見出し画像

【10年後】危機感はどうポジティブ変換するべきか?

決定した未来に希望が持てないのなら、蓄えたリソースでピボットするしか方法はない。ぼんやりしているとその泥船と沈んでいく、という話

昨日の投稿のあと、1日中漠然とした不安に包まれた。

「人材不足で施工ができない」

案件自体は利益の十分とれる超大型物件であったが、人が確保できないのであれば物理的に請け負うことができないのもあたりまえ。



わたしは弊社の仕事をお願いしている提携先にかんしても、割と早い時期に同じ理由で仕事が処理できない未来がやってくると思っている。

とはいえ、この人材不足にかんしていえば、わたし一人でどうにかできるものではないし、この先劇的に解消されるようなことを期待するのには無理があるだろう。



そんなことを1日中考えていたせいか、思考がネガティブモードになりかけていた。答えのみえない問題を悶々と考えていれば不安にもなるだろう。

しかし、この不安な気持ちはある意味で危機感であり、大きな問題が解決できるわけではないが、「今が変換期」と肩を叩かれているような気になる。



商売をしていれば、ある一定のリズムで好調不調の波がやってくる。好調の際は走り抜ければいいし、不調の際は改善を試みるヒントが浮き彫りになっているチャンスでもあるわけだ。

実質的に弊社が現在不調の波に飲みこまれているわけではないが、それでも危機感を払拭できないのは、今の状態が長く続くとは到底思えないから。



現在別の理由であがいている会社は目下の課題に取り組めばいいが、それよりももっと先に確実に起こる問題に対しては思いきった変化が必要と思うのだ。

その際にカギとなるのは蓄積した経験値やコミュニティーなどの手持ちの資源、今使えるものを今後どうやって違う形で「価値」として作り直すか。逆に足かせになるのが、昨日も書いたが過去の成功体験と「そうじゃなきゃいけない」などの固定観念である。



古い考えにしがみつくのがどれだけリスクが高いか、だがそう簡単に考え方を変えられないのは誰でも同じ。だからこそ、現状を軸足に今の10%程度からでも新しい取り組みを模索して体を慣らしていくことが重要。

はじめてのことは不安だし怖い。でもすぐに引き返せるような体勢からお試し程度にあれこれ触るのは今後の変革のヒントになると思うのだ。



業種にもよるが、多くの業界の泥船は沈み始めている。悪あがきを今から始めても遅くはないと思いたい。

次のステージに進めるかどうかは、はじめの一歩を踏み出せるかどうか


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?