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【健康第一!】負のスパイラルは突然に・・・。

普段から最悪の事態を回避しようと心掛けていても、ちょっとしたきっかけでその心掛けの逆回転は始まる、という話

物騒なタイトルをつけてしまったが、今日は午前中を急遽休むことにし、母の病院に付き添うことになった。

3年前に腰の痛みを訴えはじめ、一向に痛みが軽減されないことから病院で診てもらうと骨粗鬆症による背骨の圧迫骨折がみつかった。

結婚する前、看護師として働いていた母は、健康に人一倍気を使う性格で、生活習慣においても優等生そのものの努力を積み重ねていた。それが、親族の度重なる不幸や心配事が続き精神的に弱ったところで体調を崩し、外出することがむずかしい時期が続いた。

その影響や女性ホルモンの低下なども重なって、徐々に骨が弱くなってしまったようだ。動けなくなると筋肉も一気に減少し、みるみるうちにやせ細っていった。

体調を崩してから1年余りで圧迫骨折、そしてそれから3年は手術を頑なに避け、自助努力とリハビリに通うことで回復を試みていたのだ。

何度か別の病院や、手術も進めたのだが年老いて頑固になり、医療従事者だったこともあり医療のネガティブな裏側も理解している母は、それらのアドバイスを拒み、それでも痛みに耐えながらなんとか生活を送っていた。

幸い父が元気であり、介護のような補助をしてくれていたおかげ何とかなっていたのだが、1週間前に父から「お母さんがギックリ腰になったらしい」との報告をうけた。

私は近所に住む姉に連絡を入れたが、姉も私と同感で「ギックリ腰ではなく、追加の圧迫骨折では?」というのが見解であった。

とりあえず、姉とすぐさま実家に様子を見に行くと、今まで以上に辛そうな表情。今までは一応、母の意向も考慮して遠慮気味にしていたアドバイスをもう一度してみたのだが、相当辛いのか今度はそのアドバイスをすんなりと受け入れ、私が膝の治療でお世話になっている総合病院を受診することとなった。

その初診が今日なのであるが、私は何度も通っているゆえ、病院の勝手がわかっている。待ち時間さえ我慢できないほどの症状なので、少しでもスムーズな受診を、ということで急遽半日休みを取り付き添いをすることにしたのだ。

初診なので痛みを取り除くという治療ではなく、徹底的な検査の日となるだろうが、そこをクリアせねば痛みを取り除く治療には到達しない。私は密かに手術しか方法は残っていないと考えているが、長い介護疲れが出始めている父にとっても手術してしばらく入院してもらった方がいくらかいいだろう。

私がここ数年健康に留意しはじめたきっかけである母の現状。怖くなるのはそれまでの母の生活が誰の目から見ても健康を優先した日常を努めて送っていたことにある。

健康のこともそうであるが、仕事やその他のことにかんしても、先々のことを考え、準備を怠っていなくとも小さな負の要素をきっかけに雪だるま式に状況が悪化するということがある。

それらのことに対してどう捉えて防いでいけばいいかはわからないが、ひとつに最悪の事態を想定した悲観的な視点をもつ、ということがいえるのかもしれない。

私がここ最近始めた準備においても、考えはじめればキリがないとは思うのだが、キリがないほど考えても起こってしまう可能性は十分にある。

両親によって老後の現実を目の当たりにさせてもらっているが、負の要素はできるだけ取り除いておきたいと願う気持ちは年々強くなるのであった。

将来の悲観的な視点から準備をはじめる。想定は考える過ぎるくらいで丁度いい


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