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祈る気持ちが妊娠につながるという考え

僕自身は、スピリチュアルな信仰があるわけではありませんが、
世の中にはおよそ説明がつかないということがたくさんあると思っています。

今回は不妊治療に関わる部分で、祈る気持ちが自分の妊娠に繋がるという考え方について紹介したいと思います。

この論文では、体外受精を行う患者を「祈る」「祈らない」の二郡に分けて、二重盲検にて最終的な臨床成績を比較検討したというものです。

論文にはなっているものの、この比較はとてもむずかしいと思います。

結果によれば、

【妊娠率】
祈る群:50%
祈らない群:26%
【着床率】
祈る群:16%
祈らない群:8%

という結果が得られており、一定の有意差を認めています。
対象となっている数が少ないため、今後のさらなる検証が求められます。
多分難しいと思いますけど。

宗教観の違いがあるので、祈りの定義も地域によって異なるとは思いますが、無宗教である日本の場合、祈る、祈らないに加えて、祈ることができるような精神的な状態かということも重要なポイントかもしれないと思うので、僕としては興味があります。

スピリチュアルパワー信仰はありませんので、祈ることにパワーがあるのであれば、祈られる人の妊娠率が上がってないと意味がわからないと感じてしまいますが、人の幸せを願う人に幸せが訪れるのであれば、こんなに幸せなことはないと思います。

心理状態を正常に保つことに意味はあると思いますので、
多くの方が心理支援を積極的に取り入れることがもっとできるようになってほしいと思っています。

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