様々な事をやってきたっからこそわかった 特性と脳の構造からの効果的な習得のポイントを説明していく。
短期記憶障害を持って生まれてきたものの、私自身それなりの教育環境の家庭で育ってきたと思う。
子供のころは、ピアノやバレエ、習字といった習い事や塾や家庭教師、予備校にも通った。
短期記憶がないと、言葉は言っているそばから忘れて流れていくし、思いついた事も秒で忘れてしまう。
理解力以前の問題で、情報を取り入れていけないので、10代後半になるころには、すっかり「自分は、誰からも何も習得できないんだ」と思うようになっていた。
今考えると、私なりの物事の習得方法を心得ていないまま、習い事にかよっても、ほぼほぼ、時間やお金を無駄にしてしまっていた。
MRIでわかる脳の発育不全と数々の習い事や教育訓練、死ぬ気の受験勉強、数年にもわたる成長できずにいた浪人時代、無駄な苦労努力をしてきた自分だから教えられる事を話したい。
同じ障害を持っている方はこのことを知る事で、労力の無駄を防ぎ、効果的なやり方でもの事を習得したり、苦難の道を回避する事ができるはずだ。
予備校ではわからない所を質問しようとして並んで、順番待ちをしていても何を質問するのかを 忘れてしまったり、どういう聞き方をするのか言葉が出てこなかったりする。
この感覚を講師は当然理解できない。
「なんで理解がなぜこんなに悪いんだ」という態度をとられ、解決できないまま終わる事がとても多かった。
そして、段飛ばしに理解できないのは短期記憶が原因だったりするので、発達障害の特性を持っていない人には、この不便すぎる感覚はわからない。
解決に導いてくれるような具体的アドバイスが与えられる事はほぼないと思う。
子供の頃から、自分がいる社会の事、周りの動き、指示が全くわからず、人に追随して誤魔化していくしかなかったのでとても不安だった。
今回は、様々な事をやってきたっからこそわかった発達障害特有の物事の習得方法(脳の構造からの効果的なやり方のポイント)を超具体的に説明していく。
私が受験勉強や音楽の習い事で抱えた発達障害ならではの困りごとを解決策とともに科目ごとに書いてみた。
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