【ゲームレビュー】めざせ!!釣りマスターー魚は釣ったら食うことを考えるべし
ゲーム名:めざせ!!釣りマスター
プラットフォーム:Wii
発売日:2007年3月29日
開発元:株式会社ハドソン(現KONAMI)
めざせ!!釣りマスター (nintendo.co.jp)
日本全国釣りゲーム
【いきもの収録項目数】
全141
動物1 魚123 水7 ハ両1 鳥0 虫9 古生0
釣りゲームは多くある。それこそ、ゲーム機一台につき、一種類は必ずある。だから、どのゲーム機の、どのゲームから釣りを始めるか人によって違うだろう。Wiiを経験した世代は、このゲームから釣りを触った人もいるかもしれない。
このゲームは釣り仙人といわれるおじいちゃんの指導のもと、日本全国各地の魚を釣るというゲームだ。イベントを終えると仙人おじいちゃんからイイネをもらえる。
いきものとしては、100を超える魚が釣れる。その種類は日本国内の釣りゲームだけあって釣りで用いられる用語なども知ることができるし、釣り人ならではの魚の呼び名なども取り上げられているものもある。
しかし、このゲームの特徴的な部分は説明文にある。例えばこれ。
説明文はいきものの概要と由来などの豆知識、そして食べ方で構成されている。そう、二言目には食べ方だ。この仙人のおじいちゃんは、けっこうな食道楽をしていたのかもしれない。様々な魚の説明文に、食べれるかどうか、どういう食べ方がいいか(「しおやきがいい」とか「にてもうまい」とか)を言及してくる。マイナーないきものを食べたとかではなく、どこかの地方で食卓にのぼる魚をとりあげていることも多い。そのため、今まで収録したことがない魚もちらほらと出てくる。
また、エサに関しても「エビ」や「フナムシ」などいきものをエサにしていることが多いため、それも収録している。虫はおおよそエサだ。
また、このゲームにはオリジナルのいきものもいくつか存在する。実在しないいきものは収録しないという、研究所の方針はあるのだが、一つだけ、このゲームで収録した魚がいる。
それがこれ。オオキタサバ。
オリジナルとあるが、その説明文はやけに具体的である。釣り好きな研究員から「もしかするとこれは関サバのことかもしれない」という意見もあり、調べてみた。確かに、大分県のほうで捕れる魚「関サバ」は、刺身のような生食で食べられることが多いといわれている、ブランド魚であった。この説明文にも合っているので、この魚を「関サバかもしれない」という注釈付きで入力することにした。
釣りゲームはどこから入るか人それぞれだ。ゲームでは忘れてしまいやすい、魚を釣って、食べるという当たり前のことを思い出させてくれる。説明文を読むと、なんだか夕飯に魚を食べたくなるだろう。
E(R)
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