新人ブログ23-1

新人ブログ【第23回】 就職活動のありがちな質問

こんにちは。2018年入社の新人Nです。

今回のブログでは、主に出版社の就職活動に関する、ありがちな質問について、新人社員1~3年目社員の体験談をもとにお答えします。

【出版業界を知るために使えるコンテンツは?】

◆3年目Oさんのオススメ

Oさん自身は、出版業界を調べるときにインターネットを活用したそうです。

他にも、ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ)を観て出版社の仕事を知ったとのことです。

他のオススメは、『法律相談入門』(中村真)、『裁判官!当職そこが知りたかったのです。-民事訴訟がはかどる本』(岡口基一、中村真)の巻末漫画。

担当編集者Iさんと先生の本づくりの過程を知ることができます。

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△あとがきが漫画でかかれています

◆2年目Nのオススメ

就活生のときには、就職情報サイトや出版社のホームページから情報を得ました。

ちなみに会社に入ってから知ったのですが、『マスコミ就職読本』(創出版)には学陽書房をはじめ色々な出版社の情報が掲載されています。ぱらりと読んでみるのもよいかもしれません。

◆1年目Kさんのオススメ

Kさんは出版業界の未来を知るために、

『ユリイカ』2019年6月臨時増刊号「書店の未来」
『現代思想』2018年3月号「物流スタディーズ」

を活用したそうです。

他にも、漫画『重版未定』(川崎昌平、河出書房新社)は、出版業界の用語解説も満載で、皮肉を楽しみつつも勉強になったのだとか。こちらの漫画はweb掲載もあります(http://dotplace.jp/articles_list)。

さらに、小説で楽しみながら出版社の雰囲気を知るには、『舟を編む』(三浦しおん、光文社)がオススメとのことです。

【就職活動の「お祈り」で心が折れたときの立ち直り方は?】

◆3年目Oさんの立ち直り方

就職活動は「運と縁」であり、ご縁がなかった所には、そこに行っても合わなかった、と思うことにしていたそうです。就職できなくても資格をとるなど他の道もあると考えていたのだとか。

◆2年目Nの立ち直り方

落ち込む暇がないくらいに学校関係の用事を詰め込みました。就活がダメで学業もダメならダメダメ人間になってしまう……と思って自分に逃げ道をつくっていました。

◆1年目Kさんの立ち直り方

走って気を晴らしたり、「今日よかったことノート」をつくって小さな幸せを集めたりしていたそうです。

また本からも元気をもらっていたとのことで、オススメは、
『野心のすすめ』(林真理子、講談社現代新書)、
『諦める力』(為末大、プレジデント社)だそうです。

【就職活動中の息抜き方法は?】

◆3年目Oさんの息抜き

就職活動のために関西から東京に出ていたので、観光を楽しんだり、移動中に趣味の読書をしたりしていたそうです。Oさん曰く、「趣味は我慢しないで続けた方がいいよ」とのこと。

◆2年目Nの息抜き

学校で友人とおしゃべりして元気をもらいました。ときには圧迫面接や珍質問などの面接ネタで盛り上がり、鬱憤を発散することも。笑

◆1年目Kさんの息抜き

おやつを食べたり、美術館に行ったりしたとのことでした。美術館めぐりが趣味のKさんらしい息抜き方法です。

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※イメージ

【出版社の志望動機はどのように考えるとよい?】

◆3年目Oさんの志望理由の考え方

学校で法律系のことを学んでいる中で、弁護士の先生など、現場の人の役に立ちたいと思うように。学陽書房は実務書(現場の仕事で使える本)を出しているので、それが可能だと感じたそうです。

◆2年目Nの志望理由の考え方

本を通じた情報提供で、人や社会をどのようにしたいのか、ということを考えました。出版社を受けるときには、その会社が出している本が、誰に向けて何ができる本なのか、よく調べるようにしていました。

◆1年目Kさんの志望理由の考え方

就活生だったころ、「本が好き」以外の理由を考えるのに困ったとのことで、出版社で働いていた友人に相談したときに、下記のようなアドバイスが参考になったのだそうです。

“「本が好き」は置いておいて、どうして本作りに関わりたいか、なぜ読者として本に関わるのでは不十分なのか、そしてどういう職種で何をしたいのか考える”

学陽書房の応募書類締切は来週末。提出がまだの人は参考にしてみてください(^-^)

さて、今年度の新人ブログは次回で最後となります。有終の美を飾るブログを書けるよう頑張りますので、次回もよろしくお願いします!

(2019.06.21)