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誰の後継者でも、誰の代役でもなく。 7節 アトレティコvsセビージャ(A) 2022.10.1

代表ウィーク明けはセビージャとのアウェーマッチ。
今季はここまで1勝2分3敗で下位に位置し、CLでも2試合で1分1敗と苦しむセビージャ。浮上のきっかけを掴む事が出来ていない現状である。
セビージャのスカウティングレポートを書きましたので詳細はこちらをぜひ。頑張るので購入してくれたら飛んで喜びます

前回対戦はこちら

先季最終盤の試合。まあ微妙に消化試合のような。

それではまず恒例の代表組の出場時間から。

🇦🇷デ・パウル
9/23 ホンジュラス戦 72分まで
9/27 ジャマイカ戦 72分から

🇦🇷コレア
9/23 ホンジュラス戦 72分から
9/27 ジャマイカ戦 出場なし

🇦🇷モリーナ
9/23 ホンジュラス戦 フル出場
9/27 ジャマイカ戦 79分から

🇧🇷クーニャ
9/23 ガーナ戦 62分から
9/27 チュニジア戦 出場なし

🇧🇪ヴィツェル
9/22 ウェールズ戦 フル出場
9/25 オランダ戦 フル出場

🇧🇪カラスコ
9/22 ウェールズ戦 65分まで
9/25 オランダ戦 46分から

🇫🇷グリーズマン
9/22 オーストリア戦 78分まで
9/25 デンマーク戦 81分まで

🇪🇸コケ
9/24 スイス戦 出場なし
9/27 ポルトガル戦 60分まで

🇪🇸ジョレンテ
9/24 スイス戦 70分から
9/27 ポルトガル戦 出場なし

🇪🇸モラタ
9/24 スイス戦 出場なし
9/27 ポルトガル戦 フル出場 1ゴール

🇵🇹フェリックス
9/24 チェコ戦 出場なし
9/27 スペイン戦 89分から

🇸🇮オブラク
9/24 ノルウェー戦 フル出場 1失点
9/27 スウェーデン戦 フル出場 1失点

南米は親善試合、欧州はネーションズリーグ。ヴィツェル、グリーズマン、オブラクはたくさん出場。モラタはポルトガルとの重要な一戦で決勝ゴールを決めている。アシストしたのは代表デビューとなったアトレティックのニコ・ウィリアムズ。

●スタメン
本日のスタメン。

・アトレティコ
オブラク
モリーナ / サヴィッチ / ヒメネス / ヘイニウド
コケ / ヴィツェル / サウル / ジョレンテ
モラタ / クーニャ

コケがアトレティコ・マドリーの選手として史上最多となる公式戦554試合目の出場という記念すべき試合。おめでとうカピタン。
ヒメネスは9/7のCLポルト戦以来、サヴィッチは8/21の2節ビジャレアル戦以来の復帰。ヴィツェルは中盤。配置は後述。
クーニャは今季初スタメン。
尚、デ・パウルはプライベートの都合で欠場となった。

・セビージャ
ブヌ
カルモナ / ニアンズ / サラス / レキク
グデリ / デラネイ / オリベル / イスコ / ラメラ
ドルベリ

トップはドルベリが初スタメン。
優先順位はよくわからないが、左SBにレキク。中盤はグデリとデラネイ。4-2-3-1で。


●前半
アトレティコは開幕から一貫していた後方3枚ビルドアップではなく、保持・非保持ともに4-1-4-1で配置する。

保持の狙いから。

・アトレティコ保持の狙い

ヴィツェルの前向き
両サイドでの数的優位(特に右サイド)

アトレティコは久しぶりに4バックでビルドアップする。それなりに地上を進む事を狙っていたがリスクは取らず、厳しそうだったらシンプルにサイドの高い位置へ蹴るかモラタの足下を狙った。
ここで約束事になっていたのは、ヴィツェルはCB間に落ちる事はないというところ。それをやるくらいならシンプルに蹴りましょうという優先順位だった。誰かがプラス1を作るのならばコケが右に落ちるパターンが多い。これもあくまでもサイドでの数的優位を作る作業の一環であった。
慣れてないためか両CBから直接ヴィツェルに付けるパスは少なめ。もうちょっと使えた気もするけども。まあ初めてだし。多かったのはサウルが気を利かせて落ちてきてダイレクトのレイオフをヴィツェルに付けて前を向かせる形。

ビルドアップにおけるサウルの仕事はほぼこれに集約されたが、セビージャは落ちていく中盤を捕まえる約束が薄く、効果大だった。幅広く動き回って右からのクロスにも詰める仕事はサウル向きのタスク。


さて崩しの狙いは両サイド。SHとSBに運動量を活かしてコケ&サウルが関わって深い位置を取りに行く。久しぶりに見る形でなんだか懐かしい。
特に意欲的かつ効果的だったのは右サイドで、ジョレンテが水を得た魚のように背後を狙ってランニングした。モリーナもようやく得意な配置でのプレーだったようで内に外に好き放題走り回った。コケの献身的すぎる動きも相まって、こちらのサイドからチャンスメイクを繰り返した。
この配置なら左はカラスコが良かったのだろうが、色々な出場時間の都合などあり不慣れなクーニャが使われた。SBもヘイニウドだったため、こちらから相手を切り崩すような事はできなかったが、それはそれ。この日は右サイドが良かった。

まずコケは中央に留まらず大外まで移動。正直ジョレンテの背後にとりあえず蹴っておけばいいのでここから斜めにロブパスを落とす。往年のガビっぽい。セビージャは前4枚の前向きの矢印にCH以下が付いてこないので、このコケのポジションがちょうどその隙間。

19分にはモリーナがイスコからボール奪取。ジョレンテとの連携で大外侵入してコケがポケットを取る。折り返しにフリーでモラタが待っている形を準備した。
28分、セビージャはボールロスト後の配置が本当に悪い。前4枚は気づいた人がとりあえず戻る、みたいなノリなんだが応援してるチームがこれだったら結構キツいなと思う

なんですかこれ
これでグデリが一生懸命コケを止めに走ってきて、ラメラはふわっと立っていてモリーナに裏を取られている。


セビージャは基本的には4-2-3-1の形そのまま非保持配置。

オリベル・トーレスがアンカーのヴィツェルのところに立ち、イスコは左。
アトレティコはヴィツェルを消されて両SBも牽制されているとなかなか簡単には前進出来ない。正直この程度の圧力に苦戦している場合ではないんだが、まあいいでしょう。


・非保持
アトレティコは非保持も4-1-4-1。

まずモラタが出足良くボールホルダーのCBにプッシュ。IHのコケorサウルがもう片方のCBに真正面から寄せてGKへのバックパス以外の選択肢を消す。縦にパスを刺すタイミングがあるとしたらここのダイレクトパスだけなので、アトレティコの守備はその先を狙う配置。ジョレンテは特に積極的に狙えていた。さすが。
プレスで奪えなかった場合はきっちり撤退する。ヴィツェルをアンカーに置くのでコケとサウルの矢印は前方向。セビージャも重要人物が最終ライン付近まで落ちていくのでここをきっちり捕まえていく。

セビージャは28分に早くも選手交代を使っている。替えたのは左SB。スタメンのレキクはCB兼用の選手で、大外の高い位置を取るよりも最終ライン付近に留まる仕事が得意。じゃあなんで前線がこんなスタメンなんだと言われると困る。知らんけどセビージャは左の高い位置を取る選手がおらず、イスコとオリベルもずるする落ちてくる。落ちないと進めなそうだったし。アトレティコがボール保持で左サイド(アトレティコから見た右サイド)を押してくる事もあり、こっち側をどうにかしないといけないし、イスコは持ち場を離れる事が魅力の選手でもあってボールロスト時全然左SHの位置にいないんだが、ここをコケに好き勝手使われていた事もあり。この28分の交代でレキクをアレックス・テレスに替えた。

この交代とは関係ないが先制点は交代直後の最初のプレー。セビージャの右サイドからのスローインを攫ってサイドチェンジ。ジョレンテがテレスとの1vs1を制してゲット。久しぶりのゴールは20-21シーズンの2021年5月1日、34節エルチェ戦以来。嬉しい先制ゴールとなった。

テレスの投入でイスコとラメラが中央で関わるようになれたんだが、まあアトレティコは先制したし特に問題なかった。セビージャにとっては最悪なタイミングの失点だったね。

・トランジション局面
この日のネガティブトランジションはどちらのチームも緩かった。
要因を雑に用意するとアトレティコは不慣れな配置&ヴィツェルの機動力が微妙だった事、セビージャはそもそも緩い&二度追いの角度が悪くて簡単にすり抜けられた事をあげる。
特にセビージャは再奪回を狙いに行く際にサイドへの逃げ道を消そうと追いかけてど真ん中のヴィツェル、コケに付けられる、という形を連発してくれてとても助かった。いつもこんなだったかな。全試合見たくせにあまり印象がないが。真ん中を消してSBに渡させて寄せるべきだろう。

●前半終了
アトレティコは一点先制して前半を終えた。新しいシステムというか久しぶりのシステムというか、少なくとも今季のこれまでとは違う仕組みでプレーして、リードを持って折り返す事が出来た。ジョレンテとモリーナ、サウルなどは明らかに普段よりもやりやすそうで、怪我から復帰組のヒメネス&サヴィッチのコンビはまずは安定して試合に入った。モラタも1トップ自体に苦手意識はなく、くさびを受けに来る動きもたまに効果的(いつもではないが)であった。相手CBのど真ん中を走る裏抜けは相手最終ラインを押し下げる効果もあり、かなり良いパフォーマンスだった。

セビージャは予想通り低い位置からゆっくり持ち上がろうとした。アトレティコが5-3-2じゃなかったので想定よりも中盤の突破に苦労し、前線の枚数不足につながっていたように思う。押し込む時間さえ作れればドルベリとラメラでどうにかなると思ってたようだがそもそも押し込みに苦労していた。押し込んでもどうにもならないというのがおれの戦前の予想だったが、まあこの際どうでもいいだろう。


●後半
セビージャは開始から2枚替え。
キケ・サラスとデラネイを下げてヘスス・ナバスとラキティッチ。なんだか不思議な配置をしていたがたぶん最終ライン3枚だったんだと思う。中盤はよくわからん。

たぶんこんな感じ

結局プレビュー通り、なりふり構わず大外のハイポジションを取る事を目的としてナバスとテレスをどうにか高い位置に。だからってなんでCBが3枚なのかと言われたらよくわからないが、グデリはCBでも中盤でもなんだか上手い事やってほしい、みたいなオーダーだったのでしょうか。


とりあえずボール保持さえ出来ればどうにかなりそうなセビージャは右サイド、ナバスにボールを入れるところからなんとか攻撃をする。
アトレティコはこの日の配置の弱点がここにあった。ピックアップします。


●ピックアッププレー〜アトレティコ左サイドの守備対応〜
わざわざ最後に書く必要もないかなと思うので突然ピックアッププレー。今日はこの日のアトレティコの左サイドの守備対応についてです。

まず、右SHのジョレンテが最終ラインに吸収されるくらいまで後方守備を意識していた一方、左SHのクーニャは比較的守備ブロックに入りすぎず、カウンターに意識を残した守備対応を行なっていた。クーニャが前に残ってくれないとモラタが孤立するし、低い位置からの繋ぎに苦労しているこの試合では、前線にFWを残せないと突破口を失う事になりかねない。
そしてスカウティング記事で書いた通り、セビージャは"ずっとおれのターン"を作る事が攻撃の目的であり、今季の守備強度相手なら前線に人を残せばどうにかできちゃいそうな脆さがある。なので、クーニャが前線に残ろうとしたのはまずチームとして正解だ。じゃあ、ヘスス・ナバスが厄介な存在になっている左サイドをどうするか。

まず、ジョレンテが最終ラインに吸収されているとはいえ、ヒメネスが大外の対応に出て行っていいよ、という約束にはなっていなかったのがこの試合の特徴。あくまでも4バック。どっちが良いとかではなく、ここまでちゃんと決まり事を確認してこの試合に入っていた事に好感が持てる。まあこのCB2枚なら最後方のバランスでバグが出る事はないが。
ヒメネスが大外のサポートに出てこないため、ヘイニウドは一人で対応しなければならない場面が多く、彼自身がボールにすっ飛んで行くタイプなので2人目が入ってくると割と簡単に背後を狙われた。もう少し我慢は出来ないものか。

先ほどの図でも3人がかりで裏を取りにくる相手に流石に対応しきれず。
サウルがよく助けに行ってはいたが、特に後半はハーフスペースへのやり直しのボールをオリベルが狙ってポジションしていた事もあり、ここを消す仕事からサウルを離したくなかった、などの都合もあり。

サウルはここをケアしたいのであまり大外に付き合いたくない

もう少し良いやり方もあった気もするが、まあ割と付け焼き刃のシステムだったのでこんなもんかと。ちょうどノースロンドンダービーを見たばかりなので、アーセナルが相手だったらやられてただろうなという守り方であった。
アトレティコは選手交代などで対応しなければな、という前に57分、なんとオブラクのゴールキックからモラタ&クーニャのところに蹴っ飛ばしたら簡単に抜け出して2点目を取った。セビージャはチーム全体が前プレを狙っていたところで、これぞクンデ&ジエゴ・カルロスの不在ですという自己紹介しているようなお粗末な対応だった。個人的にはスカウティング通り。


・選手交代のフェーズへ
正直、この日のセビージャにここから2点取られるイメージはなく、2点差ついたところで実質勝負あり。アトレティコはここでグリーズマン&カラスコを投入。
この交代がそもそも左サイドの補強対策にもなっており、たぶん2点目が入る前から計画していた交代だった。カウンター要員がFW+左SH(モラタ+クーニャ)からFW+IH(クーニャ+グリーズマン)に変わった。これで左SH(カラスコ)は低い位置を取る事が出来るようになり、ヘイニウドを助けた。カラスコはナバス相手に余裕を持った1vs1の対応。内側へのパスコースを切って縦勝負を挑む守り方はハラハラしたら普通に止めていた。さすがに対人は意味不明な質の高さ。これでこのサイドの対応はだいぶ楽になった。ヘイニウドも誰かの次(カラスコの次)にボールが出てから対応出来るようになり、メンタル的余裕もあった。ヘイニウド、けっこうタスクが増えると頭がいっぱいいっぱいになっちゃうタイプな気がする。
セビージャはCBのニアンズを下げてFWのエン=ネシリを入れるなどファイヤーフォーメーションへ移行。エン=ネシリの良いヘディングが一つあったが、オブラクが好セーブ。

この交代でセビージャは悲しいくらい前後分断が起こりアトレティコはどフリーのカウンターを連発。これをクーニャとグリーズマンが外し続ける時間。最後はフェリックスが謎スライディングで鬼無駄イエローを頂戴して試合終了。


●試合結果
勝った。アトレティコにとっては9/10のセルタ戦以来、案外久しぶりの勝利。期待通りに勝ち点3を奪った。
幅が広がったとも取れるし、ベストな起用がわからなくなったとも言えるヴィツェル。この日は本人が最も慣れている中盤の底で、近年のアトレティコにはなかった落ち着きを持ってプレーした。

今シーズンの5-3-2の配置は、開幕前から"過密日程を乗り切るための汎用性に寄せた形"である、という指摘をしてきた。結果、8月&9月の第一フェーズでは期待通りの勝ち点をあげる事は出来なかった。
翻ってこの日の4-1-4-1は、これまでの仕組みと単純比較すると人依存の方向へ舵を切っている。ヴィツェルのアンカータスクは他に代替できる選手はいない(ギリギリコケなら)し、この日はクーニャだったが実質左はカラスコに依存する(フェリックスが出来るといいね)。右はモリーナ&ジョレンテが使えない日はジョレンテ&コレア以外の選択肢はなさそうである。いずれにしても過密日程の中でモリーナとジョレンテを常に90分使うわけにはいかない。
この枠組みではヘイニウドにベストなタスクは見当たらず、フェリックスもいまいち使い道がなさそうである。まず8月9月の戦いでは、FWはフェリックスが最優先だった事を考えても、これまでとは違う考えで戦った試合である事がわかる。

この日の仕組みが新しいベーシックとなるのか、選択肢の一つとなるのかは注視していきたい。もちろん今日の11人(左はカラスコ)がスタメンの日にはわざわざ5-3-2に戻る必要もないし、選択肢は多い方がいい。実際CLブルージュ戦で誰を使うのかまったくわからなくなったし、相手チームに考えさせる事にも繋がりそうだ。まあブルージュはどんな相手でもスタメン変えないチームぽいけども。

絶不調のセビージャに復調のきっかけを一切与えなかった試合にはアトレティコらしさがあった。正直ロペテギに引導を渡す試合になったと思う。後半いつまで経っても3点目が入らないもどかしさはあったが、まあいいでしょう。もっと楽できる試合だった気はするが。この日は久しぶりの3ポイントを抱きしめて、ベルギーでの重要な一戦へと向かう。

最後に、2009年のトップチームデビュー以降システム依存の時期にも人依存の時期にも、一切問題にせず554という試合出場を積み上げた我らのカピタンに史上最大のリスペクトを。技術、スピード、パワー、テクニック。どれを取っても彼はチームのトップではないだろう。彼よりも上手い選手や彼よりも強い選手、彼よりも速い選手に囲まれながら、上手い、強い、速い選手に打ちのめされながらラリーガをチャンピオンズリーグを、スペイン代表を生き抜いてきた。
彼が不要だった日は一日としてない。誰よりも勝利を求めて走り回る姿は模範であり続け、いつだっておれにフットボールの学びを与えてくれる。全力でプレーするという事は、何にも勝る武器である。コケのそれはロナウドにだって、メッシにだって立ち向かえるんだ。君は当たり前と思っているかもしれないが、それは立派で圧倒的で、長いフットボールの歴史の中でも稀有な才能なんだぜ。

シメオネのチームを愛している。シメオネのサッカーを愛している。でもあなたがいなければ、こんなにアトレティコ・マドリーを愛する事が出来ただろうか。クラブの伝説となるあなたのプレーを毎週レビュー出来る事が、どれだけの幸せか。
あなたは誰の後継者でもなく、誰の代役でもなく、アトレティコに生まれてシメオネのサッカーと結ばれた。運命なんだ。走り続けるあなたの姿は誰よりも美しく、どんな選手よりも格好いい。アトレティコもコケも、まだ何も終わっちゃいない。特大のタイトルを獲得するまで止まれないよね。


10/1
ラモン・サンチェス・ピスファン
セビージャ 0-2 アトレティコ
【アトレティコ】'29 ジョレンテ '57 モラタ


●ピックアップ選手
ジョレンテ
先季から続いたノーゴールに終止符。相手を翻弄したスピードと連続性はさすがの一言。文句なしのMOM

サウル
得意タスクの中で各所でチームメイトを助けた。プレス回避と縦挙動はさすがの高品質。クオリティが戻ってきている感がある

クーニャ
得意とは言えない左アウトサイドでプレー。非保持は良い勉強になったと思ってほしい。2-0になって以降は惜しいシュートがあったりボールが出てこない場面があったりしたが、別に君に決めてほしいのは3-0の3点目ではない。

モリーナ
前方のジョレンテとのレーン交換とコケのサポート、サヴィッチからの球出しと自分の仕事に集中させてもらえる試合。良いパフォーマンスでようやく自己紹介が出来たと言っていい。マイナスのグラウンダーのボールの質が良かった。

コケ
544試合目の出場、ジョレンテの先制点をアシスト。縦に可動域を広めながらビルドアップでは右大外まで出張しジョレンテとモリーナのスピードを引き出した。いつも通りの勝利貢献。

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