
それメンタルの問題だけじゃないです!
スポーツの世界では、「結果が出ないのはメンタルのせい」と考える人が少なくありません。確かに、心技体という言葉が示すように、メンタルは重要な要素の一つです。しかし、メンタルだけに問題があるわけではないケースも多くあります。むしろ、メンタル・スキル・フィジカルの3つの要素はお互いに密接に影響し合っていると考えるべきだと思います。
「メンタルのせいにしすぎていないか?」
例えば、選手がこう言ったとします。
・「実力不足で上手くいきません」
・「練習をサボりがちで…」
一見すると、これらはメンタルの問題に聞こえるかもしれません。しかし、実際にはスキル不足や練習量の確保が課題である可能性があります。
例えば、スキルを伸ばすことで自信をつけたり、練習時間を増やすことで不安を軽減したりと、他の要素を改善することで状況が好転するケースも少なくありません。
メンタルは目に見えないからこそ誤解されやすい
メンタルの問題は、数値化しにくく、変化が目に見えて分かりづらいものです。その為、
「パフォーマンスが上がらないのはメンタルのせいだ…」
と結論づけてしまうのは簡単です。
しかし、本当にそうでしょうか???
現実には、スキル不足、フィジカル不足、練習不足、身体のケア不足といった要素がパフォーマンスに大きな影響を与えていることも多いのです。これらの要素を見過ごして、全てをメンタルのせいにするのは正しいアプローチとは言えないと思います。
自分に足りないものを正しく見つめる
重要なのは、現状をしっかりと適切に見直し、自分に足りないものを認めることです。これは簡単なことではありません。時には、スキル不足や練習不足を直視することは辛いかもしれません。しかし、これを認めることで、はじめて改善に向けた一歩を踏み出すことができます。
例えば、技術不足であればスキル練習に時間を割き、体力不足であればフィジカルを鍛えること。これらの行動を起こす際には、もちろんメンタルの強さが必要です。だからこそ、自分に素直になるというメンタルの在り方を大切にしてほしいと思います。
「現状を見直す力」が成長の鍵
パフォーマンスが伸び悩む時、最初に考えるべきは、「本当にメンタルだけが原因なのか?」ということです。そして、スキル・フィジカル・練習量・ケアといった他の要素に目を向け、自分の課題を具体的に把握することが大切です。
全てをメンタルのせいにするのは簡単です。しかし、自分に足りないものをしっかりと認め、改善に向けて動き出せた時、真の成長が始まります。メンタルの問題に向き合うだけでなく、スキルやフィジカルの課題も冷静に捉える力を養いましょう。
自分を正しく見つめる勇気を持つこと。それがメンタルを含む心技体をバランスよく成長させる第一歩となるはずです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。少しでも参考になれば幸いです。
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笑顔で、最高のパフォーマンスを!
では次回もお楽しみに👋
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