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ときに彼女は泣く、怒る、拗ねる。そして美味しい食事で、満面の笑みになる。

海外にいるとちょっとした出来事が、いつもより増幅されて感じられる。だから、ほんの些細なトラブルでも「うあああ」と心が乱れてしまいがちだ。

宿のベッドに寝ていると何かに刺されたのか、あちこち赤くなってかゆい。今までに経験のないかゆさと腫れがこわくて眠れない。海外でおそわれるかゆみは、日本の数倍にも感じられて、正常な判断ができなくなる。心の中が取り乱される。

そんなときには、すぐに彼女にLINEを送る。彼女は時差で眠い時間にも関わらず、こうした緊急事態のときにはすぐに返事をくれる。

でも、つい愚痴をいっぱい言ってしまう。今まで溜まっていた鬱憤をぶつけてしまうのだ。彼女に対しての感情や意見ではなく、ただただ聞いてほしいから。いわゆる甘えである。

「自分に言われても困る」と言いながらも、話を聞いてくれるので、やがてホッとする。海外にいても、隣にはいつも彼女がいる。あんなに絶望的だったのに、気持ちがスッと切り替えられて、新しいことをする意欲が湧く。

そんな彼女はしっかりしているように見られがちだけど、とっても甘えん坊なところもある。強気な部分もあるけれど、とっても弱気な部分もある。

もがいて、くるしんで、泣いている彼女を知っている。飲んで、食べて、笑っている彼女も知っている。だから、人の痛みを深いところで理解でき、寄り添えられるのだろう。

僕は彼女のさまざまな面を知っていることが、大きな誇りだ。そして、年月を経るごとに、まだまだ知られざる一面を垣間見ることができる。そのたびに、もっともっと好きになっていく。

ずっと飽きることのない、彼女の魅力をもっと知りたいから、いつでもそばにいたいと思うのだろう。彼女はまだまだ進化するし、魅力的になっていく。

それでは、一曲お聴きください。忌野清志郎「君が僕を知ってる」です。どうぞ。


15話へ続きます!

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「42歳本厄男が、20代の彼女を追ってグルジアへ。」 やんちゃな彼女を追いかけて渡航し、ついにグルジアに滞在中。美味しいものを食べて、美味しいお酒を飲んで、ぐーたらな日々に想ったことを書いています。物書き。
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