蒲田健の収録後記:矢口史靖さん

問1 ある日突然、電気で動くもの全てが使えなくなったら、

   あなたはどうしますか?

問2 現象から3日後、状況は変わりません。あなたはどうしますか?

問3 現象から1週間後、・・・

問4 現象から1か月後、・・・


矢口史靖監督の最新映画「サバイバルファミリー」

ハートフルコメディの名手が手掛けたディザスタームービー。

要所要所に笑いは散りばめてあるものの、起こっていることの本質は

笑い事ではない。


家族ですら、表面上は関わりあわなくても何となく生きていける現代日本。

だが“電気が使えない”、この一点だけで否応なく支えあわなければ

死活問題に発展してしまう。

かくも脆弱な前提の上に成り立っている現代の日常生活なのだ。


しかしちょっと立ち止まって考えてみよう。電球が実用化されたのは

たかだか130年ほど前の話。つまりそれ以前の時代の人々は電気なしで

人間の営みを普通にしていたはずなのだ。


飛躍的にテクノロジーが進化している現代。我々自身の生き抜く力も

同様に進化していると、果たしていえるのだろうか?


“万物の 霊長ですと 言ってても

      いざというとき 生き残れます?”


P.S.様々なサバイバルノウハウが劇中で紹介されています。

かなり実用的な映画でもあります。ただ平時はあまり真似をしないほうが

良いと思います。


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