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【顧客維持】「定期訪問」されると親近感はグッと増す

商売において、顧客から存在を忘れられないようにするアクションは大事。集客はその後のフォローまでして完結する、という話

今日は自宅の定期検査の日。

家を建てていただいた建設会社が1年おきに実施しているのだが、電話やメールと違い、実際に家を確認しながら対面で会うと親近感は増し、心理的な距離はグッと縮まる。



会う頻度にもよってより心理的なハードルが下がるのはザイオンス効果によるものだが、わたしは2年前の自宅を新築した際に選んだこの建設会社は当たったと思っている。

職業柄、家を建てる際の選択肢が色々あるのを知っているつもりだ。好みやその人の優先する要因にもよるが、建設会社は中規模が狙い目だ。



大手ハウスメーカーは手厚いサービスや対応が受けられるが、生涯にわたってのコストがかなりかかる。

経済的に余裕がある人ならいいが、メンテナンスの際に高額な費用を提案されて困惑しているお客様を見てきた側からすると、かなりの富裕層でなければ維持が難しいと感じる。



その逆で地場の工務店などは、家を建てるコストも安いが家族経営などの小さな会社であるがゆえ、家をメンテナンスする、リフォームするというタイミングで倒産しているか、事業継承できず消滅しているケースが多い。

結果として、中規模の建設会社となるが、あとはホームページや問い合わせの対応、その会社の強みなどを加味して選んでみるといい。



家は生涯でもっとも大きな買い物であり、一般的に何度も経験するものではない。提供する建設会社からすると、最初の新築時をピークに、あとはメンテナンス、リフォームと利益は下がっていく。

LTV(ライフタイムバリュー)を考えると、新築の次に大きな売上げが期待できるのは、リフォームや建て替え、紹介などになると思うが、それには今回のような定期訪問で関係を維持することが重要なのだ。



わたしの中ではこの先、家に関することはこの建設会社一択だし、よほどのことがない限りよそに浮気することはないと思う。

それは仕事ぶりへの信頼もそうだが、定期的に顔を合わせたことによる親近感や好感の部分が大きい。

職種によってこの顧客との関係維持の方法は様々だが、「忘れられない努力」のジャブはかなり効くので、どんな商売でも組み込めないか考えてみるといい。

顧客とどれだけ関係を維持できるかは、顧客の新規獲得と同じくらい重要


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