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ドクターショッピング、でもついに見つけた!【てんかん奮闘記⑧】

さて、あとはどこを頼ったらいいのだろう…

総合病院の治療はもうだめなのか。薬も増えた。副作用も結構ある。相変わらず発作は毎日。もう手を尽くした気がしていました。

ある日、健康診断の結果をもとに内科の主治医を訪れました。

そして、私のてんかんの症状も伝え、悩みをたくさん話しました。
医師「…そうですか。やはりてんかんの可能性は高いですよね。」
「これからの手立てとして・・・」
①「まず別の精神科に言ってみよう」
②「別の病院の神経内科を受けよう」
③「大きい病院がある。てんかんセンターだ。ここで見てもらうのはどう?」

さすがプロ医師、と言ったところでしょうか。なんと3つも提案をしてくれました。

ドクターショッピングという言葉をご存じですか?
主治医の診断に納得がいかず、次々と他の病院を渡り歩くことを言います。

「セカンドオピニオン」と何が違うの?と思う人もいるかもしれません。
セカンドオピニオンは主治医の元で治療が行われるものです。
それに対し、ドクターショッピングは、主治医が次々と変わっていくのです。

気がつけばこんな状態になってしまいました。
でもやるしかない!と決断できました。

まずは①の精神科のクリニック。

「総合病院でこのような結果なら、ウチでは何もできません」
「〇〇病院を紹介します」

何もできませんというのは残念な言葉だったが、少し大きい病院を紹介してくれました。

後日、その病院に行ってみると、
「結局、ちょっとした違和感も脳の興奮だと思います。だからてんかん発作の一部だと思いますよ。」
「脳の興奮をおさえること、つまりてんかんの治療ですよね。」

内心、「おおお!」とちょっとすっきりしたような感じでした。性格だとか個性だとか否定されてきましたからね。進展でした。
しかし、そのあとは「私は専門外なので…」で終わった。残念。

②となりの市の総合病院。

「こちらとしては、最初から検査をすることもできるのですが、同じような結果になると思います。」
「神経内科の医師は、てんかんだけでなく脳卒中や認知症など様々な病気の診察をするところなのです。」
「やはり、このような場合は専門医に見てもらうのがいいですよ。」

(おっと!専門医ってことはてんかんセンターじゃないか!)

提案③と全く同じ。行くしかない!!

遠く離れたてんかんセンターに向かうのであった・・・

(続く)


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