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モリで刺すようにググり、網を張るように雑誌を読む

  今週から勤務先でリモート研修が始まり、潜在的に意識が高くなっています。本日もこじらせているので、しばしお付き合いください。昨日までの意識高い系をこじらせた記事はこちらになります。  

  ぼくらが暮らしている令和の世は、ネットの情報であふれています。平成の後半にもその風潮はありましたが、その勢いは加速度的に増しています。そんな情報飽和期にいるわけですから、端から端までの情報すべてにまともに対処していたらキリがありません。

  そんなことたいていの人にはわかり切っているでしょう。それでも、ネットコンテンツは僕らの目を引くようにできているので、ダメとはわかっていてもついつい見てしまいますし、オンライン〇〇が爆発的に増えたここ数ヶ月では、そもそもネットにふれざるを得ない機会も一層増えたかもしれません。
  だからこそ、そんな時代を生きるぼくら、これからその世界に飛び込む今の子どもたちは、ネットの情報との向き合い方をよく考えるべきではないかと。

  何かしらの物事を調べるにあたって、インターネットで検索するというのは現代では当たり前になってきましたね。とはいえ、インターネットだけで情報収集するというだけでは、事実のみが残り、考える余地が与えられないのです。

  「調べるんだから考える余地とかいらんやろ」とか思うかもしれませんが、それは甘いのですよ。これまでの情報収集だと、本で検索したり人に聞くということが主流だったそうです(ぼくはその時代を生きてない)。そうなると、本を一冊読んだとしても答えが得られるかはわからないし、人に聞いたらなおさら答えを得られる保証がありません。

  不便といえば不便なのですが、そうすることで仮説思考が養われるのです。「こういう本のタイトルなら書かれているのでは?」「おそらく章の構成からしてこの辺りだろう」と頭を働かせるのです。ネット社会だとそのような思考のチャンスはあまり巡ってきません。

  「どんなワードで検索したらよりヒットするか」と考えることもあるかと思いますが、そもそも情報に容易にアクセスできるようになったことで情報を手に入れる上で考える必要がなくなったのです。

  しかし、ネットがここまで広まった世の中でネットを使わずに情報を収集するというのはなかなか難しいと思います。そこで役に立つのが、雑誌を見るということなのです。

  雑誌というのは、その人にとってダイレクトな知識だけではなく、その周辺を多く拾えます。ビジネスの雑誌なら、ITやファイナンスの話はもちろん、時にはエンタメやJKのトレンドなんかもでます。彼らをターゲットにした際のビジネス戦略を練るには決して無視できないですからね。

  日常で気になった些細なことを調べるには、スマホでシュシュっとするくらいで問題ないでしょう。しかし、一問一答では済まないような問いや、想像力を問われるアイデアを生み出すには、ネットを参考にするのは最適とはいえません。

  スマホやインターネットという便利な道具のある時代に生まれましたが、だからといって他の媒体が劣っているというわけではありません。逆にスマホを使うなというつもりも全くありません。あくまでも、スマホやネットは選択すべき手段のひとつなのです。

  雑誌をあまり読まない人はこれを機会に雑誌を手にとってみてはいかがでしょうか。紙でなくとも、ぼくはdマガジンをつかって毎月数冊読み漁っています。ご参考までに。

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