。

これは偏見なのかな。

彼に、なんで先生になるの?と聞いてみた。
「当時は馬鹿だった。山積みの参考書を解いてやっと普通の大学に通うことができた。そんな苦労はさせたくない」
高校3年生の頃の彼は本当に勉強ができなかったそうだ。しかし、どうしても大学に進学したいという思いと、この苦労を他の人にさせたくない思いがあり、先生を志した。学校の先生になったら、「授業だけで完結するような受験勉強を目指したい」と語っていた。
「あと、生徒指導ですよね。学校の先生が勉強を教えることは当たり前だけど、それは塾の先生でもできること」
勉強以外のことも学ぶ場所が学校である。高校を卒業したら、自分を助けてくれる人はいない。ひとりで夢に向かっていかなければならない。その姿勢や、人間力をつけさせることが学校の先生の役割ということだ。
「何ごともポジティブに捕えられるようになれば、失敗が挫折ではなく経験に変わる。自分が先生になったら、そういう学びを与えたい」と語ってくれた。

なんだ、120点を目指しているじゃないか。
学校の先生は、勉強教えて資料印刷して、決められたことをこなすだけだと思っていた。

偏見だったな。

みんな様々な土俵で、120点、いや、200点、500点を目指している。どこに行っても、何を志していても、決められたレールは常に用意されている。当たり障りない普通の道が用意されている。そこに乗るか乗らないかは自分で決めればいい。

金子みすゞが、みんな違ってみんないいと詠っていたがこういう使い方もできると思ったよ。みんな違う場所で、違う120点を目指している。


noteは、普段考えていることを文字で吐き出す
Instagramは、普段考えていることを形にして表現する

写真撮ってるので見てください
https://www.instagram.com/ganometherapics/?hl=ja

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