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#2 きちんと情報を教えてくれるひとはおらんがね〜

4月に人口5万人の地方都市に引っ越してから娘が待機児童になってしまったが、夫が転勤先から1月に各保育園に電話で空きを聞いてはいた。だが、徒歩圏内と、車で10分以内の5つの保育園はすでに満員。

でも、2月に夫がもう一度電話したところ、1園だけ空きがあった。1次募集の辞退者が出ていたのかもしれない。

そこは徒歩圏内だけど、私の記憶の中で、そこの園から出た子は男の子も女の子も、ヤンチャな同級生が多かった気がした。

今となればそこに申し込みして受かってキープして、そのあと実際に見学して考えて嫌だったら辞退、というがベストだった。

けどその電話で夫が「3月でも大丈夫そうでしょうか」と聞いたところ、担当の方が「まだ少し空きはあるので大丈夫ですよ」と言ったとのことだったので、だったら見学してから決めよう、ということで、保留してしまった。

そして、引っ越した3月にはその枠は埋まってしまった……。

その園に、なんで大丈夫ですよ、なんて言ったの?なんて言いに行ったりはないけれど、適当なんだなあ…という印象だった。

そして、保護者の保活のキリキリマイ状態を、電話の担当の方は知らないのかなあ…と思った。

電話で当たった人が悪かっただけかもしれないが、よく言えばおおらかな地域性なのか…。

私は中高生のガリ勉時代に読んだ、ヨルダン人の話を思い出した。ヨルダン人はとても人が良いのだが、道を聞くと知らなくても「あっち」と適当に答える。人が良いから答えないことが悪いと思うらしい。なのでヨルダンに行くと、ヨルダン人に適当に道を教えられ、迷ってしまって寄り道の旅をするのも一興だ、というような文章だった。

今回の件はちょっと違うけれど、これからこのヨルダン人の話を思い出すことが、この地域に暮らしていると多々あったのだった。

私は寄り道なんて、したくないんだ〜

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