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気ままにブックカバーチャレンジ駅伝

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表紙だけじゃない、誰にもバトンは渡さない、7daysで終わらない! これじゃ全然ブックカバーチャレンジにならないけれど、渡されたバトンをもらって一人で走る駅伝開始。
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記事一覧

目からウロコの本day5「2001年宇宙の旅」

ステイホーム期間は、家の中のいろいろな場所をの整理をしました。本の入れ替えもかなりして、…

仲野マリ
3年前

目からウロコの本day4「紋章が語るヨーロッパ史」&「イメージの歴史」

ヨーロッパの歴史を語る上で、図像学というのは欠かせない。ただの裸婦像だと思っていたら、ア…

仲野マリ
3年前
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「目からウロコ」の本day3「ロスチャイルド王国」

南仏を旅行することになった時、ロスチャイルド家の別荘にだけは絶対行きたかった。コート・ダ…

仲野マリ
3年前
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「目からウロコ」の本day2「薔薇の名前」

長い間ストップしていたブックカバーチャレンジ駅伝、再開です。 今回は、ウンベルト・エーコ…

仲野マリ
3年前
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「目からウロコ」の本day1「昭和史発掘」

おはようございます。本日より、テーマを「目からウロコ」の本にしてブックカバーチャレンジを…

仲野マリ
3年前
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閑話休題。「やる夫の徒然草」

前回「枕草子」について書いたので、次のテーマに移る前に、「徒然草」(つれづれぐさ)の名訳…

仲野マリ
3年前
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「忘れ得ぬあの本」day7「桃尻語訳枕草子」

「枕草子」と「源氏物語」。清少納言と紫式部。古文で勉強する平安女流作家の双璧ですが、源氏物語は長編小説ということもあり、また文法的にも主語がほとんど略されているので、「訳す」ように読み進めてもほとんどパズル。与謝野晶子が訳した「与謝野源氏」や、谷崎潤一郎が訳した「谷崎源氏」など、現代語訳になっても全部読み切るのはそれなりに大変です。 では「枕草子」は? こちらは短文エッセイだし、「春はあけぼの」で始まるリズム感の良い文章は、読んでいてわかったような気になる。でも、「わかりそ

「忘れえぬあの本」day6「ぼくは勉強ができない」

最近は、本もネットで買うことが多くなりましたが、それは「買いたい本」が決まっている場合で…

仲野マリ
3年前
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「忘れえぬあの本」day5「からすだんなのおよめとり」

ボロボロになるまで読んだ本、もう一つは「からすだんなのおよめとり」です。これも、新しく買…

仲野マリ
3年前

「忘れえぬあの本」day4「シナの五人きょうだい」

「忘れえぬあの本」をシバリにしての7daysブックカバーチャレンジのday4は、ぼろぼろになるま…

仲野マリ
3年前
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「人生忘れえぬ本」day3「さいごの番長」

「人生忘れえぬあの本」day3は、「さいごの番長」です。いつから読んでいたか、いつ本を購入し…

仲野マリ
3年前
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「人生忘れ得ぬ本」day2「ナルニア国ものがたり」

day2は、「ナルニア国ものがたり」。少年少女時代のバイブル足り得る長編サーガとしては、「ゲ…

仲野マリ
3年前
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「人生忘れ得ぬ本」day1「白いトロイカ」

7daysブックカバーチャレンジ、バトンを渡さず気ままに独り駅伝の次の1巡。テーマは「人生忘…

仲野マリ
3年前
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「好きなアーティストの本」day7驚異の自費出版「山田五十鈴写真集」

音楽評論家で友人の池田卓夫氏から回ってきたブックカバーチャレンジday7。 「私の好きなアーティスト関連」しばりの最後の本は、山田五十鈴の写真集です。私は彼女の生の舞台を一つも観ていません。(映画やテレビはもちろん観ています)が、この写真の中の、淀どのや梅王丸には心底うなった。伝統芸能に浸かれば浸かるほど、彼女のような、芸達者+オーラがあるスターの存在が、いかに重要かを思い知らされます。 またこれが、一ファンの自費出版で作られたことは、奇跡ではないでしょうか。奇跡であり、必