見出し画像

【仕込み】忙しさがおさまったら次の忙しさを作るタイミング

商売において、年間を通して起きる繁忙期や閑散期。それらの時期ではやるべきことをあらかじめ決めておくとムダな時間が発生しない、という話

数日前から少しだけ時間に余裕ができるようになった。

去年末から怒涛の忙しさが続いていたこともあり、正直少しホッとしている。とはいえ、この忙しさの止み間に「やれやれ」と腰を降ろすようなことはない。

先日までの忙しい日々の中で取り組むべき課題が見えてきてしまったこともあり、その課題を解消するべく今のうちに着手するのだ。



最近よく感じるのが、この走りながらの改善作業が一番効率が良い。忙しく働いている時期は課題とそれを解消するアクションプラン程度をメモしておき、忙しさがおさまったらすかさず実行する。

その繰り返しで少しずつ事業内容は改善していき、結果として同じ忙しいながらも、利益が残り生産性の高い状態に近づいていける。



一番キツイのはただ体が忙しいという状態で、そこに利益につながらない作業や活動が加わると数ヵ月休みなしであるにもかかわらず、会社は赤字であったりする。

その内容を知ったときの絶望感といったらない。わたしも何度も経験があるが、忙しすぎて内容を検証するヒマもないこともあり、「忙しいのだからそれなりに利益にはなっているはず」という希望的観測である。



だが、残念ながらキチンと生産性にコミットしなければ利益は残らない。体を酷使して働いたのにお金が残らないどころか赤字なんて悲しい結果になら為にも時間ができたタイミングで現状の何が悪いか?という検証を繰り返すことが重要である。



一気に儲かる体質、という考え方は捨て、できる範囲の中で一番着手しやすい問題を1つずつ解決していこう。

わたしが10年前に最初に着手したのは現状分析だが、そんなむずかしい話ではなく、「何で忙しいのに儲からないのだろうか?」ということひたすら紙に書きだしたのである。



そうした結果、自分でやる必要のない作業がいくつか見つかり、その作業を外注化することでまずは時間を確保することできた。その後、黒字になるまでは長い道のりであったが、忙しい→バグ発見→バグ潰しのサイクルで徐々に商売の内容は好転していった。

そして内容も良くなり、忙しいを継続することが目下の目標となっているが、こうしてできるスポット的な閑散期は休むのではなく、次の忙しさの仕込みをすることで忙しさの持続をはかる。



メモしておいた課題や改善もこのタイミングで取り組んでしまうことで、直近の売上げにはつながらないが中長期的な会社の成長という意味で必要なこと実行する。

結果的に忙しさの質は違うが繁忙期も閑散期も忙しいは続くのである。だがその忙しさは不毛ではない。

時期により作業期と仕込み期とわけて事業を走らせる


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?