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今週拝読した本まとめ・ブロックチェーン編(読了時間10分)

古川です。
今週は出張でインドに大半おりました。インドの活気、未発展な設備を見てこれからの可能性にワクワクする一方で日本のこれからを憂う気付きになった1週間でした。あとやはり日本食は最高。うまいものだけを食べていきていくことを決めました。ピザに最近はハマっています。

さて、今週はブロックチェーン編です。中央集権→個人分散型と言う今の社会の流れに乗るような仕組みであり、概要を掴むだけでも、この技術の可能性にワクワクします。一方でオープン化によるプライバシーの問題などは山積みでまだまだこれからだなぁと。

▼アジェンダ
1.テーマの選定理由
2.読んだ本の紹介
3.読んでみて思った事

1.テーマの選定理由

突然ですが、私はずっとお金が欲しいです。困ってはいないのですが、意思決定の際にお金で自分の可能性を狭めたくない、例えば、スーパーとかでドライフルーツ買う時に高いしやめておこうという、あの感覚をなくしたいと思っています。
で、お金を手っ取り早く稼ぐ方法?って調べていると以前ビットコインが爆流行りしたなぁと思い出しました。「あのブームがまた来ると、それに乗るだけである程度稼げそうやん、ほな仕組みを勉強しよう」って感じです。
行動の源泉にお金があるのは恥ずかしい限りですが、そのおかげでこんな素晴らしい技術に出会えたと感謝しています。では本の紹介に移ります。

2.読んだ本の紹介

①『ブロックチェーンという世界革命』

本の概要

ブロックチェーンを科学的な観点から描いた一冊。少し固くて読みづらいので、ブロクッチェーンに対して、理解がある人におすすめです。
なんのためにこの技術が使われているのか、それによって何ができるのかと言う流れで書いてあるので、ブロックチェーンに使われている技術を単一で理解する以上の事を学べました。また頭にも入ってきやすかったです。
個人的に信頼と信用の違いの話はとても面白いし、似ている言葉の微妙なニュアンスに大きな意味の差があるのすごい好きです。

自分的パンチライン

①ブログチェーンの仕組みにおいて大事な事は、台帳であること、改竄できないこと、台帳を共有していることである。
②ビットコインの台帳は、誰もが対等の立場で参加するオープンで民主的なシステムになっている。
③この台帳が唯一ユニークで正しいものであることを証明するために、参加者同士の競争によるプルーフオブワークという仕組みが発明された。

②『60分でわかる!ブロックチェーン最前線』

本の概要

ブッロクチェーンの基本が簡単に書かれてはいるものの、60分で読み終えるのは厳しいなーと。笑
実用化の例や、個人で何ができるのか?などの記載があったのも特徴的で、自分ごととしてブロックチェーンをとらえる事ができるとは思います。
ちなみに著者のブロックチェーン研究会のサイトは一見の価値ありです。

自分的パンチライン

①競争と衆目監視がプルーフオブワークの原理。
②ブロックチェーンには種類があり、パブリック、プライベート、コンソーシアムがある。
③ブロックチェーンには容量の問題と合意形成の問題がある。

③『ブロックチェーンの未来』

本の概要

東大教授の柳川さん、京大教授の岩下さんが共著し、日本総研理事長の翁さんがまとめるという、なんとも豪華な一冊。
5冊中1番社会的にどのような意義があるのか?が具体的に書かれたものだと感じました。導入から分かりやすいので、これ一冊で充分感は正直あります。
学術、実経済、実務的な話が織り混ぜて書かれており、誰が読んでも学びがあると思います。

自分的パンチライン

①ブロックチェーンは中央集権的な組織や国に依存しない取引の実現を目指したものである。
②ビットコインで使われているPoWでは、データの整合性と処理効率のバランスから10分ごとにブロックが生成できるように調整されており、即時性が必要とされる取引には向かない。
③ブロックチェーンの仕組みを正確に利用するためには、周辺アプリケーションの機能開発が重要になる。

④『ネクストブロックチェーン』

本の概要

慶應の教授、ブロックチェーンのベンチャーのCEO、法律家、官僚という4人により書かれた異色な一冊。特に法律家の観点で書かれたものはこれくらいしかなかったので、普及するための法律的なハードルがリアルに書かれていて面白かった。
また、ブロックチェーンを普及させるためにはその過程でエコシステム(生態系)が必要という意見が印象的で、他の書物とは違い、普及させるために何をすべきかが詳しく書かれている一冊。

自分的パンチライン

①ブロックチェーンの発展的な所は分散計算処理に基づき、集権的な管理者を置かず、たくさんのコンピューターに処理を分散させ、分権するようになった所。
②ブロックチェーンにより、データがオープン化され、競争優位性の時代から、比較優位性の時代に戻る可能性がある。
③ブロックチェーンには各層にトークンがあり、a)暗号資産トークン(ものと代替可能)、b)ダップストークン(会社と代替可能)、c)プロトコルコイン(経済圏と代替可能)な3つがある。

⑤『WHY BLOCK CHAIN?』

本の概要

あっちゃんのYOUTUBEチャンネルでも紹介された一冊。とても読みやすく、初心者の方には特におすすめ。
時々、著者がなぜ自分のベンチャーをしているのかなど、私見が入っており、とても人間的な書物で面白かった。
あっちゃんのYOUTUBEチャンネルがとてもわかりやくまとめてくれているの、それを見てから読むのがおすすめです。個人的には流行らない理由などは少し浅いかなーと思いました。

自分的パンチライン

①ビットコイン参加者であるノードには、チェックするだけのライトノードとこのトランザクションをコピーして持ってるフルノードに分かれる。
②ビットコインは9割を上位1%が保持しており、通貨として使用するのは危険である。
③ブロックチェーンが流行らない理由はなぜブロックチェーンを使う必要があるのか?という質問に答えることができないのと既得権益にはばまれるから。

3.読んでみて思ったこと

まず、ブッロクチェーンにめちゃめちゃ可能性を感じました。ビットコインと関連して話される事が多いブロックチェーンですが、全く如何わしい技術ではない事をもっと社会側が認知、理解する必要があるなと思いました。
また、仕組み自体は簡単なのに、使われる単語がややこしすぎるので、理解が進んでいないというのがあると思うので、小学生でもわかるような一冊が出てくればなぁと思います。
個人的にはブロックチェーンの肝は中央集権の脱却と個人分散だと思っています。これって現在の社会の潮流ともすごく合っていて、噛み合わさった時の社会の発展ってすごいんだろうなと想像しムフフとなります。
もう会社とかなくなって、個人で生きていく時代にブロックチェーンを使えば本格的に突入していく未来が見えます。

今週はおかげ様で、ブロックチェーンのような新しい技術で生活が変わっていく楽しみで僕を支えてくれてると痛感できた一週間でした。
こんな新しい技術に触れると事業側でいろいろしてみたいという思いが沸沸と湧き出てきます。。人事楽しくて、今は人事を極めると決めていますが。笑
是非みなさんも読んでみてください!少し知るだけでも世界の見方が変わると思います。

長文読んでいただきありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。

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