加藤渓のバンドエッセイ『バンドだって立派な社会』第21回

最近は歯医者に行き虫歯を削り、肩のしこりが痛くなったため病院に行くと手術(非常に軽いものです)となったりと病院にお世話になっている。

この話はまた次回。

そういえば天久聖一が主催する書き出し小説(http://songmu.jp/dailyviewer/daily2.cgi?writer=%E5%A4%A9%E4%B9%85%E8%81%96%E4%B8%80)
がまとまった新しい本『挫折を経て、猫は丸くなった。』が発売された。
書き出し小説とは小説の一番初めっぽい文章だけを考えたもので、深夜ラジオのネタのようで大好きなのだ。私も数回投稿したことがあるが採用されたことはない。

例えばこれまでの作品で面白かったもので、

○メールで始まった恋は最高裁で幕を閉じた。

がある。一行で時間の経過、事柄の重さの緩急、愛憎劇といった色々な要素が含まれていて、想像を膨らませる。まさしく名作だ。

というわけで、自分も久々に書いてみた。どうであろうか?

○妥協出来ない性格が世を偲ぶ仮の姿であるにも関わらず、アイポッドを開発させた。

○いまのガンジーがあるのは「お前の秘めた力を解放すると地球が何個あっても足りない。」と小さな頃から親戚のおじさんに真顔で言われてきた結果だった。

○母の誕生日に来た父の電話は「youtuberになりたい。」と要約できた。

以上。

ちなみに父の電話の話は最近本当に身に起きたことだ。改めて父が怖い存在となる一件だった。

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