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【インタビュー】文化祭実行委員の「すごい」生徒に話を聞いてみた!②

どうも。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
獅子児祭で奔走している、チーフプロデューサー兼チーフディレクター兼部門インターフェース兼モデレーター兼ゼネラルマネージャーのへいすてぃです。

夏も盛りで、獅子児祭もどんどん近づいてまいりました。実行委員もさぞ忙しくなり始めた時期……。というわけで今回は全3回に渡り、是非皆さんに知ってほしい獅子児祭実行委員の「すごい」メンバーを取り上げていきたいと思います。早速ご紹介していきましょう!

※前回に引き続き今回も敬語です。クラスメイトなのでもちろん普段は敬語を使っていないけれどインタビューらしく、ということで(笑)。

第二弾・中山暁陽 なかやまあきひろ(IT部門長)

へ:へいすてぃ
中:中山暁陽

へ:今日はIT部門長で映像クリエイターの中山君に話を聞いていきます。趣味は映像制作ですかね。始めたきっかけは?
中:中三の春から、獅子児祭に向けた映像制作を始めました。それ以前も、中一の時に英語の課題で動画を作ったことはありましたが、その時はiMovie(Appleの提供するビデオ編集ソフト)で作りました。
へ:なるほど。そこから趣味につながった、と。
中:その中三の獅子児祭の際に、YouTubeで編集技術を勉強しました。撮影にもだいぶ凝ってましたね。
へ:あの時はまだ初心者だったと。そんなスタートの時からあのクオリティを作り出せるのは流石ですね。その後の趣味ではどんな映像を?
中:旅行の行き先の風景なんかを撮影して、家帰って編集する、みたいなことを始めました。中三の冬あたりで映像編集ソフトを変えたんですけれど、その時に映像の「カラーを編集する」ことに興味が湧きました。そこからiPhoneやiPadで撮る限界を感じてカメラも買いましたね。カラーの編集って、勉強するのは難しいしキリがないんですよ。
へ:動画のテイスト、雰囲気っていうか、そういったものを自分で演出したいという感じですか。編集しながらリアルが分からなくなることはないんですか?

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中:撮影の時から、どんな色使いをするのか完成形をイメージするようにしているので、問題はないですね。自分で動画の世界観を決定する、ある種の表現なわけで。緑を少し青っぽくするとか、微妙なラインを攻める。最近では、自分は派手に色づけはせずナチュラルさを追及するようにしています。
へ:クリエイターによってカラーのテイストもやっぱり違うんですか?
中:もう全然違います。青っぽくするとか、黒と白のコントラストを強めるとか、そのクリエイターのセンスで変わってきます。
へ:カメラを買ってからはどう変わりました?
中:初めは写真にハマりましたね。写真を通じてカラー編集の感覚をつかみました。

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へ:そろそろ昨年の獅子児祭の話に移りますか。
中:はい。もともと僕が中三のころから見ていた動画クリエイターがいて、その方が横田さん(日屈指のドローンレーサー)とFPVドローンの映像を撮ってたことがあったんですね。それを見たところからドローンに何となく興味を持ち始めて。ただ、最初は申請等の面倒さを感じていて、本気ではなかったです。
へ:もともと興味はあった、と。
中:そんな中で、昨年獅子児祭実行委員として大学生の方と関わる機会があって、その際に「横田さんにDMしてみようか」と相談してみたんです。そしたらやってみるよう促してもらえて。そこで本当に横田さんにTwitterのDMを送りました。
へ:そして、本当に、来てもらえた、と。すごい話ですね(笑)。
中:「やりましょう!」みたいな感じですぐに返信をくださいました。当初、僕は学校の中をかっこよく撮りたい!という思いだけだったので、コンセプトを固めるのが少し大変だったかもしれません。
へ:夏休みにタイトル付けもしましたよね。「仏教の『静』とドローンのアクロバティックさ、すなわち『動』との融合」というコンセプトも固まり、「禅に飛び込む」が始動した、と。
中:絵コンテも、書いたことなかったですけれどその時に挑戦しました。(写真:当時の企画書より)

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 また、先生からの提案もあって、中学生も巻き込んだ別企画にも挑戦することになったんですよ。
へ:それが「ドローン鬼ごっこ」ですか。
中:はい。撮影前から既に意外と大変でしたね(笑)。横田さんを呼んでの撮影を10月に行いました。構図については多少僕からお願いするなどしましたが、校舎の外側からの撮影は完全におまかせしました。
へ:撮影が終わった後の編集は、中山君一人でやったんでしたよね。
中:まず大変だったのはBGMにする楽曲の許可取りですかね。英語でアーティストとやり取りしました。
へ:そして、編集、と。
中:「禅に飛び込む」は映像のつながり、滑らかさを意識しました。「ドローン鬼ごっこ」はテレビのバラエティっぽい編集で。
へ:使い分けたんですね。

中:大変でしたね。動画と動画のつなぎ、音声とのマッチが大変でした。
へ:動画の最初の部分、Siriの再現がうまく効いてますよね
中:最初の2,3秒間に2,3時間かけて作りました。
へ:えぇ、3時間ですか。
中:動画の一番初めの部分って、視聴者を引き付けるために一番重要かな、と。ドローン映像から始まるものはたくさんあるから、あえてそこでSiriの再現を作りました。コンセプトも意識した内容になっています。
へ:流石ですね。そこまでこだわっていたとは。

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へ:昨年の獅子児祭が終わってからは?
中:もう、ドローン一色ですよ(笑)。横田さんを横で見ていたらもう飛ばしたくなってしまい、航空法で自由度が高いFPVドローンに興味を持ちました。
へ:もう止まらなくなった、と。
中:それで、まずは免許を取ることにしましたね。高一の12月に「アマチュア無線4級」を取得しました。オンラインで講座を受講してCBTテストを受験すると取得できます。数千円かかりましたけど。永久の免許です。
へ:それで飛ばせるようになるんですか?
中:免許だけではまだ不十分で、無線局を「開局」しなきゃいけないんです。FPVドローンはゴーグルを見ながら操縦するんですけれど、ドローン本体からゴーグルまで電波飛ばすのに申請が必要なんです。
へ:詳しいですね。
中:詳しくないと電波法違反ですから。詳しくないと、ダメなんですよ。
へ:お金はかかる?
中:開局のための電波使用料や印紙収入を払ったり、さらには保証も取ったりして、飛ばすまでにお金がかかるんすよ(笑)。
へ:ドローンを購入したのはいつ?
中:今年の一月です。ちょっとつけてみましょうか(→写真)。
へ:それにしても、横田さんを見てからドローンも買っちゃうなんて、行動力すごいですね。
中:今年も頑張っていますよ(笑)。

へ:では、現在の話に移りましょう!
中:今はIT部門長で、ホームページ作りもかじりつつ、今年もドローン関連で動いています。大変ですけれど、楽しいのが一番です。
へ:ドローンについて、今年も企画があるんですよね?
中:僕が取り付けたところで、WTWさんという外部の組織の方を学校にお呼びします。というか、校舎をお貸ししてドローンレースを開催していただきます!世田学とWTWさんでそれぞれ動画をアップする予定です!

へ:なるほど。世田谷学園で他にもドローンに携わっている生徒なんかもいるんですか?
中:中学生の後輩でドローンの免許取った子いますよ。
へ:中山君の作った流れが引き継がれていきますね!
中:ちょうど昨日、ドローンの継承を目指して後輩たちを30名ほど集めた講習会をやりました。ドローンショップの方をゲストにお呼びをして、ドローンの制作体験をしまた午後には実際にフライトさせてみました。ただ、最後には墜落して壊れて……。いま修理に出しています。
へ:それは大変ですね。
中:開催してる側としてはとても疲れました。外部の方はとてもやさしく協力的なのでありがたいです。
へ:中山君は外部にどんどん進出していく精神がすごいですね。
中:大人とか外部の人を呼ぶの、面白いと感じています。

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へ:そんな中山君は将来何になるんでしょうね。
中:いろいろコネクションは持てたし将来にはつながりそうかな(笑)。
へ:面白くなりそう。
中:まぁ、乞うご期待ということで!
へ:そうですね。ありがとうございました!

中山暁陽君。ちなみに卓球部部長(笑)。

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昨年のドローンプロジェクトに関する詳細はこちら!

禅に飛び込む

ドローン鬼ごっこ

WTWさんとのコラボ

へいすてぃ(論説委員・高校2年)

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